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エディターレビュー

内容紹介
「めんどうくさいけど、いとおしい。」
「いろいろあるけど、一緒にいたい。」

“決して離れない”1組の夫婦の10年を描いた、珠玉のラブストーリー

★第32回山路ふみ子映画賞受賞
★報知映画賞 最優秀監督賞受賞
★第32回日本アカデミー賞主演女優賞受賞(木村多江)
※2008年12月20日現在

◇世界中が待ち望んだ、橋口監督最新作
前作『ハッシュ!』(02)でカンヌ国際映画祭ほか、数々の映画賞受賞で話題となった橋口亮輔監督。
最新作は、1990年代初頭から21世紀にかけて実際に起きた様々な社会的事件を背景に盛り込みながら、一組の夫婦の時の流れを丁寧に紡いだ物語。
ささやかだけどいとおしい“夫婦の映画”の傑作が誕生した。

◇主演は木村多江×リリー・フランキー
几帳面であるがゆえに、少しずつ心を病んでいく妻・翔子を演じるのは木村多江。ひょうひょうと生きる法廷画家の夫・カナオ役に、本格的な映画主演に挑むリリー・フランキー。
時に寄り添い、時にぶつかり合う二人の姿は、観る人の心を大きく揺さぶる。

◇社会を反映した物語を彩る個性派キャストたち
夫婦の再生のドラマを描き出す一方で、その社会背景にも迫る本作。法廷シーンには加瀬亮、田辺誠一、光石研らが出演するほか、倍賞美津子、柄本明らのベテランや、
寺島進、八嶋智人ら個性派俳優が脇を固めている。

<商品内容>
※2枚組(本編+特典ディスク1枚)
※アウターケース付き
【本編Disc】 140分
○音声
・ オーディオコメンタリー(監督×リリー・フランキー×木村多江・ 視覚障害者対応日本語音声ガイド
○字幕
・ 聴覚障害者対応日本語字幕・ 英語字幕
○特典
特報/予告編/TVスポット/『ハッシュ!』予告編
【特典Disc】
○『ぐるりのこと。』メイキング
○『ぐるりのこと。』未公開映像集
○Akeboshi×映画『ぐるりのこと。』
【封入特典】
○豪華ブックレット(約80P)

<スタッフ>
●原作・脚本・編集・監督:橋口亮輔(『ハッシュ!』、『二十歳の微熱』)
●キャスト:木村多江、リリー・フランキー、倍賞美津子、寺島 進、安藤玉恵、八嶋智人、寺田農、柄本明 他
●制作:シグロ
●配給:ビターズ・エンド
●製作:シグロ/ビターズ・エンド/衛星劇場/アミューズソフトエンタテインメント/博報堂DYメディアパートナーズ
(C)2008 「ぐるりのこと」プロデューサーズ

※仕様・内容は変更する場合があります。

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『ハッシュ!』の橋口亮輔監督によるラブストーリー。90年代のさまざまな社会的事件を背景に、困難に直面しても離れずに生きていく夫婦の10年の軌跡を描く。映画初主演の木村多江とリリー・フランキーが共演。

内容(「Oricon」データベースより)
1990年代初頭から21世紀にかけ実際に起こった様々な社会的事件を背景に、一組の夫婦の10年を描いたラブストーリー。木村多江、リリー・フランキーほか出演。


カスタマーレビュー

お嫁に行く際は、こっそり持っていきます5

と、見終わった後にコッソリ決意した作品。

>「めんどうくさいけど、いとおしい。」
>「いろいろあるけど、一緒にいたい。」

10年間かけて少しづつ・少しずつつくられていく、1組の夫婦の日常。

・あたりちらしたり、ゆずれなかったり、ぶつけあったり全部傷つけたくなる時
・よくない事が連鎖して、崩れていく人間関係と自分自身

…など、生きてきた上で誰もが経験してきた、人間関係のわずらわしさや苦しさ、痛みが
とってもリアルに、描かれています。

しかし、誰かといたからこその喜びや救いも、きちんとあります。
幸せと、そうでない部分の割合が絶妙。

誰かと家族をつくるとき、このお話がそばにいれば
諦めることなく、最後まで夫婦でいられる気がする。
 
誰かと生きていく喜びを、ずっと大切に思っていられる何かを
かたちにした映画ではないかと。


それにしても、リリーさんの包容力はものすごい!

いつまでも心に残る一本5
陳腐な感想ですが、ものすごく感動しました。
「これは実際にいた夫婦の話なの?」と思うくらいに、自然でリアル演じ方をするキャストがそれを加速させます。

特別なことは描いていない、だけど人物の周りに起こることと、それによって揺れ動く感情を丁寧に、丁寧に表現しているところが、今までにないものでした。

ざらにある愛とか恋の映画とは一線を画す作品です。


あなたの近くの、一番いとおしい人と見てほしいと思います。

深く胸に刻まれる5
一組の夫婦の再生の物語であるわけですが、夫が法廷画家(テレビや新聞で使う被告人の表情や法定内をスケッチした画を描く)の仕事を得るという設定が非常に独創的で上手いですよね。
法廷のシーンは、その緊張感が伝わってくるほどリアル。小学校乱入の無差別殺人鬼、娘の同級生を殺害した母親、オウムサリン事件など。バブル崩壊後の日本の社会構造の変化とともに、犯罪の変化、その頃の「社会」を感じさせるし、その社会との夫婦の遠近感が面白い。
 
リリー・フランキーの素人演技ぶり、というか演技以前の素の部分が妙味になっているし、対する木村多江の熱演とのバランスもいい。また、橋口亮輔監督の演出には、派手な見せ場はないけれど、微妙な感情の機微をリアルに伝える上手さがありますよね。短いショットもあるけれど、ここぞというところでは、画面固定の長廻しで役者の演技に任せる。

特筆すべきはは、キャストの多彩さ。この監督が俳優たちに、好かれ、敬愛されている証拠でしょう。少女殺害し人肉を食べた猟奇犯の加瀬亮、無差別殺人鬼の新井浩文の犯人役から、片岡礼子、田辺誠一、光石研、柄本明、矢嶋智人、木村祐一、寺田農、斉藤洋介、温水洋一、倍賞美津子、寺島進といった脇役の多彩さも凄いですよね。
特に、妻の兄(寺島進)である不動産屋一家の生活や、実母(倍賞美津子)のエピソードなんかも、よく作り込まれていて、バブル期からダメになっていく兄の商売やら、実母と実父の葛藤など幕間劇として面白かったです。

重いテーマながら、ユーモア溢れるシーンも織り込まれ、深く胸に刻まれる映画です。


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