こんにちは。アクセスバーズファシリテーターでロックが大好きな岩崎です 笑
今日は6月9日、ロックの日ってことで例外的なテーマで僕に影響を与えたロックの名盤10枚を紹介します!
ちょっと、うっとおしいかもしれないけど、今まで書いたブログの中で一番の力作です 笑
良かったらご覧ください。
「Music From Big Pink」The Band
ロビーロバートソン率いるザ・バンドの一枚。
昨年はザ・バンドをテーマにした「かつて僕らは兄弟だった」という映画(スコセッシ監修)が公開され、久しぶりに聴き直してやっぱいいなぁ〜って感じです。
60年代後半はポピュラーミュージックシーンに色んな音楽の流れがあったと思います。
白人サイドはブルーズ・ロックが発展してどんどんロックがアートな存在にになって行ったり、黒人系だと人種差別に対する民権運動が激しくなってファンクやソウルなど黒人のアイデンティティを強調する音楽がどんどん注目されて、、。
そんな中で、ちょっとイナたいレイドバックサウンドも注目される流れの一つになってたと思いますが、その走りがこのアルバムだと思います。
当時産まれてもなかった僕がなんの話を、、?って感じだけど。
よくよく考えたら、当時のビートルズもエリック・クラプトンもみんなこのアルバムに影響されていた、、。
「Electoric Lady Land」Jimi Hendrix Experience
ヘンドリックスのエクスペリエンス時代の作品で一番好きなのがこのアルバム。
ロックのアーティストとして認識されてると思いますが、ソウルやファンクなどアフリカンアメリカンならではの引き出しがさりげなく出てくるところが堪らない。
ギタリストとしてのみならずプロデューサー、アレンジャーとしてのジミの才能が輝く奇跡的な一枚だと思います。
個人的にはS・ウィンウッドとの激しい応報が秀逸なVoodoo Chileのライヴテイクがお気に入りです。
「Live At Fillmore East」The Allman Brothers Band
ヘンドリックスと並んで、ブルース・ロックギタリストで大好きなデュアン・オールマンの名演が散りばめられた一枚。
もう一曲目のステイツ・ボロ・ブルースからノックダウンです!
バンドのグルーヴも、デュアンとディッキーベッツのリードギターも最高すぎる。
定番のブルースナンバー、ストーミーマンデーはもちろん後半のエリザベスリードの記憶とかホットランタの激しい応報が心を揺さぶるジャムバンドならではのパフォーマンスも聴きどころです。
アラバマのフェイムスタジオで様々なミュージシャン、特にA・フランクリン、W・ピケットなど黒人系、とセッションを重ねたデュアンの黒いフィーリングが漂うギターサウンドは当時の白人系ブルース・ロックギタリストの中で飛び抜けた存在でした。
「Live At The Fillmore」Derek And The Dominos
数多い伝説のロックミュージシャンの中でもエリック・クラプトンは今でも健在。
あれだけドラッグ、アルコールに溺れたり数々のスキャンダルに巻き込まれながら今でも存命で、活動していることが奇跡的に感じますが 笑
クラプトンの数々のドラマチックなキャリアの中でも、特にヘンドリックスの死やパティ・ボイドとの恋愛が絡んだ複雑な時期に結成されたデレク・アンド・ドミノス時代のギタープレイは狂気を感じるものがあります。
スタジオ盤レコーディングで参加していたデュアン・オールマンもこのアンサンブルにいたら、、という叶わぬ気持ちはいつも付きまといますが、、。
アメリカンルーツミュージックをリスペクトしたバンドの強烈なグルーヴと共にクラプトンの織りなすフェンダーストラトキャスターのトーンが堪らないライヴアルバム。
「Led Zeppelin Ⅱ」Led Zeppelin
このアルバムもめちゃ聴いた。
初めて聴いた中学生の頃は理解してなかったけど、今思うとハウリンウルフなど彼らが影響を受けたアメリカのブルーズをイギリスの若者たちが深く理解して強烈な音の塊を聴かせてくれます。
四人のメンバー誰が欠けてもこの音は創れない、、そんなバンドサウンドを教えてくれます。
ハートブレイカーのギターソロは今でも個人的に大好きなギターソロのベスト10にランクインしています。
ちなみにジミー・ペイジはギブソン・レスポールを弾いているイメージが強いけれど前作のデビューアルバムのレコーディングはフェンダーテレキャスターを主に使用しレスポールの音が登場するのは本作からと言われている。
「Jeff Beck Group」(通称オレンジアルバム)Jeff Beck Group
ジェフベック以外のメンバーを新たに組み直し、コンセプトも改めて再構築された第二期ジェフベックグループの金文字塔!
イギリスの凶暴なロックの個性とセクシーなアメリカのブラックミュージックのムードが上手くコラボレーションした、、そんな印象の唯一無二な一枚。
これぞロックの醍醐味!と言わんばかりの激しさが売りのベックのギターとコージーパウエルのドラム、繊細さと知性が光るマックスミドルトンのキーボード、そして本場の黒人バンドで鍛えられアメリカンンルーツミュージックを熟知したプロデューサー、スティーブ・クロッパーがメンバー同士の個性を上手くまとめ上げた至極の音って感じです。
全体的にアメリカンなのどかで官能的な雰囲気の中で時折、耳を刺激するベック達のスリリングなカウンタープレイがなんとも魅力的です。
「Lotus」 Santana
これも外せない!
大好きなロックバンドの一枚。
どちらかといえば、ライブアルバム、ライブテイクが好きな傾向にありますね 笑
'73年ごろ当時、勢いに乗りまくったサンタナの来日公演(@大阪厚生年金会館)でのコンサートアルバム。
初期のラテンロック三部作から4枚目のクロスオーバー期に突入する「キャラバンサライ」の楽曲を網羅!
全体的にこの作品の前に発表されたどのスタジオアルバムもジャムバンドならではのラフな雰囲気をレコード向けにきれいにアレンジした感があったけどライブ演奏はそんな縛りもなく、納得いくまでメンバー同士がセッションを続けて曲を創り上げる一つ一つのインタープレイが美しい、、そんな最高のライブ盤です。
横尾忠則の手がけたアルバムジャケットにも注目!
「風街ろまん」はっぴいえんど
ロックは海外だけのカルチャーではない。
日本にも世界の音楽シーンを震わせる名盤と、それを創り上げた熱いミュージシャンのクリエイティブマインドがあることを証明してくれる一枚。
'70年に既に日本人が、しかも日本語でこのクオリティのレコードを創り出したことに驚愕です。
このバンドは勿論、キャリアを通じて大瀧詠一のボーカルが主体だったけれど本作の細野晴臣作曲・松本隆作詞の「風をあつめて」が個人的にお気に入りです。
'64年の東京オリンピック以前の路面電車が走り、高層ビルがまだ少なく、時折吹く風が季節の移り変わりを教えてくれた東京の街並みってこんな感じだったのかな、、ってノスタルジーでは無いけれど知らなかった世界を垣間見ることの出来る神秘的な雰囲気があります。
「黒船」 サディスティック・ミカ・バンド
このアルバムも当時の日本のミュージシャンの意識の高さ、創作性に驚く一枚です。
僕の父親がこのレコード持ってまして、初めて見た時これは何?なんかヤバいものなの?そんな感想しかなかったけど 笑
まだ’70年代で既に日本人のバンドがロンドンレコーディング!
ビートルズも手がけたプロデューサー、クリス・トーマスに導かれ加藤和彦らが江戸時代の日本をテーマにまるで映画のような感じで、一曲一曲を味わい深く聴かせてくれます。
名曲「タイムマシーンにおねがい」はもちろんだけど、ギターを弾く自分的には「黒船」三部作が特にお気に入り。
まだ当事、バンドの中では年少でアイデアが採用されにくかった御大、高中正義ののびのびとしたギターサウンドがこの作品に華やかさを加えてくれた感があります。
「Free Spirits」 Johny,Louis&Char
日本のロックトリオで一番、大好きなバンド!
これぞロックだろ!って感じの一枚。
日本のマーケットでも海外のようにロックを浸透させたい、ロックミュージシャンになりたい、そんな想いで国内随一のギター少年Charこと竹中尚人はソロミュージシャンとしてデビューしますが当時はまだまだ、国内でロックミュージックがビジネスとして成立するのは難しかったみたい、、。
阿久悠など売れっ子作詞家と共作でシングルヒットも出しますが、どうしても「歌謡曲」、「アイドル」の枠組みから抜けにくい、、
そんな中、アマチュア時代からリスペクトしていたジョーニー吉長、加部正義を従えシンプルなロックトリオで満を辞してフリーコンサートを遂行!
ヘンドリックスを彷彿とさせるギターインスト「君が代」で幕を開ける熱狂的な音の壁、、
自分らしく生きる事の素晴らしさ、偽りなく自分に正直になる事の大切さを教えてくれる一枚。
、、いやぁ、総文字数が初めて3,000文字超えてます。
この勢いで色んなことに取り組みたいです。
明日以降はいつも通りにやります 笑
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