赤星にカルパッチョ!


Hello,Friends. 岩崎涼海でございます。

ご好評いただいてます当コラムもおかげさまで8回目!前回の方はこちら を。



かったら、別のお店でもう一杯いかがですか?


年上の彼女の甘美な一言ですっかり上機嫌になった私は二件目のお店へとイワサキさんを案内するのですが。

ところで、この時の相手がイワサキさんじゃなかったら迷わず私はMASAKAに足を向けた事でしょう。何せ、このブログでも何度も触れてますが、この枚方市駅前界隈では気の置けない異性とお酒を飲むならこのお店を置いて他には考えられませんからね、、、。



気の利いた照明やシックなBGM、そつないお店の雰囲気がまさに完璧、It's Perfect! 何しろマスターのハクエイさんが腕を振るうカク

テルもいちいちお洒落で味もいい塩梅に私たちを酔わせてくれるわけで、カウンターに二人っきりで座ってオリジナルのフルーツシャーベットのカクテルかシャンパーニュあたりで乾杯しながらちょっと気取って一言二言、彼女の喜びそうなことを軽く囁いたら、もう何も心配することはない、、、(笑)




なのですが!よく考えたら私も彼女もMASAKAのいわば固定客なわけでお店の方も、他の常連客の皆さんも私たち二人の組み合わせを目にしたら好奇の視線を向けてくるのでは?、、、と危惧してしまった私です。


しかし、とっさの判断でしたがこれ正解というやつで、この時私が感じた一種の危機感はこの数年後まで私たちに付きまとうジレンマでした。何といっても、私はこの界隈での彼女の知名度を後に知ることに

なるんですが、街のちょっとした有名人の女流経営者とどこの馬の骨かも分からない貧乏学生じゃぁね、、、(笑)




今だから言えるけど当時、よく「若い燕」って噂されてましたよ。一切気にしてなかった私ですが! (笑)




やおや、何だか脱線しちゃいましたね。そんな瞬時の判断もあり、私はとりあえず、、、と当時Mリーナさんが枚方に来た時に一緒によく行った居酒屋へ。ここは料金設定が学生向けの大手チェーン店だけどちょっと雰囲気がセクシーで気の利いたカウンター席もあります。しっとりした照明のカウンターに落ち着いてほろ酔い気分で芋焼酎のボトルをおろす私たち。




そうそう、他の二人と違ってイワサキさんはお酒の楽しみについて熟知してた、ってか単に酒に強くて (笑) 私の晩酌にもいやな顔せづ付き合ってくれるところがさらにいいなと思ったポイントでしたね(´・ω・`)


氷や水のセットが私たちのカウンターに届いてオンザロックのグラス

を二人分用意してくれる彼女。そういった動作をそつなくこなせる女性ってポイント高いですね!結婚してからだんだんやらなくなって、むしろ私に無理やり酌を取らせるようになってる彼女ですけど、、、そんなこんなで改めて乾杯。




「へ~リョウくんて意外と飲むんだぁ~」


「イワサキさんも女性で芋焼酎飲めるなんてカッコいいですね!ははは、、」





数杯の焼酎オンザロックが空になったりまた新しく作られたりするうちにさりげなく彼女がきり出しました。



「ねぇ、ちょっとカミングアウトしとこうと思うんやけどね、、、。」

(当時、というか今でもやってますが「秘密のケンミンショウ」というTV番組がブレイクした関係でみんな番組と同じように告白の事をカタカナでカミングアウトと言っていたなぁ (笑))




「知ってた?私、バツイチなの。元旦那と4年前に別れて今、保育所に通ってる娘とふたり暮らしなの!もう別れてから3年以上ずーっと彼氏いいひんねんけどね、、、。」


「へぇ~そうなんだぁ~、I wonder,,,,」


マッチを擦ってロングピースに火をつける私。彼女からしたらココ、驚かれるかなぁ、、とその強気な顔と性格には似合わない不安な気分も伴ったまさにカミングアウトだったんでしょうが。相手が良かったのか、何といっても私は当時、前述した神戸のH子さん、小学生の娘と暮らすシングルマザー、と交際していた関係でさほど気にならなかっ

たんですね!


「でも、大丈夫だよ!僕は昔、お子さんのいるシングルマザーの方と

付き合ってたからさっ!」



「へ~意外ねっ!じゃあ私の事もそんなに気にならないわね!」


ん?あなたの何が気にならない?そんな私の心と裏腹に急に表情が和らぐイワサキさん (笑)。


、、、てかもうこの時点で私は勝手にH子さんと離縁した事になってますけど!しかも昔じゃなくて現在進行中だろ?  (笑)





女としてはいつも、恋のチャンスが訪れるごとに胸の中でとっかかりになっていた離婚経験やシングルマザーとしての娘との生活を懇意にしていた異性に肯定的に受け入れてもらえた安堵感もあって胸を撫で下ろしてるってか、むしろその後の展開に対する期待で気分が高揚してたんじゃないでしょうか。


私としても非常に好意的な二人だけどあの個人的に、日増しに疲労感を伴ってきてた三角関係を終焉できればなんて気楽だろ、、枚方の彼女って最高!的な甘い気持ちが脳裏に浮かんできて


「さぁさぁ、イワサキさんもう一杯飲みましょ」


「そうね~かんぱぁ~い!」



的な何処にでも見かけるほろ酔いカップルの図が出来上がってましたよ。てか泥酔してません?そんなこんなで宴もたけなわ。時計を見ると午前零時近い。そろそろお暇、、、と思っていたら何故か




「ねぇ。なんかカラオケ行きたくなって来ない?」




と、イワサキさん。別に行きたくなかったんですが、優柔不断な私の事です。3件目、カラオケに突入!ぼちぼち酔いも回ってきてますよ?






Talk To Soon!