高能率ハイ上がり低域だら下がりのスピーカーユニットで遊ぶ | 成功法則実践チャレンジ365のその後

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昨年の秋、35年ぶりにオーディオ趣味を再開しました。学生時代に果たせなかったバックロードホーン鳴らしを試したくなりました。そこで初めに買ったスピーカーユニットはFOSTEX FE126En。エンクロージャーは同機の取説に載っているバックロードホーンとバスレフの混合型です。インターネットオークションに出品された合板製の自作品を競り落としました。同社のFExxEn系は高能率でハイ上がりで低音だら下がり。だからバックロードホーン。というようなことはずっと後でわかりました。

部屋が合わないのでしょうか、期待に反し、バックロードホーン・バスレフの混合型はぜんぜん低音が出ませんでした。おかしいなおかしいな。そこからです。我が家にスピーカーが増え始めたのは。フルレンジ6組、ウーファー1組、トゥイーター2組み。エンクロージャーは空いているのを合わせ10組(藁)。最初のオークション品以外は自作です。

FE126En用のバックロードホーン・バスレフの混合型エンクロージャーは今どうしているか。いまは、同系列で8cm口径のFE83Enをサブバッフルを用いてつけています。ダクトのパイプを養生テープで完全に塞ぎ、音道1.7mのバックロードホーンのみにしました。ホーン開口部はダンプダクトとしてL字型の板で面積の半分を塞いでいます。ようやくまあまあの感じになりました。FE83Enは自作例が多く公開されているので今後また使いまわす可能性があります。

FE126Enは地雷と書いている人もいます。もしバックロードホーン・バスレフ混合エンクロージャーをお使いであれば、私のようにバスレフダクトを完全に塞いだら良く鳴るかもしれません。

FE126En

さて、12cmのFE126Enはこのたび写真のように鞍替えしました。取説に載っているバスレフエンクロージャーの容積10.5Lを、黄金比近似値から横幅を0.618、高さを1、奥行を0.382で換算し、内径幅219, 高さ354, 奥行136mmで同じ容積にしました。どこかで読みました。奥行が薄めだとパンチの利いた低音、奥行きが深いとゆったりとした低音が期待できるのだとか。今回は平型で跳ね返りのパンチに期待します。ダクトは塩ビ管などの円筒形ではなく、エンクロージャーはの下部にスリット形式で設けました。取説にある円筒ダクトは直径50mm、長さ115mmです(FE126En・10.5LのときFbが61Hz)。これと同じ開口面積を横幅219mmで出すにはスリットの幅は9mm。長さは取説と同じ115mm。黄金比スリットバスレフとでも呼びますかね。なお、木材は18mmのMDFを用いました。未塗装です。

バスレフダクトは円筒が良く四角やスリットはお勧めできないとの情報で迷いましたがこれはJSP方式での話のようです。なお、JSP方式は5種類、自作しました。

今回、吸音材はニードルフェルトを多めに、ふんわり目に全体に入れました。ギューギュー詰めではありません。吸音材を多めにしたのは中高音の減衰を期待したからです。また、横に広めのスリット型バスレフは中高音が減衰するとの情報があったので、吸音材多めと併せ実験したくなったのです。こうすれば低音が出ないユニットから中高音が吸音材と幅広スリットの相乗効果で減衰し、代わりに低音が盛り上がることを期待したわけです。

昨晩、組み終わりました。いよいよドキドキの音出しです。

や、やりました。ジャズでもオケでも、ベースの音程が下がっても消えないでよく聞こえます。トーンコントロール無しでバスドラムが適度に出てきます。中高音は明るすぎず、キンキンシャリシャリせず、きれいな音です。歪みとか定在波とか、、、わ、わかりません。バックロードホーン&バスレフ混合型の時よりもバランスが良い気がします。このあたりボキャ貧なので表現がみつかりません。

Fb:約61Hzが出ているのか、YouTubeで見つけた15 Hz - 22050Hz . Hearing Testでチェックしました。結果、50Hz以上が出ます。40Hzはほんのわずか、30Hzは全く聞こえません。60~100Hzがだいたい同じくらいの音量です。200~300Hzで少し音量が大きくなり、300Hzから上が音量がさらに大きくなります。ということで、FE126Enなりの結果だと思われます。バックロードホーン or バックロードホーン+バスレフ混合に比べてどれだけ低域を持ち上げられたか、記憶と感覚でしかわからないですが、今のスリットバスレフは悪くない感じです。

まとめます。高能率でハイ上がりで低域はだら下がりのFE126Enを、奥行きが深くない平型のエンクロージャーに組み込みました。ダクトは9mm幅のスリットで横広です。吸音材は多めに入れてみました。考えた方法がよかったのかどうか説明する能力はありませんが、自分好みの音を出せるようになったと思います。しばらくこれで遊んでみます。