2月27日、渋谷Spotify O-EASTであったTHE ORCHESTRA TOKYO 3rd ANNIVERSARY ONEMAN SHOW 『Hi-FiVE ORCHESTRA』に行ってきました。

結成3周年記念のワンマンライブ。楠ろあちゃんの加入で今の5人体制になってから1周年の会場は、昨年と同じO-EASTでした。


 

ステージの幕が開くと、2周年ワンマンでの作り込まれた海賊船から一転して、白一色のセットが組まれていました。「PARADE」のオープニングSEとともに、そこにプロジェクションマッピングで映し出されたのは、流れ星やお城などキラキラした夢の国。そこにメンバーカラーの色彩が加わり、一人ずつ振付けとともに登場してメンバーが紹介されていきます。この日初披露の新衣装は、5人それぞれのテイストを生かした白いドレスでみんなお姫様のよう。お城のセットに人形のように順番に並んでいったポジションからの「東京パレード」で3周年ライブが始まりました。
若干の機材トラブルがあったもののメンバーの対応力で難なく乗り切り、「Fairy Land」へと繋がる流れはオケトーらしいテーマパークを思わせる素敵なオープニングでした。
続いて「革命賛歌」「DANCING MONSTER」「マーメイドオーシャン」「RIOT PARTY」と多様な曲を展開し、オケトーの楽曲が持つキャッチーな魅力を改めて見せてくれました。ステージを彩るプロジェクションマッピングの映像も楽曲ごとのイメージを表現して世界観を作り上げていきます。

最初のMCではメンバーの自己紹介に続いて、大石花音ちゃんが「始まりました。THE ORCHESTRA TOKYO 3rd ANNIVERSARY ONEMAN SHOW 『Hi-FiVE ORCHESTRA』へようこそ!」と挨拶。「来てくれてありがとう」「端っこまでいるよ」「こんばんは」とメンバーそれぞれがフロアを見渡して声をかけます。
平澤芽衣ちゃんが「今日でろあちゃんが加入して1周年になりました」と紹介し、「前回はアンコールからの出演だったので、周年ワンマンのフルは今回が初めてだよね。どう?」と流川乃莉子ちゃんが質問すると、楠ろあちゃんが「1年があっという間だった」と振り返り、「この5人で改めてO-EASTに出演できてうれしいです。新体制になってもついてきてくれて、ありがとうございます」と感謝を伝えました。
プロジェクションマッピングの演出と新衣装について紹介した後、裕木真生ちゃんが「声出す準備はできてますか!みなさんの本気をぶつけてください!」と煽り、「Cloud 9」でトップギアに入れてぶち上げます。パフォーマンスを盛り上げるレーザーの演出もカッコよく、中盤のブロックは「PROGRESS」「ACT」「ESCAPiSM」「Checkmate」とライブの鉄板曲を次々に繰り出し、シンガロングやコールとともにフロアの熱量もより一層ヒートアップしていきました。

次に「今日のために用意した新曲です。大好きだからこそ辛い思いをしたり、儚い気持ちになったり、そういう思いを綴った曲です。みなさんが悲しい時に隣で一緒に泣いてくれる、そんな曲になったらうれしいです」と芽衣ちゃんが紹介して「陽炎」をライブで初披露しました。込み上げる感情を強く歌い上げるような説得力のある歌唱に、彼女たちだからこそ表現できる新たなオケトーの魅力を感じました。
ひと際大きいクラップが会場から起こる「LiP」で愛の力を伝え、最初のワンマンライブで披露して以来、大切な時に歌ってきた「ARIGATO」に繋ぎ、真生ちゃんの煽りとともにグループの初心やファンとの絆を感じさせる「My HERO」「ROUTE MYSELF」へと、エモーショナルな思いを込めたナンバーが続く終盤のセットリスト。
最後は、加入1周年となるろあちゃんが参加した最初の曲「Be BRIGHT」で本編を締めくくりました。

アンコールは「桜音」から始まりました。フリコピとシンガロングで、ステージと会場の一体感がさらに強まっていきます。
続いて告知のVTRが流れ、メンバーの出身地を回る凱旋ツアー「THE ORCHESTRA TOKYO TOUR 2024~Country Road~」の開催、さらにメンバーにもサプライズで10月2日にZepp Shinjukuでの7回目のワンマンライブを開催することが発表になりました。

 

続いてメンバーが一言ずつ、ファンへの感謝とともに3周年を迎えた思いを語りました。
「この一年は濃い一年だった」と言う大石花音ちゃん。「自分の中の『壁』みたいなものもあって悩んだり、『なんでできないんだろう?』と悔しい思いをたくさんしました」と振り返りながら、Zepp Shinjukuでのライブが決まったことにも触れ「みんなと一緒に大きな目標に向かって歩めていることが幸せ。4年目は自分に負けないように全力で突っ走っていきます」と述べました。
加入1周年を迎える楠ろあちゃん。「1年前は不安でいっぱいだったけど、みんなと一緒に時間を過ごして絆が強まった」「ライブをしていたら嫌なことも吹っ飛んでしまって、ここが私の中で安心する場所になっていました」と語り、「私もだけどみんなを励ますような思い出をいっぱい作りたい」と決意を述べて「これからも5人のオケトーをよろしくお願いします」とまとめました。
「『3年目の壁』はやっぱりあって、たくさん悩んだ1年でもありました」と言う裕木真生ちゃん。たくさんアイドルがいる中で「みんなの望んでいるステージに、みんなの望んでいるスピードで行かなきゃいけない…」という焦りを感じていたことも吐露しながら、「亀さんスピードかもしれませんが、これまで頑張って来てZepp Shinjukuでのライブも決まったので、大好きな5人でもっと大きいステージに行くまでついて来てください」とファンへの感謝とともに伝えました。
昨年夏に喉のポリープを手術し、1か月の休養をとった流川乃莉子ちゃんは、ファンやメンバー、スタッフに対して「みなさんのおかげで、ここまで復帰することができました」とお礼の言葉を述べました。また、この1年は「人間らしさが加わった表現できるようになった。みんなに寄り添えるようになった」と自分の中での成長を語り、メンバーそれぞれへの思いを伝えたうえで「最高のメンバーが最高の曲をこれからも届けていきます。みなさんと一緒にこの場所を優しく大きくしていけたらと思います」と述べ、「みなさん愛してます!」の言葉でまとめました。
「ろあちゃんが入ってきてくれて、もっとにぎやかなオケトーになりました。私にとってこの1年は青春のような1年でした」と言う平澤芽衣ちゃん。一方で「グループとしては、コツコツ地道にやってきた1年かな」と振り返って「みんなに寂しい思いをさせてるのかなって、ずっと悩んでいた」と言い、「すごい爆発的なことはないかもしれないけど、オケトーらしく少しずつみんなと前に進んでいけば、夢のステージに行けるかなと思います。みんながいれば私たちは強くなれます。これからもそばにいてください」と締めくくりました。

「この3年間で少しずつオケトーの周りに人が増えていく温かさを感じて、本当に幸せです。こんな大切なみんなをちゃんと夢見たステージに連れて行かなきゃ、責任もってみんなを幸せにしなきゃ、もちろん私も幸せにならなきゃと思います。一人だけじゃ見れない景色を、これからもみんなで見に行きましょう。私たちとキミの歌です」と芽衣ちゃんの言葉を添えて歌った「STRiNGS」。「変わらない願いキミと奏でよう まだ見ぬ世界キミとなら参さん」の歌詞が響きました。
そして、「FAMiLiAR」から会場一体になっての「WiTH」で大団円。メンバーからのメッセージが入った特効の銀テープとともに、終演後のスクリーンには乃莉子ちゃんが作ったメッセージ入りの画像が映し出されたました。

プロジェクションマッピングやレーザーが作り出すキラキラしたステージに、白い衣装の5人がお姫様のようで、綺麗でカッコよく、素敵な3周年ワンマン。そんなふうに素敵だったのは、悩みながら一歩ずつ進んできた思いと、応援してくれるファンへの感謝を込めたライブだったからだと受け止めました。
幸せな気持ちになって、力をもらえるライブ。オケトーが伝えてくれるものはやっぱり夢と希望。
3周年おめでとう、今年も一緒にいられてよかった。



特典会で…
平澤芽衣ちゃん
私「今回の衣装、とても綺麗!」
芽「ね、珍しいでしょ」
私「長い髪も似合ってて、可愛い」
芽「いつもは、ボーイッシュなところを残すんだけど。たまにはこういうのもいいよね」
語彙力をなくしたように、綺麗と可愛いしか言っていない(笑)

流川乃莉子ちゃん
私「いいライブだったよ」
乃「手術のこと、感謝出来てよかった…けど、話が長かったのは反省してる」
私「いいと思うよ、思いが伝わった。もう大丈夫?」
乃「今日は、この日に合わせてきたのもあるし絶好調。一か月、晩酌しなかったし…」

大石花音ちゃん
私「今回の衣装、可愛いね」
花「可愛いでしょ」
私「その髪型も似合ってるよ」
花「こぐみょん!」
私「………」
花「知らないんだ、サンリオのキャラクターだよ」
私「調べとく…ところで素敵なステージだったね」
花「ディズニーランドみたいでしょ」
私「ホント、そう思った。5人ともプリンセス!」
調べたよ👍小麦粉ね

裕木真生ちゃん
私「あざといポーズ☺️」
真「まいは黒のイメージでしょ、悪魔だから。今はごまかしてるの。天使みたいでしょ」
私「ホントに天使。ステージも幸せになる感じだった」
真「プロジェクションマッピングだって。まいも見たいよ」
私「確かに!自分は見れないもんね」
真「後で映像で確認する」
私「4年目も期待してるよ」
真「頑張っちゃう」

楠ろあちゃんは、時間切れ。次の機会に。

セットリスト
SE PARADE
01.東京パレード
02.Fairy Land
03.革命讃歌
04.DANCING MONSTER
05.マーメイドオーシャン
06.RIOT PARTY
MC
07.Cloud 9
08.PROGRESS
09.ACT
10.ESCAPiSM
11.Checkmate
MC
12.陽炎(新曲)
13.LiP
14.ARiGATO
15.My HERO
16.ROUTE MYSELF
17.Be BRIGHT

ENC
01.桜音
MC
02.STRiNGS
03.FAMiLiAR
04.WiTH
写真撮影
EndSE
 

「オープニング」

 


THE ORCHESTRA TOKYO TOUR 2024 "Country Road"
2024年4月6日(土)千葉県 K'S DREAM
2024年4月21日(日)群馬県 GUNMA SUNBURST
2024年5月25日(土)静岡県 Shizuoka UMBER
2024年6月8日(土)新潟県 音楽色堂
2024年6月25日(火)東京都 WWW X

THE ORCHESTRA TOKYO 7th ONEMAN SHOW
2024年10月2日(水)東京都 Zepp Shinjuku(TOKYO)

 

今回も有志のみなさんがフラスタなどで盛り上げてくれていただいていた…のですが、到着が開場ギリギリで撮影のタイミングがなかった…