1月3日、TACHIKAWA STAGE GARDENであった「Hello! Project 2024 Winter 〜THREE OF US〜」に行ってきました。


昼夜2公演で昼がチームBの初日、夜がチームAの2日目でした。前日の初日に続いて両方に参加しましたが、まずは昼公演について書きます。チームBはアンジュルム、Juice=Juice、OCHA NORMAの3組です。
以下、ネタバレしていますので、これから見に行く予定の方は、公演後に読んでいただくことをお勧めします

ショーアップしたイメージの「明晩、ギャラクシー劇場で」で華やかに幕を開けたチームBの初日。この回の欠席者は、松本わかなちゃんと活動休止中の川嶋美楓ちゃんでしたが、一方で、美楓ちゃんと同じ「突発性難聴」で休んでいた後藤花ちゃんがこの日から復帰しました。開演前から「はなな、お帰り!」の声が会場を飛び、「ギャラクシー劇場で」の最後も花ちゃんの笑顔が大きくビジョンに抜かれました。
最初のMCで抱負を述べたのは、今年の卒業を発表している佐々木莉佳子ちゃんで、「笑顔で過ごせたらいいなと思っていますし、今の私が伝えられることをみなさんに全部伝えていきたいと思っています」と述べました。

COUNTDOWN JAPAN2023で着たという前半の衣装が、とにかく華やかでカッコ良かったアンジュルム。オリジナル曲は、強いアンジュを象徴する「アイノケダモノ」からのカッコいいパフォーマンスを見せ、最新曲2曲に加えて「悔しいわ」で会場全体を盛り上げました。今年も年初から最強アンジュルムを見せつけた印象です。この公演は3階席まで埋まっていて、アンジュに対するコールや歓声も大きく感じました。
復帰した後藤花ちゃんも他のメンバーに埋もれるどころか強い存在感を見せていて、下井谷幸穂ちゃんともども、早くもアンジュルムの一員になっている様子をパフォーマンスで示していました。そして、上國料萌衣ちゃんが今日も美しい。

前半は最新シングルの2曲を披露し、後半はアルバム「Juicetory」に収録された2023 10th Juice Ver.の2曲を披露したJuice=Juice。冒頭にアカペラが入って世界観が広がる「Wonderful World」も、ハマオカモトさんのグイグイくるベースがカッコいい「ロマンスの途中」も秋ツアー以来、改めて見られて良かったです。
年上メンバーのパフォーマンス力の高さはもとより、年下メンバーも力を感じるようになったJuiceですが、今回目を引いたのは入江里咲ちゃん。見ていてワンステップ上がった印象を受けました。江端妃咲ちゃん推しは変わらないのですが、最近、松永里愛ちゃんのパフォーマンスが気になっていたり、段原瑠々ちゃんは次元が違うなぁと思ったり、結局みんなを見ているという(笑)

結成以来初のアルバムリリースを目前に控えたOCHA NORMAは、全員曲でやった「シェケナーレ」を含め、様々なタイプの楽曲で楽しませてくれました。あまりOCHA現場には行けていないのですが、こうして聞くと、改めてメンバーみんな歌が上手いと思いました。後半に披露した「Good Luckの胸騒ぎ」はライブで盛り上がりそうなノリの良いナンバーで、今回っているライブハウスツアーの後、大きな箱でやる時はさらに盛り上がるだろうなと思います。
後半のチェックの衣装がキュートで石栗奏美ちゃんが可愛いと思ったり、米村姫良々ちゃんはアイドルオーラがあるなと思ったり、筒井澪心ちゃんのまっすぐな歌に惹かれつつ、田代すみれちゃんがいいなとペンライトをライトパープルにして振っていました。

中間のMCはチームAと同じように各グループのメンバーが担当。
最初は川名凜ちゃん、為永幸音ちゃんのアンジュルムの同期2人でのトーク。「運命 CHACHACHACHA〜N」で男の子役と女の子役で分かれるならどちらが良いかとのけろちゃんの質問に、女の子役と答えるしおんぬ。「じゃあ私、男の子やるわ」と言いながら、しおんぬを振って、MVの米村=筒井が推しペアなので「米村さんになりたい」と答えるけろちゃん。「いつかアンジュルムでカバー出来たら」とまとめました。
真ん中のMCはチームAでつばきのメンバーがやったのと同じ、メンバー一人をとり上げてトークする企画で、OCHA NORMAの斉藤円香ちゃん、田代すみれちゃん、北原ももちゃんの3人が、井上玲音ちゃんを紹介しました。すみれちゃんが「とにかく顔面国宝。ボイスパーカッションが上手」と言うと、円香ちゃんが「占い師さんによると、おばあちゃんっぽい部分と中学生男子っぽい部分を備えている」との情報から、涙もろくなったれいれいが甥っ子と一緒にいて大号泣したエピソードを「おばあちゃんっぽいの部分」として紹介。それを受けて、自分にも中学生男子っぽいところがあるから、それを言ってれいれいと仲良くなろうと言うももちゃん。

Juice=Juiceの松永里愛ちゃんと遠藤彩加里のMCは、次のブロックに進行する司会役でしたが、次のブロックの他グループの曲の披露がとても良かった。
OCHA NORMAは「『ひとりで生きられそう』って それってねえ、褒めているの?」で、今のところオリジナル曲にはないウエットな魅力と、本家に迫る歌唱力を見せました。特に出だしを歌った筒井澪心ちゃんが秀逸。
続くアンジュルムは「お祭りデビューだぜ!」で、アンジュらしい賑やかなお祭り感で会場を盛り上げました。
そして、Juice=Juiceの「大器晩成」が特に良かった。落ちサビの植村あかりちゃんから江端妃咲ちゃんへの歌割で、大歓声に包まれたのが鳥肌ものでしたが、パッと輝いたえばちゃんの表情を見ていて、今後の飛躍につながりそうだと思いました。

シャッフルユニットも印象に残るものが多かったので、思い出せる範囲でメモしておきます。
* 伊勢・段原・筒井の歌唱メン3人が歌った「地球からの三重奏」が素敵でした。誰が主メロになっても成立し、ハーモニーがとてもきれい。
* 「消せやしないキモチ」、井上玲音ちゃんが加わってのこぶし曲はやはりエモい。れいれい好きのえばちゃんもメンバーに入っていました。
* DEF.DIVAはハロプロにハマる前だったので、ハロコンのシャッフルカバーで知った「好きすぎて バカみたい」、今回の4人も良かったです。安倍-北原、後藤-佐々木、石川-石山、松浦-工藤で、4人の割り振りイメージも近い。
* 上國料萌衣ちゃんがBDイベントでも歌っていた「絶対解ける問題X=♡」。かみこちゃんと卒業を控えた植村あかりちゃんとのデュオは良かった。
* 「表参道A5」を歌った為永・平山・米村・中山の元ハロプロ研修生。この曲のオリジナルメンバーというのがエモいポイント。
* 「Rockの定義」はオリジナルのれいなの印象が強すぎる曲ですが、今回の3人も曲にマッチしていてカッコ良かった。
* 両チームにそれぞれベリ曲が入っていましたが、チームBは「青春バスガイド」。カバーされることが少ない印象なので貴重。
* 「初恋サンライズ」は無条件であがる。「本当は…私のすべてを見せたいの」の台詞を担当した田代すみれちゃんの惹き込まれる感じが強かった。

最後のMCでは、石川県出身の中山夏月姫ちゃんが挨拶し、加賀の実家に帰っていた時に自身も能登半島地震に遭い、知人にも大きな被害を受けた人がいることを報告。「私がステージに立つことで少しでも元気になってもらいたいと思って、ステージに立つことを選びました」と涙ながらに思いを伝え、「2024年はもっとたくさんの方に、パフォーマンスを通して笑顔や元気を届けられるようなアーチストになっていきたい」と決意を述べて、ひときわ大きな拍手に包まれました。
続く、段原瑠々ちゃんはもらい泣きで言葉を詰まらせた後、「まずは無事に初日を迎えられてよかったなと思います」と言い、「舞台の袖で見ていても、メンバーのパフォーマンスがキラキラしていて、私も元気をもらうので、コンサートに来てたくさん元気になってもらえたらいいなと思います」と述べました。
最後は、後藤花ちゃんが「久しぶりにみなさんのお顔を見れて、メンバーみんなと遊べて…」と言いかけて温かな笑いに包まれた後、「…みんなとライブをできたことがホントに幸せだなと思いました」と感想を述べました。
最後の全員曲は、Juice=Juiceの持ち曲の中から、昨年亡くなった事務所の先輩KANさんが作った「ポップミュージック」で締めくくりました。

セットリスト

OA ダイスキだけど付き合えない/ハロプロ研修生ユニット’24
オープニング
01.明晩、ギャラクシー劇場で(アンジュルム)/全員
MC
02.運命 CHACHACHACHA〜N/OCHA NORMA
03.宇宙規模でダイスキ宣言!/OCHA NORMA
04.FUNKY FLUSHIN’/Juice=Juice
05.プライド・ブライト/Juice=Juice
06.アイノケダモノ/アンジュルム
07.RED LINE/アンジュルム
MC(川名、為永)
08.地球からの三重奏(℃-ute)/伊勢、段原、筒井
09.消せやしないキモチ(こぶしファクトリー)/川村、井上、江端、斉藤、石栗
10.好きすぎて バカみたい(DEF.DIVA)/佐々木、工藤、石山、北原
11.絶対解ける問題X=♡(松浦亜弥)/上國料、植村
MC(斉藤、田代、北原)
ハロプロダンス部パフォーマンス/佐々木、橋迫、段原、江端、広本、筒井
12.表参道A5 (ハロプロ研修生)/為永、平山、米村、中山
13.Rockの定義(田中れいな)/川名、松永、西﨑
14.青春バスガイド(Berryz工房)/橋迫、後藤、入江、遠藤、窪田
15.初恋サンライズ(つばきファクトリー)/下井谷、有澤、広本、田代
16.シェケナーレ (OCHA NORMA)/全員
MC(松永、遠藤)
17.「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの? (Juice=Juice)/OCHA NORMA
18.お祭りデビューだぜ! (OCHA NORMA)/アンジュルム
19.大器晩成(アンジュルム)/Juice=Juice
20.ラヴィ・ダヴィ/OCHA NORMA
21.Good Luckの胸騒ぎ/OCHA NORMA
22.Wonderful World (2023 10th Juice Ver.)/Juice=Juice
23.ロマンスの途中(2023 10th Juice Ver.)/Juice=Juice
24.悔しいわ/アンジュルム
25.ライフ イズ ビューティフル!/アンジュルム
MC
26.ポップミュージック(Juice=Juice)/全員

 

「明晩、ギャラクシー劇場で」

「Good Luckの胸騒ぎ」

「Wonderful World(2023 10th Juice Ver.)」