1月2日、TACHIKAWA STAGE GARDENであった「Hello! Project 2024 Winter 〜THREE OF US〜」に行ってきました。


3チームずつに分かれて開催される2024年ハロコンの初日、チームA(モーニング娘。'24、つばきファクトリー、BEYOOOOONDS)からのスタートでした。
以下、ネタバレしていますので、これから見に行く予定の方は、公演後に読んでいただくことをお勧めします

オープニングから全員曲(「LOVEペディア」)の後、まず各グループが2曲ずつを披露、続いてシャッフルユニット、ハロプロダンス部のパフォーマンス、他グループの楽曲を交換でやるパートがあって、再び各グループが2曲ずつやり、最後の全員曲(「夢さえ描けない夜空には」)でエンディングという構成でした。
久しぶりに聞いた「LOVEペディア」で始まって弾ける勢いを感じ、「夢さえ描けない夜空には」で締めくくる多幸感あふれる大団円も良かったです。シャッフルコーナーの途中に、全員曲として「三回目のデート神話」を披露したので、3グループの曲でそれぞれ全員曲があったことになりますが、いずれもソロの歌割はオリジナルのグループが歌っていたと思います。
最初のMCは能登半島地震被害へのお見舞いから始まり、欠席者(豫風瑠乃ちゃん、一岡伶奈ちゃん、江口紗耶ちゃん)の報告と今回のハロコンのコンセプトについて、生田衣梨奈ちゃんから話を始め、新沼希空ちゃん、高瀬くるみちゃん、平井美葉ちゃんの各グループのリーダーで分担して進行していました。今年の抱負を述べたのは羽賀朱音ちゃんで「今年はモーニング娘。'24で海外に行きたい」とのこと。

オリジナル曲はいずれのグループも最近の曲から選曲していましたが、「なんざんしょ そうざんしょ」から始まったのが、今のモーニング娘。'24。のイメージにぴったり。譜久村聖ちゃん卒業後の新体制で、特に17期がフィーチャーされるとともに、歌割がバランスよく振られている感じがありました。
特に15期以降のメンバーに注目したのですが、弓桁朱琴ちゃんの弾ける笑顔にスター性を感じ、井上春華ちゃんには歌唱メンの片鱗と独特のチャーミングさを感じ、櫻井梨央ちゃんは娘。をけん引していく予感を感じさせました。と言いつつ、15期推しなので、オープニングの全員曲が「LOVEペディア」だったところから盛り上がり、ダンス部にも加わった岡村ほまれちゃんに拍手を送り、山﨑愛生ちゃんの歌割で身を乗り出し、シーブルーのペンライトを手に「エースに王手をかけた」感のある北川莉央ちゃんに見入っていました。
他のメンバーを含め、2024年は新しい娘。の魅力を見せてくれる期待感が高まりました。

昨年オリジナルメンバーの3人が卒業したつばきファクトリーは、豫風瑠乃ちゃんが体調不良で欠席だったのが残念でしたが、こちらも新体制の魅力を感じました。シングル曲に武道館で初披露した「アタシリズム」を加えた4曲で会場を盛り上げました。
特に髪を切ってショートカットにした福田真琳ちゃん、これまでのお嬢様らしいビジュアルも好きだったのですが、ショートも可愛く、ダメージジーンズ風のボトムスを活かした衣装とスラリとしたスタイルによく似合っていて、とてもカッコ良かったです。瑠乃ちゃんの欠席もあってセンターで長く歌う場面が結構あり、「エース真琳」を堪能できました。
そして、八木栞ちゃんが可愛い。ハロプロダンス部のメンバーにも入り、「ヤギシオリ」コールも定着し、すっかり人気メンになった感じです。河西結心ちゃんも含めたリトキャメの活躍とともに、小野瑞歩ちゃん、小野田紗栞ちゃん、秋山眞緒ちゃんの3人の存在感が大きく、新沼希空ちゃん、谷本安美ちゃんが脇を固めるイメージで、グループのバランスの良さを感じました。

BEYOOOOONDSは恒例の「六年バンジージャンプ」を含め、昨年リリースした楽曲を中心に、安定したパフォーマンスで、ビヨならではの楽しいライブを展開しました。また、前半の赤を基調にした衣装がステージに映えて、メンバーの可愛さを引き出していました。
メンバー欠席の影響から、シャッフルコーナーを含めて島倉りかちゃんに活躍の場面が回ってきていた印象でしたが、ポニーテールが似合って、可愛いさに磨きがかかったパフォーマンスを見せてくれました。なお、小林萌花ちゃんがピアノを弾いたのは最後の「夢さえ描けない夜空には」の1曲だけでした(もう少し聞きたかったかな)。

また、オープニングアクトを務めたハロプロ研修生ユニット’24は、自己紹介と合わせて改めて「2024年は、私たちハロプロ研修生ユニット’24がデビューする年になります」と言っていたので、準備が進んでいるのだろうと感じました。

3か所あった中間のMCもそれぞれ各グループ2人ずつで担当していました。
モーニング娘。'24は北川莉央ちゃん、櫻井梨央ちゃんのりおりおコンビ。BEYOOOOONDSの「六年バンジージャンプ」について、「元年」から毎年更新していくので、これを聞いて「年が明けた!」と思ったと言うらいりーに、最初にフル参加したハロコンが二年だったので「六年になってて、もうそんなになったんだ…」と思ったと莉央ちゃん。モーニング娘。も23から24になったと話を締めくくりました。
つばきファクトリーは谷本安美ちゃん、福田真琳ちゃんで、毎回一人のハロプロメンバーをとりあげて、その良さを紹介していくという趣向でした。この日は牧野真莉愛ちゃんを紹介。あんみぃが「パフォーマンス中のジャンプがハロプロで一番高い」と褒めた後、真琳ちゃんが石田亜佑美ちゃんから聞いた話として、一緒にもんじゃ焼きを食べに行った時に二人分を払ってくれた「男前」エピソードを紹介し、そこから話を広げて笑いをとっていました。実はバラエティ属性が高いつばきです。
BEYOOOOONDSは島倉りかちゃん、岡村美波ちゃんの2人でしたが、ここは進行に関するMCのみ。
見どころの多かったシャッフルユニット、選曲と演じたグループのマッチングがとても良かった他グループ曲のパフォーマンスについては、改めて別の投稿で。

最後のMCは生田衣梨奈ちゃんから順に、各グループのリーダーが他のグループを紹介するとともに、挨拶するメンバーを指名していく展開で進んでいきました。
えりぽんから指名された西田汐里ちゃんは「私たちがパフォーマンスすることで、誰かの元気になったり、生きる糧になったりするので、2024年も心から愛を込めてたくさん歌っていきたいと思います」と述べ、平井美葉ちゃんに指名された小野瑞歩ちゃんは「みなさんの応援のおかげで、欠席している豫風瑠乃ちゃんの分まで『がんばるのー!』できました」と挨拶。新沼希空ちゃんに指名された岡村ほまれちゃんは「楽しんでくれましたか!?」と観客の声を聞いたあと、「この3組で仲良くなりつつ、最高のコンサートを作っていきたいと思います」と初日らしい決意を述べました。

新体制で新しい魅力を感じさせた娘。とつばき、安定のビヨ。仕掛けやサプライズではなく、セトリとメンバーのパフォーマンスで見どころの多いコンサートでした。
また、客席の声援やコールも戻り、シャッフルユニットが充実していたり、以前のひな壇風に他のメンバーがセットに座って盛り上げたり、コロナ前の「お正月のハロコン」が戻って来たような印象もあって、明るくハッピーに楽しめました。
あと、ここは何かと意見のある会場ですが、2階席で席運も良く、私個人としても幸先の良い現場での「推し事」始めになりました。

セットリスト

OA  CHOちょこっとロッケンロール/ハロプロ研修生ユニット’24
オープニング
01.LOVEペディア(モーニング娘。’19)/ 全員
MC
02.六年バンジージャンプ/BEYOOOOONDS
03.求めよ…運命の旅人算/BEYOOOOONDS
04.アタシリズム/つばきファクトリー
05.アドレナリン・ダメ/つばきファクトリー
06.なんざんしょ そうざんしょ/モーニング娘。’24
07.Wake-up Call ~目覚めるとき〜/モーニング娘。’24
MC(北川、櫻井)
08.Say! Hello!(ハロプロ研修生)/牧野、羽賀、新沼、秋山、清野
09.リズムが呼んでいるぞ!(カントリー・ガールズ)/横山、井上、谷本、岡村美、里吉
10.同じ時給で働く友達の美人ママ(スマイレージ)/岡村ほ、弓桁、島倉
11.涙GIRL(藤本美貴)/小田、福田、前田
MC(谷本、福田)
ハロプロダンス部パフォーマンス/石田、岡村ほ、秋山、八木、平井、里吉
12.悲しきヘブン(℃-ute)/北川、河西
13.ゴールデン チャイナタウン(Berryz工房)/生田、櫻井、小野、高瀬、小林
14.五月雨美女がさ乱れる(Juice=Juice)/石田、野中、小野田、山﨑、平井
15.Kiss! Kiss! Kiss!(Buono!)/山﨑、八木、西田
16.三回目のデート神話 (つばきファクトリー)/全員
MC(島倉、岡村美)
17.ジェラシー ジェラシー(23 ver.)(モーニング娘。’23)/つばきファクトリー
18.低温火傷(つばきファクトリー)/BEYOOOOONDS
19.ニッポンノD・N・A!(BEYOOOOONDS)/モーニング娘。’24
20.虎視タンタ・ターン/BEYOOOOONDS
21.恋する銀河/BEYOOOOONDS
22.スキップ・スキップ・スキップ/つばきファクトリー
23.妄想だけならフリーダム/つばきファクトリー
24.ビートの惑星/モーニング娘。’24
25.すっごいFEVER!/モーニング娘。’24
MC
26.夢さえ描けない夜空には(BEYOOOOONDS)/全員