C9月26日、新宿BLAZEであった「THE ORCHESTRA TOKYO 5th ONEMAN SHOW『JAM ORCHESTRA 2』」に行ってきました。

新宿BLAZEは、オケトーが2021年12月9日に初のワンマンライブを開催した会場。当時はまだコロナ禍のもとで、チケットはSold Outになったものの、キャパシティも半分に制約されていました。

今回、ステージ上に掲げられた「JAM ORCHESTRA 2」のフラッグには、前回と同じ図柄に「FULL CAPACITY」の文字が加えられ、「再挑戦」の思いを強く感じました。加えて、BLAZEは来年7月に営業を終了することが発表されており、オケトーのワンマンの舞台になるのはこれが最後になると思われます。

「今日がオケトーの夏の終わりです!楽しむ準備、できてますか!」と呼びかけるマネージャーの大泉スバルさんの前説から、すでにフロアは最高の盛り上がりを見せていました。
ライブが始まり、キラキラした夢の国を思わせる新しいオープニングSE(「Fairy Road」)でメンバーが登場しました。

赤を基調にしたシックでゴージャスな衣装は、この日が初披露の新衣装。これからの季節に似合うデザインは華やかで、上品な可愛さもあり、グループのイメージにもピッタリです。そんな衣装にマッチした「Fairy Land」からライブが始まりました。
そこからクールな「革命讃歌」へと振り幅を見せ、最初のブロックは様々な楽曲を表現するパフォーマンスを6曲連続で畳みかけ、ライブを盛り上げていきます。

最初のMCでは、平澤芽衣ちゃんが前回のBLAZEでのワンマンライブに触れて「今回はフルキャパでの開催です!」と言い、裕木真生ちゃんが「新衣装になりました」と改めて紹介。2021年にもいた人や、初めて来た人などについて質問した後、流川乃莉子ちゃんが「後ろまで、たくさんの方が来てくれてうれしいです」と感謝を伝えました。フルキャパの会場は、フロアの端から端まで観客で埋まっていました。
「新宿BLAZE、もっともっと一つになりましょう」の呼びかけで始まった「Checkmate」では、この曲が1曲目だった前回のBLAZEを思い出しました。
いつもサイコーな真生ちゃんの煽りに乗った「Cloud 9」の爆発力、楠ろあちゃんの「この歌が届きますように」の言葉を添えた「RIOT PARTY」、そして「螢」から「ESCAPiSM」へと連なるエモーショナルな流れ。このブロックでは、これまでのライブの記憶とともに聞き手の思いを乗せられる熱い楽曲が展開されていきました。
吹き出すCO2の特効も、効果的な照明も前回と同じようにステージを盛り上げます。

中盤のMCでは給水タイムに続いて「次の曲は新曲です!」と紹介がありました。新曲の振り付けはプロデューサーのトミーさんや玉井杏奈さんと相談しながら流川乃莉子ちゃんがつけたと紹介があったところで、大石花音ちゃんが「話したいことがあります」と切り出しました。
「オケトーが結成されて1年目にこの会場でワンマンをやると決まった時は、こんな大きな会場でできるのか不安でしたが、今回は『絶対にやってやるぞ』と思いました。私はデビューした時は何もできなかったのですが、こうして自信を持ってステージに立てるのは、みなさんと一緒に少しずつ夢をかなえて来たからです。これからも一緒に夢に向かってがんばってきたいし、オケトーを好きで良かったと思ってもらえたらうれしいです。こうしてステージに立ってメンバーの顔を見ていたら、オケトーなら大丈夫だと思いました」と述べた言葉に大きな拍手が起こりました。
そして、「みなさんとオケトーの愛がもっと深まりますように」と曲振りして披露された新曲「WiTH」は、明るくストレートで力強い楽曲。落ちサビが花音ちゃんの歌割で、彼女のフィーチャー曲と言ってもよい感じの曲です。髪を染めて明るくしたのが、赤い衣装にとてもよく似合う花音ちゃんは、さらにアイドルらしく見えました。
また、ライブの翌日のSNSでは、この曲はトミーさんとマネージャーのスバルさんとの共作だということが明らかにされました。そう思って特典チケットについていたCDを改めて聞くと、バンドテイストの疾走感を感じます。
「WiTH」にも付いている「i」の表記がある曲は、オケトーの愛を込めた大切な曲。このブロックはそんな曲が続き、グループとファンの気持ちをさらに一つにしていきました。

そんな本編最後のナンバーは「ARiGATO」。最初のワンマンライブに向けて、メンバー自身が感謝を込めて作詞し、初披露された楽曲が、同じBLAZEのステージで改めてパフォーマンスされました。

アンコールの冒頭、スクリーンに映された映像で、来年2月27日に3周年記念ワンマンライブを開催することが発表になりました。場所は、昨年の2周年ライブと同じ渋谷O-EAST。
続いて「LAGOON」のSEに乗ってメンバーが再登場。「Be BRIGHT」からアンコールが始まり、続く「桜音」へと、全力のシンガロングが会場を包み込みました。
MCでは改めて3周年ワンマンについてメンバー自身から告知があり、「ろあちゃんが初めてライブをした場所、オケトーが初めてライブを披露した2月27日に、私たちの成長を確かめに来てください」と流川乃莉子ちゃんが呼びかけました。
そして、締めくくりの挨拶をしたのは平澤芽衣ちゃん。
「目標にしていたソールドにはわずかに届かなかったけど、今日を幸せな日にできてうれしいという気持ちが勝っています。2周年のEASTはみんなに連れて行ってもらったと思っているので、3周年は成長した力で、今までで一番幸せな日にして、その後の新たな景色をみんなで見に行けるようがんばります。いつもお願いしてばかりなので、これからはオーケストラトウキョウに任せてください」と決意を述べ、ひと際大きな拍手と歓声に包まれました。そして、「大好きなみんなに」と言葉を添えて「STRiNGS」をパフォーマンス。その歌詞がいつも以上に心に響きました。
メンバーとファンの双方からの熱い思いが会場を包んでいく中、最後は銀テープが舞う中「ROUTE MYSELF」でライブを締めくくりました。

コロナ禍を経て、フルキャパに戻った新宿BLAZEを舞台に、楠ろあちゃんを加えて改めて5人になり、パフォーマンスも伝えるメッセージも魅力的に成長したメンバー、声出し解禁のシンガロングで完成した楽曲の数々、そのすべてが揃って2021年12月に幕を開けたオケトーの新宿BLAZEでのストーリーが完結したそんなワンマン。もちろん、また最高を更新したライブでした。
そして、来年2月27日のEASTでの3周年ワンマンも発表になり、新しいストーリーが始まったライブでもありました。

特典会で…
平澤芽衣ちゃん
私「新衣装、可愛いね」
芽「可愛いでしょ。見て、豪華!」
私「本当にいいライブだったよ。前回ここでやった時は声出しも禁止で、シンガロングもなかったしね」
芽「そうだった!シンガロングのないライブなんて、もう考えられないよ」
私「ホントだね」
ス「そういう中でも、応援してくれたみんなのおかげ」

流川乃莉子ちゃん
私「いいライブだった。BLAZE完結編だったね」
乃「そうだね。ここ、なくなっちゃうからね。ここで初披露した『ARiGATO』を歌って、新たな気持ちで今回、更新できたのが良かった」
私「EASTでのワンマン、2月も期待してるよ」
乃「もっと伸びるようがんばるね」

この日は特典会も大盛況でした。時間切れのために他のメンバーにはご挨拶に行けなかったので、また次の機会に。


セットリスト
SE Fairy Road
01.Fairy Land
02.革命讃歌
03.ハニートラップ
04.DANCING MONSTER
05.SONIC MOVE
06.ACT
MC
07.Checkmate
08.Cloud 9
09.RIOT PARTY
10.螢
11.ESCAPiSM
MC
12.WiTH(新曲)
13.LiP
14.マーメイドオーシャン
15.FAMiLiAR
16.ARiGATO

ENC
VTR(3周年記念ワンマンライブ発表)

 

SE LAGOON
01.Be BRIGHT
02.桜音
MC
03.STRiNGS
20.ROUTE MYSELF
EndSE

 

「Cloud 9」

 

 

 

 

 

※有志のお世話をしていただいているみなさん、いつも感動を共有させていただき、ありがとうございます。