9月3日、TACHIKAWA STAGE GARDENであった「Hello! Project 2023 Summer CITY CIRCUIT モーニング娘。'23 25th ANNIVERSARY CONCERT TOUR ~glad quarter-century~ encore」に行ってきました。

 

チケットが送られてきた時に「えっ、これってかなりの良席では…」と期待して会場に行ったら、まさかの最前列。目の前のステージには「2」のバミリ!
ファンになって十数年経ちますが、モーニング娘。のコンサートでこんな席が来たのは初めてでした。着席して高まる緊張感(仕事でも緊張しないのに…笑)の中、「せっかくのチャンス、ずっと推しを見る時間にしよう」と鑑賞態度を決めました。
ハロプロを知ってすぐに℃-uteファンになって、解散後もどちらかと言うとJuiceやこぶしに目がいっていたので、ハロプロの現役一推しメンバーがモーニング娘。にいるのは、最初に見た高橋愛ちゃん以来。そういう時期にこんなチャンスが来るのも何かの縁だろうと…。
何も視界を遮るもののない所で、歌割も場位置も関係なく、ひたすら北川莉央ちゃんを目で追う1時間半は至福の時でした。
近くで見た莉央ちゃんは、端正な美人ですが、写真などで見るよりも甘い顔立ちでした。笑顔でというよりは、キリッとした表情でパフォーマンスするのがデフォですが、時折、メンバーと顔を見合わせて素の表情を見せるのが可愛い。クリアな声に張りがあって歌声が耳に心地良く、コンサートの間中、休むことなくステージの端から端まで、目まぐるしく動いているのがわかりました。これは体力がいるわ…と思った次第。
ただ、私もじっと見ている鑑賞スタイルではないので、ペンライトを振ってコールを送ったり、ところどころ自己流でフリ真似したり、結構盛り上がって見ていました。
コンサートの時間を通して、莉央ちゃんの視線が来ることはおそらく一度もなかった(笑)のですが、生田衣梨奈ちゃんとは目が合った気がします。と言うのも、えりぽんは多分、客席の端から端まで、ちゃんとファンと目を合わせながらパフォーマンスしようとしている様子で、これはアイドルとしてすごいと思いました。
…ということで、私の話はこのぐらいにします。


春ツアーの「Happy birthday to Me!」にかわって、1曲目は「HEAVY GATE」からコンサートが始まりました。最新アルバムの「オープニング・トラック」にもなっている疾走感のあるナンバーで、最初から上がります。
最初のブロック後のMCで、リーダーの譜久村聖ちゃんが「25周年ツアーを春からやって来て、あっという間に千秋楽。25周年アニバーサリーなだけあってすごく内容たっぷりなもので、私たちもやりがいを感じていたから、それがラスト1公演になるのは寂しいですけど、がんばってきた時の気持ちだったり、初日の時のワクワク感を思い出して、みんなでパフォーマンスできたらいいなと思います」と挨拶しました。

モーニング娘。の春から夏の間の変化と言うと、新メンバーの加入があげられるのですが、今回のコンサートを見る上では、それ以上に、今のメンバーで楽曲を再録したアルバムがリリースされたことが大きかった感じがします。
とりわけ聞いている側にとって、あまりにも有名な過去のヒット曲でも聞こえ方が変わり、グループの過去を振り返って歌っている感じから、今のメンバーの物になった曲を披露しているように受け止められました。中盤で披露した「ラストキッス」や「ちょこっとLOVE」も、今のメンバーの楽曲として楽しめました。
このアルバムが話題になった途中のMCで、一番好きな曲として「浪漫 ~MY DEAR BOY~」をあげた生田衣梨奈ちゃんが「自分の曲に出来たのがうれしかった」と言っていたのに納得です。
なお、譜久村聖ちゃんがあげたのは、17期も加わった「なんざんしょ そうざんしょ」。ふくちゃんがレコーディングしていた時に、羽賀朱音ちゃんがミキサー室に入って「可愛い、可愛い」と大騒ぎしていたそうです。そこで決まった歌割もあったという話から、えりぽんが「えりの時も入って」と言うものの、すぐに「ソロの歌割は緊張するから、やっぱりいい」と撤回。ふくちゃんに「何年目?」と突っ込まれていました。こういうわちゃわちゃしたトークも楽しい。

前半メドレーの後、井上春華ちゃんと弓桁朱琴ちゃんが登場して、17期メンバーの紹介がありました。夏ツアーを一緒に回った感想を聞かれて、げったー(朱琴ちゃん)が「ステージに立つと意外と、(客席が)近いと思いました」と答えると、はるさん(春華ちゃん)も「会場が暗いので、お客さんの顔は見えにくいのかなと思っていたら、意外と見えるなと思いました」と言い、「そう、意外と近いの。後ろの方も見えてますからね。いい顔してますよ、みなさん」と横山玲奈ちゃんが客席に声をかけます。
秋ツアーに向けた意気込みでは、げったーが「みなさん期待してくださっていると思うので、想像を遥かに超える仕上がり具合でパフォーマンスできたらいいなと思っています」、はるさんが「ちゃんとご飯を食べて、寝て、たくさん練習をがんばって、最後まで元気にツアーを駆け抜けていきたいと思います」と答えると、「元気、やる気、楽しんじょうで!」とまとめる牧野真莉愛ちゃん。玲奈ちゃんが「お客さんもみんな、楽しんじょうで」と受け、「…がんばりしんじょう…」と莉央ちゃんも巻き込まれる(笑)。
そこからMCの3人が歌う「ラストキッス」へ。

春からのセトリの変更点は、最初のブロックでは「そうじゃない」がなくなったこと。2つのメドレーの間の曲が「ラストキッス」「ちょこっとLOVE 」「ウルフボーイ」に変わったこと(春は「普通の少女A」「大好きだから絶対に許さない」「大好き100万点」「なには友あれ!」)。2曲は今回のアルバム収録曲で納得なのですが、「ウルフボーイ」は予想外でした。ちょうど10年前の「The Best!〜Updated モーニング娘。〜」収録曲だったので、そのつながりでしょうか。貴重な楽曲を久しぶりに聞けて良かったと思います。
最後の3曲が「泡沫サタデーナイト!」「みかん」「I WISH」(春は「そうだ!We’re ALIVE」「泡沫サタデーナイト!」「ここにいるぜぇ!」)に変わったところは、個人的には好みでした。やはり娘。のコンサートで「みかん」が聞けるとうれしいのです。
あと、岡村ほまれちゃん&山﨑愛生ちゃんの「泡沫サタデーナイト!いくよ!」を目の前で見られて、その可愛かったこと!
衣装は、前半の白い衣装は春と同じでしたが、後半の衣装はROCK IN JAPAN FESの時の、フワッとした花のような衣装に変わっていました。春のストリート系のカッコ良さも良いのですが、圧倒的にこっちが好みでした。やっぱりアイドルには可愛い衣装を着て欲しいと思います。

最後のMCでは、進行の石田亜佑美ちゃんが「今のメドレーを披露するのも最後だったんだなと思うと、ちょっと寂しい気持ちがありますけど、ここまで応援ありがとうございます」と述べて、櫻井梨央ちゃん、羽賀朱音ちゃん、譜久村聖ちゃんの感想を聞きました。
「譜久村さんと一緒にやるのが最後の曲もあったと思いますが、『Oh my wish!』で一緒に落ちサビを担当できたのがうれしかった」と朱音ちゃんが言うと、ふくちゃんが「あかねちんがそう言ってくれて、実感できたおかげで、『この曲はだいたい最後だろうな』と思って良い締めくくりができたり、メンバーとの思い出を振り返ったり、後輩の姿を見てカッコいいなと思ったり、大事なツアーになりました」と振り返り、「今はいろんなコンサートのリハーサルがあって覚えることが多くて大変ですが、また、この景色を見ることができると思って頑張れます。私たちの元気の源になってくれて、ありがとうございました」と述べました。

最後の「I WISH」では、1番のサビで17期の2人が他のメンバーと同じ衣装で登場し、パフォーマンスに参加しました。他のグループの新メンバーは研修生からの昇格組ですが、娘。の17期はオーデション組なので、夏ツアーは最後までパフォーマンスへの参加はないかなと思っていたところ、うれしいサプライズでした。次へとつながるツアーの締めくくりで、娘。の楽曲の中でも象徴的な「I WISH」での登場というのも感動的でした。
終演後、多幸感あふれる千秋楽の大団円に「娘。サイコー!」コールを送りました。

セットリスト
01.HEAVY GATE
02.Are you Happy?
03.花が咲く 太陽浴びて
04.Happy birthday to Me!
05.What is LOVE?
MC
*メドレー(1998~2010)
 06.モーニングコーヒー/北川、岡村、山﨑、櫻井
 07.抱いてHOLD ON ME!/野中、牧野、羽賀、横山
 08.真夏の光線/譜久村、生田、石田、小田
 09.LOVEマシーン
 10.ハッピーサマーウェディング
 11.恋愛レボリューション21
 12.ザ☆ピース!
 13.Do it! Now/石田、野中、牧野、北川、山﨑
 14.AS FOR ONE DAY/譜久村、横山
 15.涙が止まらない放課後/羽賀、岡村、櫻井
 16.大阪 恋の歌/生田、小田
 17.Ambitious! 野心的でいいじゃん
 18.悲しみトワイライト
 19.リゾナントブルー
 20.なんちゃって恋愛
 21.青春コレクション
MC(17期メンバーの紹介。進行・横山、牧野、北川、井上、弓桁)
22.ラストキッス / 牧野、横山、北川
23.ちょこっとLOVE / 岡村、山﨑、櫻井
24.ウルフボーイ / 譜久村、生田、石田、小田、野中、羽賀
MC(今回のアルバムについて。進行・羽賀、譜久村、生田、石田、小田、野中)
*メドレー(2011~2022)
 25.この地球の平和を本気で願ってるんだよ!
 26.One・Two・Three
 27.Help me!!
 28.愛の軍団
 29.Password is 0
 30.Oh my wish!
 31.The Vision
 32.ジェラシー ジェラシー
 33.A gonna
 34.人生Blues
 35.純情エビデンス
 36.Teenage Solution
 37.Swing Swing Paradise
MC(感想…進行・石田、感想・櫻井、羽賀、譜久村、まとめ・小田)
38.泡沫サタデーナイト!
39.みかん
40.I WISH