7月16日、山中湖交流プラザ きららであった「SPARK 2023 in YAMANAKAKO」DAY2に行ってきました。

2本目のレポは「夏フェスで見るハロプロ その2」をテーマに。

SPARK 2023には、ハロプロからはつばきファクトリー、BEYOOOOONDS、OCHA NORMA、ハロプロ研修生ユニット23が出演していました。また、宮本佳林ちゃんがソロで出演していたので、まとめて感想などを書いておこうと思います。
アイドルフェスでは推しのグループのTシャツを着て参加する人が多いですが、この日の会場はGUとの25周年コラボTシャツを着たハロプロファンの姿が目立ちました。

メインステージのSPARKステージ2日目のトップで登場した宮本佳林ちゃん。登場前から「佳林コール」が起こり、1曲目に「ひとそれ」を持って来て会場を湧かせました。オリジナルメンバーの、グループ曲を一人で完璧に歌いこなす「ひとそれ」を聞けただけで、すでに満足した気分になります。
このフェス唯一のソロ出演となった佳林ちゃんですが、最初からメインステージを一人で支配してしまった感じがしました。アイドルフェスに出演して見せた圧巻のパフォーマンスは「ハロプロエース」「アイドルサイボーグ」と呼ばれたハロプロの最高傑作の一人だということを思い起こさせます。しかも、ニコッと笑うと他のアイドルを蹴散らしてしまうぐらい可愛い。
2曲目の「なんてったって I Love You」以降は、ソロになってからの楽曲を揃えたセットリストでした。「Happy Days」のコール&レスポンス、「自分ファースト」のシンガロングをはじめ、クラップやコールで一緒に楽しもうと会場に呼び掛けるところは、歌の深みとともにソロとして、そしてコロナ禍を経て磨き上げ、進化した魅力を感じさせました。
先輩の鈴木愛理ちゃんとは別の形でハロプロ時代の自分のキャリアと向き合おうとしている印象の佳林ちゃん。MCでも告知していましたが、秋にはソロツアーが発表になっています。

ハロプロ研修生ユニット23は、他のステージから移動して「書いては消しての “I Love You”」から見ました。同じオールディーズテイストのオリジナル曲「ダイスキだけど付き合えない」へとつながる流れがハロプロ楽曲の一つの系譜を感じさせ、可愛くて良かったです。そして、こういう曲を歌うと、橋田歩果ちゃんの可愛さが光ります。
「有頂天LOVE」で会場を盛り上げたあと、最後が「彼女になりたいっ!!!」で締めくくったのも、ハロプロ研修生のアイデンティティを感じました。
蛇足ながら「でも ちょびっと期待してるのワタシ」の歌割は植村葉純ちゃん。(「亡霊」なので、ここを誰が歌ってるか、いつも気になります…)

未だフルサイズのライブに行くチャンスがないOCHA NORMAの印象は、一言で表現すると「楽しいカオス」。ハロプロが持っている様々な要素をぶち込んで仕上げた感じですが、メンバー一人ひとりの高いスキルと星部ショウさんをはじめとした楽曲提供者の職人芸に支えられて、すごく面白くなっている感じがします。「オチャノマ マホロバ イコイノバ」はその象徴だと思いました。
個人的にははっきりとした推しがいないグループだったのですが、ここ2回のフェスで、鼻にかかった甘い歌声と美貌で田代すみれちゃんに惹かれつつあります。
「一丁目ロック!」のカバーをやったのが夏フェスらしく、声出し可能になってサビで歌うハロヲタの盛り上がりも懐かしかったです。OCHAはベリ曲が似合う、と言うかグループ自体がBerryz工房に似た雰囲気があると思うのですが、どうでしょう?(私は℃-ute派だったので確信が持てませんが…)
最後にやった「シェケナーレ」は、ライブでは初見でしたが、わかりやすく盛り上がれる夏っぽくて良い曲だと思いました。今回のクアトロシングルは4曲とも特徴があって多様で、やっぱり「楽しいカオス」です。

つばきファクトリーのステージは「サマー・チャレンジャー」から始まりました。昨年開催された「つばきファクトリーの夏祭り2022 ~灼熱~」に合わせて作られた楽曲で、今年も夏のイベントが始まったことを実感させます。セットリストはどちらかと言えば、一般的と言うよりは、つばきファクトリーが好きなファンの好物の曲を揃えた印象でした。
4曲目に「マサユメ」が来て、「おっ、これは?!」と思いました。岸本ゆめのちゃんが圧倒的な歌唱力を見せつける楽曲ですが、彼女は活動休止中。パートを引き継いだのは、最年少の豫風瑠乃ちゃんで、会場から大きな歓声が上がりました。張りのある声で堂々と歌い上げて、メチャクチャかっこ良かった。瑠乃ちゃんは翌日にひたち海浜公園であったフェス「LuckyFes 23」でも注目を浴びたようで、これは一気に躍り出たかもしれません。
6曲目の「My Darling ~Do you love me?~」の大サビ、卒業した浅倉樹々ちゃんと岸本ゆめのちゃんが歌うパートも、河西結心ちゃんと豫風ちゃんのリトキャメコンビでした。八木栞ちゃん、福田真琳ちゃんも歌割が増えて見せ場が多く、リトルキャメリアのファンとしてはとても楽しいライブでした。ポニーテールの真琳ちゃんがとても可愛かったですし…
先輩メンバーもそれぞれ輝いていましたが、小野田紗栞ちゃんのパフォーマンスに凄みを感じ、小野瑞歩ちゃんが岸本不在を埋めている部分にも目がいきました。そして、リーダーの山岸理子ちゃん、卒業を控えて輝きを増してきたような気がします。

他のステージからBEYOOOOONDSのメインステージに戻って来たのは「ビタミンME」の時。会場に足を踏み入れて、目の前で凄いことが起きているのを目にしました。
メインステージ前の広い空間が色とりどりのペンライトで埋め尽くされ、地響きのようなコールとともに、会場全体が曲に合わせて踊っていました。野外フェスの最終演者のパフォーマンスには、他のグループのファンも集まって祭りのフィナーレを楽しむ感じになりますが、まさにその状態でした。
MCでメンバーが自己紹介をしたのに続いて「求めよ…運命の旅人算」をパフォーマンス。異様な盛り上がりに、BEYOOOOONDSがこの日のトリで間違いなかったと感じました。
続く「恋愛奉行」でお祭りがピークまで盛り上がった後、「夢さえ描けない夜空には」で会場を一体にし、「オンリーロンリー」の「また遊ぼうね…」で感動と余韻を作り出してフィナーレ。まさに完璧でした。
その後、会場からアンコールの声がかかったところで、バスの都合で離脱。
アンコールで「ニッポンノD・N・A!」をやったことは、バスの中でSNSで知りました。これは、ハロヲタでなくても熱狂しただろうなぁ…。BEYOOOOONDS最高!

【宮本佳林】
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01.「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?(Juice=Juice)
02.なんてったって I Love You
03.Happy Days
04.自分ファースト
05.若者ブランド
06.落ちこぼれのガラクタだって

 

 

【ハロプロ研修生ユニット23】
SE

01.明日テンキになあれ(こぶしファクトリー)
02.女で地球は回ってる
03.ありがた迷惑物語
MC(メンバー紹介)
04.書いては消しての “I Love You”(カントリーガールズ)
05.ダイスキだけど付き合えない
06.一尺玉でぶっ放せ!
07.有頂天LOVE(スマイレージ)
08.彼女になりたいっ!!!

 

 

【OCHA NORMA】
SE

01.ちょっと情緒不安定?…夏
02.宇宙規模でダイスキ宣言

MC(メンバー紹介)

03.オチャノマ マホロバ イコイノバ
04.素肌は熱帯夜
05.一丁目ロック!(Berryz工房)
06.シェケナーレ

 

 

【つばきファクトリー】

SE
01.サマー・チャレンジャー
02.愛は今、愛を求めてる

MC(メンバー紹介)
03.今夜だけ浮かれたかった
04.マサユメ
05.アドレナリン・ダメ
06.My Darling~Do you love me?~
07.ハッピークラッカー

 

 

【BEYOOOOONDS】
SE

01.アツイ!
02.ビタミンME
MC(メンバー紹介)
03.求めよ…運命の旅人算
04.恋愛奉行
05.夢さえ描けない夜空には
06.オンリーロンリー
ENC
01.ニッポンノD・N・A!