5月7日、大宮ソニックシティ 大ホールであった、「Hello! Project 2023 Spring CITY CIRCUIT  ANGERME CONCERT TOUR「BIG LOVE」に行ってきました。

 

前説のアナウンス終了とともに始まった「竹内最強」クラップ(♪♪♪♪♩♩ ♪♩♪♩♩)が徐々に会場に広がっていきました。この公演は、リーダー「たけちゃん」こと竹内朱莉ちゃんのアンジュルム卒業前の最後の凱旋公演です。客電が落ちると、客席が青いペンライトで染まりました。
オープニングSEに続いて「ぶっ壊したい」からコンサートが始まりました。アルバム「BIG LOVE」を引っ提げてのツアーでもあるので、この曲を含め、アルバム曲がセトリに多く入っています。
たけちゃんの煽りから始まった「出すぎた杭は打たれない」、そして「泣けないぜ・・・共感詐欺」と、ライブで映える強いナンバーを観客がクラップで盛り上げます。上國料萌衣ちゃんは、この日の公演でもパフォーマンスを制限していましたが、ライブ中の表情は楽しそうで、ビジョンに抜かれたビジュアルは、やっぱり圧倒的に綺麗でした。
4曲目に6月14日リリースの新曲「アイノケダモノ」を初披露しました。ジャングルを連想させるアフリカンなビートに乗せて、バキバキに踊るカッコいいダンスナンバーです。
最初のMCで「アイノケダモノ」のMVがその日の21時に公開されることが告知されました。

 

たけちゃんが「今日は埼玉…ということは、私の地元だーっ!」と叫び、あわせてオープニングについて「ステージの照明が青くなるので、みなさんのペンライトの青とマッチして、すごくきれいでした。ありがとうございました」とお礼を述べ、卒業前に凱旋公演ができて良かったと言いました。
その後、「ええか!?」から「大人の途中」まで、スマイレージのナンバーが続きます。今回のセトリにはスマイレージ曲が多数入っていますが、「スキちゃん」以外は全てたけちゃんが加入してからの曲で、ファイナルで卒業を控えたツアーであることを感じさせます。

伊勢鈴蘭ちゃん、橋迫鈴ちゃん、松本わかなちゃんの3人によるMCは、ビジョンに映し出された写真についてトークで、メンバーが手に持った足袋の写真でした。一時期、アンジュルムの中で、メンバーがそれぞれの地元の靴下をプレゼントし合っていた時に、たけちゃんがみんなにプレゼントしたのが、その足袋だったとのこと。「家で裸足で生活している人は、おススメです」と鈴ちゃんが言うと、「親指だけ別なので、解放された感じがあって、気持ちが良いです」とわかなちゃん。鈴蘭ちゃんが「『全然起き上がれないSUNDAY』をバレエシューズを履いてやったことがあるので、今度は足袋を履いてやってみたらどうかなと思いました」と言い、会場の近くにお店(埼玉県物産観光館 「そぴあ」)があると紹介して話をまとめました。
続いて、ユニットでの楽曲披露。前半はアルバム「BIG LOVE」の収録曲から「根っからプレイボーイ」「Top!」「まぁ、いっか!」の3曲。後半は「さよなら さよなら さよなら」から始まって、スマイレージ曲を4曲。「ヤッタルチャン」のセリフは松本わかなちゃんでした。「黄色い自転車とサンドウィッチ」は、一人ひとり自転車のハンドルのようなスタンドを並べ、その前で歌う可愛い演出でした。
たけちゃんが「ペンライトを置いて、本気の拍手を見せてください」と言い、「みなさん、後半戦準備はいいですか!?」と問いかけると、ひときわ大きく長い拍手が起こりました。続くブロックでは「Survive~生きてく為に夢を見んだ」「エイティーン・エモーション」を披露した後、「46億年LOVE」「愛すべきべき Human Life」の鉄板曲で盛り上がりました。たけちゃんと鈴ちゃんがふざけてじゃれ合うところが見られたり、メンバーが楽しんでいる様子がライブの楽しさを増幅させます。

最後のMCでは、メンバーが一人ずつ感想を述べました。
「声出し禁止は今日で最後になりますが」と切り出した川村文乃ちゃん。「この3年間、それまでとは違うライブの鑑賞スタイルだったと思います。うれしい拍手、応援する拍手など、いろんな拍手があるなと思って、声出しができない中で、拍手でいろんな気持ちを伝えてくださって、ありがとうございました」と振り返りました。
上國料萌衣ちゃんは、オープニングにファンがやった「竹内最強」クラップに触れて、前日に自分のブログでも「やりましょうね」と呼びかけていたことを紹介しました。かみこちゃんの予想どおり、たけちゃんはブログを読んでいなかったので、ちゃんとサプライズになったようです。そして、改めて「竹内最強」クラップを会場全体でやりました。
佐々木莉佳子ちゃんは「『アイノケダモノ』の間奏で、たけさんと踊れてうれしい」と言い、たけちゃんの笑顔について語りました。
「地元の埼玉でライブができて本当に良かったなと思いますし、埼玉でもこんなに広いところは初めてです」と言うたけちゃん。「明日以降の公演から声出しできるので、だからこその、みなさんの本気の拍手を聞かせてください」と呼びかけ、その煽りに観客が大きな拍手で応えました。「最後は私たちからみなさんへのBIG LOVEの気持ちを込めて、この曲で盛り上がっていきましょう!」とラストは「スキちゃん」で締めくくり。
明るく楽しいステージの一方で、卒業に向けた舞台が整えられていくのを感じたコンサートでした。

セットリスト
オープニングSE
01.ぶっ壊したい
02.出すぎた杭は打たれない
03.泣けないぜ・・・共感詐欺
04.アイノケダモノ(新曲)
MC
05.ええか!?
06.「良い奴」
07.好きよ、純情反抗期。
08.大人の途中
MC(伊勢、橋迫、松本)
09.根っからプレイボーイ/竹内、川村、為永、平山
10.Top!/佐々木、上國料、川名、
11.まぁ、いっか!/伊勢、橋迫、松本
12.さよなら さよなら さよなら/竹内、佐々木、上國料、川村、伊勢
13.ヤッタルチャン/竹内、上國料、伊勢、松本、平山遊季
14.チョトマテクダサイ!/佐々木、川村、橋迫、川名、為永、
15.黄色い自転車とサンドウィッチ/橋迫、川名、為永、松本、平山
MC
16.Survive~生きてく為に夢を見んだ
17.エイティーン・エモーション
18.46億年LOVE
19.愛すべきべき Human Life
MC
20.スキちゃん