4月1日、幕張メッセであった「Hello! Project ひなフェス 2023 アンジュルム & つばきファクトリー プレミアム」に行ってきました。

今年のひなフェスは初日2公演と2日目の浅倉樹々ちゃんの卒コンに入ったので、各公演ごとに感想等を書いていくことにします。



ひなフェスについて書く前に、同時開催のSATOYAMA & SATOUMイベントについて書いておきます。今回は「カーボンニュートラルを考える 2023 by SATOYAMA & SATOUMI」と題して開催され、規模も内容もほぼコロナ前に戻った感じでした。

1日目のステージでは、オープニングに続いて川村文乃ちゃんのマグロの解体ショーが行われ、さすがに見る機会はなかなかないので、興味深く観覧しました。ネット上でも話題になっていましたが、アイドルグループのメンバーがこれをやれるのは話題性とインパクトが大きく、こうしたイベントで発信する機会を作ったのは良い企画だったと思います。「さかなの日」の良い広報にもなっていました。


また、出店ブースへのメンバー降臨も再開し、メンバーが来るとブースの前に人だかりができる様子(ただし、今回はブースでのメンバー撮影は禁止)や、ハロヲタのみなさんが様々な物を、とにかくひたすら買っていく様子を見て、「コロナ前に戻ってきたなぁ…」と感慨深く思いました。
コラボグッズも充実していました。

 


出演者全員による「断捨ISM」から始まったひなフェスの昼公演は、最初がつばきファクトリーのブロックでした。「メジャーデビュー6周年記念ライブ」で着たロックテイストの衣装で登場し、「間違いじゃない 泣いたりしない」から始まるセトリで「カッコいいつばき」を見せてくれました。
MCの自己紹介で「みなさん一人ひとりを笑顔にできるよう頑張ります」(福田)、「最後の12人体制のひなフェスということで、12人のパワーを見せていきたいと思います」(八木)、「来てくださったみなさんと、たくさん目を合わせてがんばりたいと思います」(河西)と決意表明したリトルキャメリアの面々。それぞれに魅力的に成長していますが、中でも「4月から高校生になるので頑張ります」と決意表明した豫風瑠乃ちゃんが少し大人びた雰囲気で、天真爛漫な子ども期を抜けた印象を受けました。
今回のひなフェスで卒業する浅倉樹々ちゃんは「360度たくさんの人に囲まれながらできるのがうれしいです。ロックにいきます!」と挨拶しました。
山岸理子ちゃんが「12人でお届けするのが今回で最後の曲もあったりしますので、ぜひ注目してください」と紹介して「ハナモヨウ」「可能性のコンチェルト」と続けてパフォーマンス。「最上級Story」でブロックを締めくくったのも爽やかで感動的でした。

続くMCで「今回、距離結構近いよね」と竹内朱莉ちゃんと山岸理子ちゃんが言っていましたが、メインステージの他に花道やサブステージが作られ、全体的にステージとの距離は近かったと思います。
ひなフェスの楽しみは、ソロ・ユニット曲とプレミアムグループの楽曲カバー。
ソロは、松永里愛ちゃんが「記憶の迷路」をクールにカッコよく、余裕で歌いこなしていて凄いと思いました。横山玲奈ちゃん、谷本安美ちゃんの「ランラルン~あなたに夢中~」は2人の可愛いキャラと歌声にピッタリの選曲。北川推しとしては期待の、北川莉央ちゃん、段原瑠々ちゃん、岸本ゆめのちゃんという各グループの歌唱メン3人による「SHALL WE LOVE?」もカッコ良く、歌い方のタイプの違いもわかって興味深かったです。
他グループによるカバーは、各グループとも「なるほど」と思う選曲でしたが、特に素晴らしかったのがJuice=Juiceの「涙のヒロイン降板劇」。こういう16ビートを効かせたちょっと洋楽っぽい雰囲気のある楽曲はJuiceがやるとピッタリで、段原瑠々ちゃんの縦横無尽なフェイクも気持ちよく、オリジナルかと思うぐらいでした(もちろん、つばきのオリジナルがあればこそですが)。
「抱きしめられてみたい」をモーニング娘。’23が歌ったのを聞いて、オリジナル曲でも1人が歌うフレーズの長さがこれぐらいあれば、各メンバーの歌の魅力がもっと伝わってくるのではないかと思いました。そこは、グループのコンセプトの違いなのでしょうか。

研修生現場にはあまり足を運んでいないのですが、研ユニも含めてハロプロ研修生はそれぞれに個性があって可愛いと思いました。ボーイッシュなイメージがあった吉田姫杷ちゃんが女の子っぽく成長していたのが印象的で、下井谷幸穂ちゃん、上村麗奈ちゃんも可愛くて良いなと思いました。ハロプロ研修生ユニット’23の「ダイスキだけど付き合えない」は研修生らしくて可愛く、オールディーズのポップスっぽい曲調がカントリー・ガールズっぽさもあって良曲だと思います。なお、この日は後藤花ちゃんが欠席、それ以外の研修生は全員参加していました。

「恋のクラウチングスタート」から始まり、OCHA NORMAはタイプの違う盛り上げ曲を揃えてきた印象でした。MCで自己紹介に続いて「大きな会場ですごくドキドキしているんですけど、笑顔をみなさんに届けます」と決意表明した田代すみれちゃん、美人であざとい色気があって、パフォーマンス中も目が行きました。

BEYOOOOONDSは4月12日リリースの新曲2曲と、ステージをいっぱいに使っての「激辛LOVE」を披露。「夢さえ描けない夜空には」ではステージにエレピがセットされて(スタッフさんの早業も見えました)、音源のとおり小林萌花ちゃんのピアノ弾き語りから始まりました。MCでMVと新曲リリースの紹介がありましたが、「求めよ…運命の旅人算」も含め、今回の2曲もビヨならではの良曲です。

Juice=Juiceは「イジワルしないで 抱きしめてよ」でカッコよく登場し、続いて最近のナンバーから2曲。MCでは、ソロで歌った松永里愛ちゃんが感想を聞かれて「青のペンライトがすごくきれいだと思っていました」と余裕で答え、ユニットで歌った段原瑠々ちゃんが「久しぶりにドキドキしました。歌いたい候補がいっぱいある中で選びました」と答え、2人のキャラクターの違いが出た感じでした。「G.O.A.T.」の最後の「ラララ…」で観客と一緒に左右に手を振る振り付けが、ライブ感があって良かったです。

「Happy birthday to Me!」から始まったモーニング娘。’23。MCではひなフェス初参加の櫻井梨央ちゃんが「360度どこを見渡してもペンライトがある光景がすごくきれいで、パフォーマンスできていることをすごくうれしく思います」と感想を述べ、つばきのカバーで樹々ちゃんのパートを歌った山﨑愛生ちゃんが「最後のソロがすごく緊張しました」、牧野真莉愛ちゃんが「今回はみなさんの顔がちゃんと見えんですよ。さっきは桜ナイトフィーバーを歌いましたが、この会場もカラフルな桜が満開だなと思いました」とそれぞれと感想を述べました。2曲目に明るく可愛い「恋してみたくて」が入っているのも、春らしくて良かったと思います。最後はアップテンポの盛り上げ曲「このまま!」で、グループごとのブロックを締めくくりました。

最後のブロックがアンジュルム・プレミアムで、新アルバム「BIG LOVE」に収録されている中島卓偉作曲のかっこいいロックナンバー「ぶっ壊したい」からスタート。卓偉曲はやっぱり上がります。続く「マナーモード」では橋迫鈴ちゃんがBメロの笠原桃奈ちゃんのパートを引き継いでいたり、落ちサビで松本わかなちゃんが、佐々木里佳子ちゃん、上國料萌衣ちゃんと3人で歌ったりと、メンバーの歌割の引継ぎも楽しめました。
MCもアンジュルムらしく賑やか。「今回が最後のひなフェスなんですよ」と言う竹内朱莉ちゃん、「最初のひなフェスの時に『旅立ちの春が来た』が新曲で、『今日の9時にMVを公開します』みたいなことをMCで言えって言われたんだけど、イヤでやめて、せっかく対バン形式だからもっと煽っちゃおうよと思って煽ったら、それが意外と良くて、そこから煽りのスタイルが始まった。あと、初の武道館公演がひなフェスでサプライズ発表されて、泣いて『プリーズ ミニスカ ポストウーマン!』が歌えなかった」とひなフェスの思い出を語りました。
新アルバム収録曲「Sister Sister」に続いて、タケちゃんの「ラストスパート!盛り上がっていくよ!」の煽りとともに「46億年LOVE」「愛すべきべき Human Life」とアクセル全開で、アンジュのライブはやはり圧倒的に楽しい。
実は、この公演ではメインステージ2列目のセンターという超良席にいたので、全編、目の前に来るメンバーに見惚れていたというのが実態でしたが、かみこちゃんが楽しそうで、キラキラしていて綺麗でした。メンバー自身が楽しそうな様子も、アンジュルムのライブの良さだと思います。


改めて出演者が全員登場し、全員曲は「旅立ちの春が来た」。アンジュのMCでもタケちゃんが話題にした、この公演にピッタリの選曲で、明日が卒業の樹々ちゃん、今回が最後のひなフェスになるタケちゃん、ふくちゃんが一緒に並んで歌う場面もあり、プレミアムにふさわしい締めくくりでした。
(モーニング娘。'23 & OCHA NORMA プレミアムに続く)

セットリスト
01.断捨ISM(つばきファクトリー)/全員
【つばきファクトリー】
02.間違いじゃない 泣いたりしない
03.アドレナリン・ダメ
MC
04.ハナモヨウ
05.可能性のコンチェルト
06.最上級Story
MC(竹内、山岸)
【ハロプロ研修生】
07.Upside down girl/ハロプロ研修生
08.ダイスキだけど付き合えない/ハロプロ研修生ユニット’23
【OCHA NORMA】
09.恋のクラウチングスタート
MC
10.Go Your Way
11.ヨリドリ ME DREAM
MC(福田、清野)
12.記憶の迷路(High-King)/松永里愛
13.ランラルン~あなたに夢中~(カントリー・ガールズ)/横山玲奈、谷本安美
14.SHALL WE LOVE?(ごまっとう)/北川莉央、段原瑠々、岸本ゆめの
15.桜ナイトフィーバー(こぶしファクトリー)/全員
MC(為永、岸本)
16.恋ならとっくに始まってる(アンジュルム)/BEYOOOOONDS
17.新しい私になれ!(スマイレージ)/OCHA NORMA
18.涙のヒロイン降板劇(つばきファクトリー)/Juice=Juice
19.抱きしめられてみたい(つばきファクトリー)/モーニング娘。’23
【BEYOOOOONDS】
20.求めよ…運命の旅人算
MC
22.激辛LOVE
23.夢さえ描けない夜空には
【Juice=Juice】
24.イジワルしないで 抱きしめてよ
MC
25.イニミニマニモ~恋のライバル宣言~
26.G.O.A.T.
【モーニング娘。’23】
27.Happy birthday to Me!
MC
28.恋してみたくて
29.このまま!
【アンジュルム】
30.ぶっ壊したい
31.マナーモード
MC
32.Sister Sister
33.46億年LOVE
34.愛すべきべき Human Life
MC(竹内、山岸)
35.旅立ちの春が来た(スマイレージ)/全員

エンディング


 

 

 

 

舞美ちゃんさすが!会場でも変わらない「女神」ぶりを見せていました。