2023年02月27日渋谷Spotify O-EAST・THE ORCHESTRA TOKYO

２月２７日、渋谷Spotify O-EASTであったTHE ORCHESTRA TOKYO 2nd ANNIVERSARY ONEMAN SHOW 『HYBRID ORCHESTRA』に行ってきました。

２０２１年２月２７日のお披露目ライブから２周年となるこの日、オケトーが結成２周年記念のワンマンの舞台に選んだステージは、過去最大キャパの渋谷Spotify O-EAST。
オープニングSE 「LAGOON」が流れる中、メンバーが一人ずつ登場し、優雅にカッコ良くポーズを決める背景で、スクリーンにも４人のメンバーを紹介するビジュアルが映し出されていきます。
ステージ上には、「夢の国」のアトラクションを思わせる海賊船の甲板をイメージしたセットが組まれ、ワクワクするような期待感を高める中、最新EPと同じ流れで「革命賛歌」からライブが始まりました。
オケトー３年目のテーマ「革命」をモチーフに、メンバーが熱いパフォーマンスを見せるのに応えて、フロアも「I just free my life」と歌い、「Wow Oh Oh…」とシンガロングし、ビートに合わせたジャンプで、１曲目から一体感を作りあげていきます。
裕木真生ちゃんが「オーケストラトウキョウ２周年ライブ！最高の夜にしましょう！」と呼びかけて「PROGRESS」、「ACT」、「DANCING MONSTER」とオケトーのライブを鉄板として支えているナンバーが次々に繰り出され、メンバーの「もっと、声を聞かせて！」「一緒に踊りましょう！」の呼びかけに観客の歓声やクラップ、シンガロングが加わって最高のライブ空間を作り上げていきました。

最初のMCでもオケトーのワンマンライブとしては今回が初の声出し解禁であることが告げられます。大石花音ちゃんの「みなさん、声出す準備はできてますか？」の声に応えて、フロアが歓声を上げるも「うーん、ちょっと弱いかな？」とやり直す。お約束のライブの展開で、みんなが待ちに待った声出し解禁を楽しむ感じが伝わってきました。
アイドル現場の「声出し」「コール」は、グループによってファンが抱くイメージが全く違うところ、コロナ禍のもとで結成されたグループなので、今回のワンマンライブで声出しの基本ができあがった感じがしました。そもそも楽曲自体に「ここは一緒に歌え」という狙いが見えるので、それに沿ったシンガロングが中心で、個人的にも心地よく参加できる形になったと思いました。
「今日はEASTを海賊船にしてしまいました。みなさん、オケトー海賊団の一員として、たくさん盛り上がっていきましょう。出航の準備はできてるか？！」と平澤芽衣ちゃんが呼びかけ、「Cheeeeers!」をみんなで踊って賑やかに出航した船は、次の「マーメイドオーシャン」で大海原を滑っていきます。EASTの広いステージを使ったパフォーマンスでこの曲が持つスケールの大きさが感じられ、オケトーと出会ったこの曲について改めて良い曲だと噛み締めました。

メンバー全員が一旦、ステージ袖にはけたかと思うと、「めいちゃんです　めいちゃんです」から始まる可愛いイントロが流れて会場が大きく湧きました。続くブロックは、昨年、メンバーの生誕祭に合せて作られていったソロ曲を、リリース順（つまり誕生日順）に披露するソロコーナーでした。
「べり〜ぎゅっと♡めいちゃんです」を歌う芽衣ちゃんがニコニコ笑っていて楽しそう。軽快でノリの良い「Purple Bear」を歌って踊る真生ちゃんにヒラヒラと舞う扇子がよく似合う。９０年代リスペクトの「No RIP...」を歌う乃莉子ちゃんが、ひと際エモーショナル。EASTの広いステージに一人で立って「君の花」を歌う花音ちゃんが堂々としていて、爽やかで可愛い。それぞれの生誕祭で一度披露されただけで、おそらく多くのファンが見たいと思っていた４人のパフォーマンス。
ファンが見たいものを、ちゃんと見せてくれる運営に改めて信頼感を覚えます。また、声質も持ち味も違う４人の個性を引き出して輝かせ、全部、オケトーのカラーの中に収めてキャッチーな曲に仕上げる、これを一人で作ったプロデューサーのトミーさんの才能を感じました。

真生ちゃんが「ここからラストスパートになっていきます」が言うと、「えーっ！」の声が上がります。「今日まで応援してくれたみなさん、ろあちゃんのお披露目を楽しみに駆けつけてくれたみなさん、関係者のみなさん、すべての人たち私たちのいっぱいの愛を込めて、この歌を歌いたいと思います」の言葉を揃えて「LiP」から本編最後のブロックが始まりました。
しっとりしたピアノのイントロから始まる「RIOT PARTY」。スクリーンに帆船のCG映像が映されると、甲板のセットと合わせてステージ全体が船に見える演出になっていましたが、その景色がちょうど夕暮れになって、とても素敵でした。ラストの「You make story We get the glory」の大合唱がアツい！
スクリーンの景色も時間が進み、夜を迎える中で「My HERO」、そして「ESCAPiSM」とエモーショナルな思いを乗せたナンバーが続きます。
そして、本編の最後は「桜音」。芽衣ちゃんが「４人で体制ラストの曲です。みんなの笑顔を見せてください！」と呼びかけ、スクリーンには４人のメンバーが４分割で映し出されます。ステージとフロアが一体になって声を出し、サビの振りを踊る中、桜の花が舞う演出に、昨年春のツアーを思い出してグッときました。

新たなSEに乗ってメンバーが再登場し、スクリーンには再びメンバー紹介のビジュアル。４人に続いて、新メンバー・楠ろあちゃんが登場しました。それはアンコールというよりは再度のオープニング。５人のオケトーのライブのスタートでした。ここで「HYBRID ORCHESTRA」のタイトルが回収されます。
５人体制最初の曲は「Checkmate」。５人でのパフォーマンスは厚みを増して、さらにパワーアップしていました。
MCで新メンバーの楠ろあちゃんを紹介したのに続いて、「ここでお知らせがあります」と告知され、全国QUATTROツアーが発表になりました。タイトルは「THE ORCHESTRA TOKYO TOUR 2023『Pentagon』」で日程は以下のとおり。大阪・名古屋・広島は昨年のツアー同様、昼公演が主催対バン、夜公演がワンマンとのこと。
５月　５日（金）　梅田クラブクアトロ（大阪）
５月　６日（土）　名古屋クラブクアトロ（名古屋）
５月２１日（日）　広島クラブクアトロ（広島）
６月１０日（土）　渋谷クラブクアトロ（東京）ツアーファイナル

続いて、乃莉子ちゃんが「新しいスタート、みなさんの支えになるような曲にしていけたらいいなと思って歌います」と曲振りして、新曲の「Be BRIGHT」をライブ初披露しました。軽快なアップテンポの明るく前に進んでいくイメージの楽曲で、新体制のスタートにぴったりのナンバーです。歌い出しや落ちサビがろあちゃんの歌割になっていますが、声質も他のメンバーと違っていて、歌割りがおもしろくなりそうだと思いました。また、美人で、パフォーマンスがとてもステージ映えするメンバーです。

みんなの思いを重ね合わせるように「STRiNGS」を熱く歌い上げた後、メンバーが一人ずつ、今の気持ちを述べました。
新加入の楠ろあちゃん、「自分の中で悩みが大きくなっていた時に、前回のオケトーのライブを見に行かせてもらって、前向きな気持ちになれた」と言う楠ろあちゃん。「ステージに出て来た時から温かくてうれしかったです。５人になっても、みなさんが大好きなオケトーを守っていくので、見守っていてください」と決意を表明しました。
「ソールドさせたかった。悔しい」と言ったのは、裕木真生ちゃん。結成以来ワンマンライブの度にチケットをソールドアウトにしてきて、今回の目標もソールドアウトだったので、グループにとってもファンにとっても、それは率直な思い。「でも、集まってくれたみんなの景色を見て、こんなにたくさんの人が来てくれたことがうれしくて、感謝しています」と言う真生ちゃん。ソールドではないものの会場はしっかり埋まっていました。「大好きなメンバーと一緒に新しい景色を見に行きたいと思います。一緒についてきてください」と述べました。
少し前に骨折してライブに出られなかった大石花音ちゃん。出演できなかった時に客観的にオケトーを見て「やっぱり大好きだと思いました。自分がグループの中で果たす役割について考えるきっかけになりました」とのこと。EASTでライブをやることが加入時の目標だったと言う花音ちゃん、「次はEASTをソールドにするという新しい目標ができました」と決意を述べました。
「集まっていただいたことが奇跡」と感謝を述べた流川乃莉子ちゃん。「人に頼ることが苦手で、２年目はたくさん悩んだ」と言い、「人生で初めて身体が言うことを効かなくなった時期があった」と告白しました。「それでもやめたいと思ったことがなくて、ファンのみなさんがこうして来てくれたり、メンバーやスタッフが寄り添ってくれたから、私は今、ここにいます」と述べ、あらためて感謝の言葉とともに「これからもついて来てください」と締めくくりました。
「私はアイドルを結構長くやっているので、努力した人全員が来れる場所ではないことがわかっているので、オケトーでここEASTに来れたことがうれしいです」と言う平澤芽衣ちゃん。みんなが喜ぶ姿が見たいから「２年目は勇気を出して、苦手なことにもチャレンジした」と言い、「みんなもお仕事や学校で頑張る時や我慢する時があると思うので、いつも、私がついてるよ、オケトーがついてるよと思っています。３年目も支え合いながら一緒に大きくなっていけたらなと思います」と気持ちを伝えました。

芽衣ちゃんが「３年目の私たちもたくさん愛してくれるとうれしいです。大好きなみんなにこの歌を届けます」と言葉を添えて「FAMiLiAR」を歌い、ラストは始まりの曲「ROUTE MYSELF」で、温かな思いがいっぱい詰まったライブを締めくくりました。イントロで飛んだ特効の金テープには、メンバーのメッセージが書かれていました。
今日は来てくれてありがとう!!　みんな最高－☆　大石花音
今日はありがとうございました!!!　これから頑張るので、よろしくお願いします　楠ろあ
今日は最高の１日をありがとう꒰(๑´•.̫ • `๑)꒱　これからもいっしょだよー！大好き！　平澤芽衣
今日は来てくれてありがとう。今日以上の思い出をこれからも一緒に作っていこうね　裕木真生
出会ってくれてありがとう。大好き!!　流川乃莉子


そして、メンバーがステージを後にしたスクリーンには、今回も流川乃莉子ちゃん作成のメッセージが映し出されました。

特典会で…
平澤芽衣ちゃん
私「２周年おめでとう」
芽「ありがとう」（姿勢を正してしっかりお辞儀）
私「３周年も一緒に入れたらいいな」
芽「いいなじゃなくて、一緒にいるの！」
私「います。そして、オケトーのことをいっぱい書くね」
芽「いっぱいブログに書いて、感想教えて」
私「（マウスシールドはマスクと違って）顔が見えるのが良いね」
芽「見えるでしょ、可愛い顔が」
ス「自分で言う！」
普段よりもハイテンションな芽衣ちゃんでした。

楠ろあちゃん
私「初めまして。オケトーに入ってくれてありがとう。」
ろ「そう言ってくれて、ありがとうございます」
私「初ステージ、どうだった？」
ろ「めちゃくちゃ楽しかった」
私「動きがきれいだなと思って見てました」
ろ「最初、緊張してガチガチで、こけないか心配だった（笑）」
新メンバーにご挨拶できました。

流川乃莉子ちゃん
私「やっぱり乃莉子ちゃんに話を聞かないと、レポが書けないからね」
乃「今日も楽しみにしてるね」
私「いろいろあっての２周年なんだよね」
乃「でも、もう大丈夫。大丈夫になったから、話せるようになったの。生まれ変わった」
私「ステップアップのための苦労なんだよね」
乃「そう、前向きな苦労だと思ってる」
３年目も前に進んでいくオケトーを応援しています。

花音ちゃんと真生ちゃんは、残念ながら時間切れでお話できず。

 

今回も有志のみなさんがフラスタ等を準備されていたので、参加させていただきました。こうしたファンの気持ちを伝える自主的な企画も、ファンとアーチストが一緒にライブを作っていくうえで重要な要素だと思うので感謝しています。


特典会の最後の挨拶では、乃莉子ちゃんが改めて「今回はソールドできませんでしたが、次は絶対埋めます！」と決意を述べて締めくくりました。

やっぱり、ライブが楽しくて最高なグループ。まだまだ大きくなり、駆け上がっていく姿を見せてくれそうです。３年目の出航に立ち会えて、本当によかったと思いました。

SE　LAGOON
01．革命賛歌
02．PROGRESS
03．ACT
04．DANCING MONSTER
MC
05．Cheeeeers!
06．マーメイドオーシャン
07．べり〜ぎゅっと♡めいちゃんです／平澤
08．Purple Bear／裕木
09．No RIP...／流川
10．君の花／大石
MC
11．LiP
12．RIOT PARTY (intio piano ver.)」
13．My HERO
14．ESCAPiSM
15．桜音

ENC
SE 
01．Checkmate
MC（新メンバー紹介、ライブツアー告知）
02．Be BRIGHT
03．STRiNGS
MC（メンバーからの言葉）
04．FAMiLiAR
05．ROUTE MYSELF

 

「Be BRIGHT」