2月25日、WHITE MARTINI CLUBであった大谷美咲アコースティックライブ「ヒキガタリウム」#2に行ってきました。

今回が2回目となるPiXMiXリーダー大谷美咲ちゃんのピアノとギターの弾き語りによるソロライブですが、会場に着いて、スマホを見た時にTwitter の情報が目に飛び込んできました。「桐島十和子ちゃんの卒業」…、加入と卒業を繰り返す大人数グループではなく、メンバー同士の絆が強いイメージのピクミク、中でも仲間に対する思いが強い美咲ちゃんだけに、発表があった直後のソロライブとなったことで、どんなライブになるんだろうと思いを巡らせながら店内に入り、開演を待ちました。
開演時刻になり、美咲ちゃんが登場。ピアノの前に座った表情が心なしか硬いように感じました。前置きなしで「聞いてください『夢の話』」と言って歌い始め、別れた人への切ない思いを綴った歌詞を情感たっぷり歌う姿に、あれこれ想像が広がっていきます。
軽くピアノを弾きながら、最初のMCで「ヒキガタリウムということで、星のお話ができたらいいな…と思っていたんですが、先ほどメンバーの卒業発表があって、そういう感じじゃないなという気持ちになってしまって、今日は、曲に込めた思いや思い出を振り返りながら、歌っていきたいと思います」と話すのを聞いていて、このライブの意味が伝わってくるように感じました。
「いきなりの発表で、みなさんを不安にさせてしまったと思うんですけど、受け入れられているかどうかわからないけど、今のPiXMiXを受け止めてくれてありがとうございます」と切り出し、「私はメンバーなので少し前から知ってました。どうやって伝えるんだろうな、いつ発表するんだろうな、ちゃんと受け止めてもらえるかなと思っていたんですが、みなさんの顔を見たら、私は一人じゃないんだなと思いました」と語る美咲ちゃん。こういう話は決まった時からタイムラグがあり、それをファンに伝えるということは、とても重いのだろうなと思います。
2曲目の「チョコレート・リグレット」は、もとは可愛い曲ですが、しっとりとした歌声の弾き語りは、ちょっと大人になったバレンタインを感じさせます。ピアノのアレンジも綺麗でした。
「あの頃はまだ現役の高校生で、それを考えるとあっという間だなと思います。MV撮影は2日間ぐらいでしたが、鴨川シーワールドで動画を録って、そのままレッスンに行って、先生に3時間ぐらい怒られたことを覚えています。すごく綺麗にMVを録っていただいて、アイドルってスゴイな、いろんな人に支えられてMVができるんだなと思いました。みんなでお菓子を食べたり、台詞が出てくるので、メンバー同士で告白ごっこしたりしたのが楽しい思い出です」と当時の思い出を紹介しました。
続いて歌った「アイオライト」では途中で思いが溢れ、泣いて歌えなくなる場面もありました。感情の波がピークに達したその様子に、見ている側も強く感情が揺さぶられました。
歌い終えて「明るくなってみなさんの顔が見えた瞬間に…、ダメでしたね」と言い、「とわちゃんが卒業すると聞いた時の自分の感情を思い返して、それを受け取ったばかりのみなさんの悲しくて、寂しい気持ちを考えると、私が泣いてちゃダメですね」と笑顔を見せました。
「ここで明るい曲を」と言ってギターを持ち、「一番しか出来ていなくて、本当は披露するつもりはなかったんですけど、みなさんとの大切な思い出の曲ですし、前回のヒキガタリウムでもリクエストをいただいたので」と言って「リムジン」を披露しました。
ミクチャ配信のイベントの中で生まれた曲で「あの期間はすごく充実した期間でした。みなさんのおかげでポスターになったり、私の夢を一緒に叶えてくれてありがとうございます」と言い、「まだまだ、PiXMiXには見たい景色がいっぱいあるので、ついてきてくれるとうれしいです」と言って、メジャーデビュー曲の「その先へ」に繋げました。
続いて披露したカバー曲はマカロニえんぴつの「嘘なき」。昨日まではback numberの「ヒロイン」をやろうと考えていたところ、十和子ちゃんの卒業が発表されることになって、この曲に変更したとのことでした。「歌詞に6月19日という日付が入っていて、この日は4人体制になって初めてのキックオフライブをした日なんですよ。私にとって、改めて強く決意をした大事な日なので、この曲にしました」との言葉に、今の決意を感じました。
再び、ピアノの弾き語りに戻って歌った「青き桜」。「マネージャーの早尻さんに書いていただいた曲で、4年経った今でも歌詞が沁みるからすごいなと思います。『いつも信じる気持ちだけは 誰にも邪魔されずに ずっと心にあるのね』という歌詞が好きです。自分のことを信じていたいし、PiXMiXを信じていたいなと思います。歌詞に注目して聞いてください」と歌い出した伸びやかな歌声が、儚いけれども強い思いを歌詞に乗せて紡いでいきます。
「ノンフィクション」について「この曲は4人のメンバー、一人ひとりの人生にフォーカスして書いたんです」と言う美咲ちゃん。「人それぞれに叶えたい夢や、やりたいことがあって、やらなきゃ心が落ち着かないことが本当にやりたいことだと思うんです。私はやりたいことがPiXMiXや音楽なので幸せ者です」と言い、「特に4人体制になってから、私の中でのとわちゃんの存在は大きくて、レコーディングでも予想を遥かに超える素晴らしいものを発揮してくれて、すごいなと尊敬していました。卒業について100%受け入れられていると言えば嘘になりますが、3月25日は笑顔で送り出せたら、それまでにもうちょっと強くなれたらいいなと思っています」と十和子ちゃんへの思いを語りました。
歌詞に込めた思いを伝えるように強く歌い上げた後、「早尻さんに『人生は困難があった方がドラマになるよ』と言われて育ってきて、すべて伏線にしていい物語にしようという歌詞が書けたので、これも乗り越えなきゃいけない試練だと受け止めることができたと思っています。PiXMiXのことを信じて応援してくださるみなさんが、この小説が完結した時に良い物語だったなと思ってもらえるようにしたいと思っています」と述べました。
最後の曲は「この曲を歌ったら泣きそうなので、迷ったんですけど、今一番伝えたい気持ちなので」と言う「アンビバレンス」。
「『変わらない勇気 変わっていく強さ どれも間違いじゃない』って本当にそう思うから、頑張ってねと背中を押してあげたいし、3月25日までは背中を守らせて欲しいなって思っています」と言葉を添えて、優しく強く、最後まで泣かずに歌い切りました。
最後は「大切な今日という時間を私に預けてくれて、ありがとうございました。みなさんに歌詞とか歌を届けられるような人であれるように、まだまだ頑張っていきたいと思いますので、PiXMiXのことを信じてついてきてくれたらうれしいです」と挨拶してライブを締めくくりました。
アンコールは予定していなかったようで「何をやろうかな」と迷い、観客からのリクエストで「キミシラユキ」を披露。この日は楽譜を見ずに歌っていたこともあり、「大丈夫かな」とコードを確認した後、ライブの締めくくりをエモーショナルに歌い上げました。
弾き語りだったからこそ、十和子ちゃんの卒業を告げられてからの美咲ちゃんの感情を追体験し、共有することができたソロライブ、とても貴重で大切な時間を過ごすことができました。

特典会で…
美「6人の頃から知ってくれてるのに、3人になっちゃってごめんなさい」
私「それより、この時間を共有できたことは、大切な思い出になったよ」
美「ね!こんなことって、中々ないよね」
私「美咲ちゃんが、表現の場として音楽を選んでくれてうれしい」
美「私は歌が好きだから」
特典会ではいつもと変わらない元気な様子に、少し安心しました。これからも応援しています。
セットリスト
01.夢の話
02.チョコレート・リグレット
03.アイオライト
04.リムジン
05.その先へ
06.嘘なき(マカロニえんぴつ)
07.青き桜
08.ノンフィクション
09.アンビバレンス
ENC
01.キミシラユキ

計り知れないくらいの、
— 大谷美咲(PiXMiX) (@MISAKI_PiXMiX) February 25, 2023
言葉さえも追い越す感情の中、
私に時間を預けてくれて有難う。
私で良かったらこれからも
音楽と共に傍にいさせて下さい。
寂しい思いさせちゃって、ごめんね
PiXMiXを愛してくれて有難う#ヒキガタリウム #PiXMiX
