12月15日、渋谷WWWXであった「ONEPIXCEL 3rd Anniversary Live 2018」に行って来ました。
 
カッコいいパフォーマンスと曲を武器に
オープニングはリリイベでお馴染みのSEではなく、このライブのために作られた動画でした。結成からの年ごとの歩みを追い、メンバーを紹介する動画を見るだけで涙腺が緩みそうに…、そこからメジャーデビュー曲の「LAGRIMA」へ。
3月のリリイベの頃、最初のフォーメーションから緊張した様子で歌い始めるななみんを見ていたのが嘘のように、美しいライティングの中、3人は堂々と見えました。
そこから、今年3回のリリイベツアーですっかり定番になってきた曲たちが続きます。数多くのリリイベで見てきた曲も、満員になったWWWXのライブ空間では、ひときわ輝きを増して見えました。こうして聞いてみると、改めてクオリティの高い良い曲ばかりだと思います。
観客からは、一曲終わるごとに大きな拍手と歓声があがりました。カッコよく、可愛いメンバーのパフォーマンスを楽しみ、聞きごたえのある曲を聴く、ミックス・コール全開の巷のアイドルのライブとは違う楽しみ方をメンバーもファンも望んでいるのでしょう、その中でも「Howling」のサビのコールや「TONDEKE」のダンスなどの盛り上がりポイントはきちんと決まってくる、ONEPIXCELのライブはそういう「現場」として観客の側も仕上がっていくのだろうなと感じました。
「seven colors」の傘を小道具に使った演出は可愛くてとても良かったです。今後、見せることを意識した演出が増えていけば、何度来ても楽しめるライブになっていくでしょう。
初期曲のメドレーもカッコよかった。個人的には「Analoganize」をはじめフルで聞きたい曲ばかりなのですが、全体の尺がありますから、ここは仕方ないところ。他にもやらなかった曲はたくさんあるので、次の楽しみに取っておくことにしましょう。
 
ONEPIXCELのための舞台で見せた進化した表現
リミックス曲をモチーフにした動画(これもカッコ良かった)を挟んで中盤は、ジャケット写真で使われ、MVでも印象的なデニムの衣装で登場、スタンドマイクを使っての「Sparkle」は個人的には今回一推しの演出でした。リリイベでは披露しなかったファン待望のデニム衣装はジャケットのテイストを基本にしながら、踊りやすいように、傳ちゃんはショートパンツに、亜美ちゃんがワンピースをミニスカートに変えたそうです。ちなみに、ななみんはベルトがついただけ…とのこと
ライブで披露するコンテンポラリーダンスの素材になっていることが公表されていたので、今回は聞けないかとあきらめていた「monochrome」を聞けたことは、とてもうれしかったです。メンバーが「難しい」と言っていた昨年春頃の初披露以降、アルバムのタイトル曲になり、夏のイベントへと数多く歌われたONEPIXCELを代表する曲。これ以上ないぐらいにカッコいいこの曲をアイドルの対バンイベントで聞く時の「誇らしさ」と「場違い感」は、むしろ、このグループへの思いを高めてくれました。特にななみんの歌うサビが大好きなので、今回もすっかり見惚れてしまいました。何しろ、この日はONEPIXCELのためだけの舞台ですから!
リリイベで何回も聞いてきた「We Go Now」「Girls Don't Cry」もライブでは格別。直前にサビ動画とともに発表されたタオル曲の「Tell us」は、まさに客席と一体になるライブにぴったりの曲、そして、ワンピクのライブの締めくくりとしてお馴染みの「One 2 Three」と、盛り上がりを意識した後半のセットリストも良かったと思います。
アンコールの掛け声は最初「アンコール!」だったのが、途中から「ONEPIXCEL」コールが増えてきて拮抗した感じでした。まだ、両派とも譲らない(w)感じだったので、ライブを重ねるうちに整理されていけば良いと思います。私は比較的早く「アンコール!」の声を挙げたつもりですが、途中で「ONEPIXCEL」コールに切り替えました。
アンコールの最初は、ツアーグッズのTシャツをカスタマイズした衣装で登場して、いよいよ初挑戦のコンテンポラリーダンス。しなやかな動きが幻想的で美しく、表情の変化で内面からにじみ出る力強さを感じました。ダンスを通して、メンバーの「表現」が進化する姿が伝わってきました。
これ、映像化してくれるかなぁ…、一度きりというのは、あまりにもったいない。
そこから、3人が一人ずつステージに残っての挨拶となり、これがこの日のクライマックスでした。
 
「何年も、何十年も…」~3人の思いは未来に続く
「小さい頃から、芸能人というより有名人になりたいと思っていた」と言うななみん、涙ぐみながら「一度夢をあきらめたけど、一年たって、もう一度やりたいと思ってオーディションを受け、ONEPIXCELになれて本当に良かった。良いメンバーに出会えて、今は幸せ」との言った言葉が胸に響きました。
ハロプロエッグで「可愛い子がいるな」と思い、℃-ute帯同メンバーの時に「この子がデビューしたら、一推しでいこう!」と決めた後、突然の研修終了…、ショックから1年後にネットでグループ結成を知ったのが、私のファン歴のスタートです。最近のインタビューで、その頃やその後のことを語ってくれるようになったものの、やっぱり本人の口から聞けてよかった。
ななみんが歌って踊る姿を見るのが大好きです。ここはあなたにピッタリの場所だと思います。戻ってきてくれて本当にありがとう。
ちょっとクールなイメージがあり、普段のМCでも「突き放した話のまとめ(褒めてます)」が良い味を出している傳ちゃんが、泣きそうな顔で「私には最強の味方がいる、あみとななみん」と3人の絆を語っているのを聞いて胸が熱くなりました。
結成した頃からずっとONEPIXCELを見ていたけど、確かに何度か節目のようなものを感じることがあって、その度にカッコいいグループになってきました。ちょうどその頃とメンバーが語る「話し合い」の時期とが一致していて、「ああ、ちゃんと見てこられてよかったな」と思いました。今後も最強の3人に期待しています。
大方の予想通り、大泣きしながらステージに出てきた亜美ちゃん。
他の二人と違って素人で入って来て「全然できなくて、本当に大変なこともあったけど…」と振り返りながら、強いワンピク愛を語ってくれた亜美ちゃんに感動しました。
「もっと大きな会場でやって、みんながチケットを見てクソ番だと言うようになるように」とのことですが、私も「この子たち、インストアで毎日のようにイベントやってて。今はなかなか会えなくなったけど、ホント大きくなったよね」とか言いながら、大ホールの最後列から豆粒のようなみんなのことを見るのが夢です。
スタッフさんへの感謝を伝える様子にも、よい環境でやっているのだなと感じたり…
それぞれに素晴らしい挨拶でした。
そこからの「TURN ME ON」…、予想はしていたものの、やっぱりズルいなぁ。涙腺が…
最後は、事前にサビのダンスVを公表していた「Take Off」。キャッチーなメロディで、明るくノリの良い素敵な曲です。リリースのタイミング(今回は大人っぽいカッコ良さを打ち出す意味で「GDN」で良かったと思いますが)によってはシングルでも良いぐらいの、普段の元気なワンピクが伝わってくる曲。きっとライブの定番になっていくでしょう。
1年ぶり、メジャーデビューしてから初、結成3周年のワンマンライブはDance&Vocalグループとして、表現をしっかり見せていくことを強く意識したステージでした。
「何年も、何十年も続けていきます!」の言葉もうれしかった。
これが彼女たちの決意なんですね。ファンとしても、しっかりついていきたいと思いました。
セットリスト
1.LAGRIMA
2.Blue Ocean
3.Howling
MC
4.Time
5.be with you
6.seven colors
MC
7.TONDEKE
8.メドレー Analoganize~FREEDOM~RUN~YEAAAHHH!!!!~Cinderella Girl
リミックス曲をモチーフにした動画
9.Sparkle
10.sora
MC
11.monochrome
12.We Go Now
MC
13 .Girls Don't Cry
MC
14 .Tell us
15 .One 2 Three
ENC
1.コンテンポラリーダンス(monochrome)
MC(一人ずつ挨拶)
2.TURN ME ON
3.Take Off
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