12月1日、山野ホールであった「Juice=Juice 宮本佳林バースデーイベント2018」に行って来ました。
佳林ちゃんが20歳のバースデーイベントとして私たちに見せたものは、多くの方があちこちで書かれていますが、もはやバースデーイベントを超えて、完全な宮本佳林ソロライブでした。
しかも、選曲とパフォーマンスで「今のハロプロエースは、他の誰でもなく私だ」と見せつける凄いライブだったと思います。セットリストを並べればわかるとおり、まさにハロプロを代表する様々なタイプの往年の名曲をチョイスし、すべて「宮本佳林の作品」として完璧に表現して見せてくれました。
そのベースはアイドルであること。20歳といっても背伸びをするわけでもなく少女のままで、甘く透き通った声に彼女の最大の特徴であるアイドル歌唱。これは、特に80年代にアイドルにハマった経験のある者にとっては、抗いがたい魅力です。
今回、オープニングの「20才の!Birthday」と、後半の盛り上げ曲「LOVE,KISS,NEED,YOU」の2曲が佳林ちゃん自身の作詞作曲でしたが、かなりの出来栄え(メロディの展開につんく♂さんの影響を感じたのですが、どうでしょう?)。オープニングの映像も自分で作ったということで、クリエイターとしての可能性も見せてくれました。
「初恋サイダー」と「君は自転車 私は電車で帰宅」ではギターを持って歌ったのですが、昨年から大きく成長して、普通に音楽の中で弾いていました。普通にギター&ボーカルでやれるレベルも近い感じです。
なにより、本人の才能と努力があればこそですが、作詞は児玉雨子さんにアドバイスしてもらった、自作曲の編曲は大橋莉子さん(ハロプロ曲を多く手掛ける作曲家)、ギターは寺田岳史さんに一から教えてもらった、ギターはMyssteryで佳林ちゃんがエンドーサーになっている…、という話がポンポン出てきて、彼女の周囲も佳林ちゃんが進む道をサポートしている様子がうかがえました。
ライブ終盤に、二階席にかなともが来ていることが紹介(?)され、エンディングで客席を一周する時に、手を振るかなともに「めっちゃアピールして…、出れば良かったのに」と答えたのは、Juice=Juiceのいつもの佳林ちゃんでした。
先にハロプロエースと呼ばれた鈴木愛理がカメレオンとして自分のカラーを変え、あらゆるタイプの曲をその曲にふさわしく歌うのだとしたら、現ハロプロエースの宮本佳林はあらゆるタイプの曲を自分に引き寄せて自分のカラーに染め上げて歌う…、そんなふうに感じさせたライブでした。

セットリスト
1.20才の!Birthday
2.私の魅力に 気づかない鈍感な人
3.Love & Peace = パラダイス
4.寒いね。
5.恋ING
6.SEXY BOY ~そよ風に寄り添って
7.Rockの定義
8.FIRST KISS
9.抱いてよ!PLEASE GO ON
10.CRAZY ABOUT YOU
11.ギュッと抱きしめて〈FOREVER〉
MC
12.LOVE,KISS,NEED,YOU
MC
13.初恋サイダー
MC(さわやか五郎が登場して、竹内朱莉ちゃんのVメッセージ(かなかん&むろたん乱入)でHappy Birthday合唱、2009年ハロプロ実力診断テストの際の音声公開=たぶんギターチューニングの時間確保w)
14.君は自転車 私は電車で帰宅

客席を一周して退場
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