劇団女神座『ひまわり畑と提灯とアイツ。』千秋楽を観てきました。
いやー良かったですね。
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前回、ゲスト的な出演だったあすぴが主演、しかもポスター1人!
ということで、「えっいきなりそんなに!?」って感じでしたが、
今回はかなり女神座にもなじんできましたね。
天使、スーパーヒーロー(ヒロイン)、人形、姫…と
なんとなく人間を超越した役の多かったあすぴですが、
今回やっとフツーの人間の役が回ってきて良かったですよね(笑)
恋愛もありで、ちょっとキュンとさせられてしまいました。
ワンピ、パジャマ、浴衣に制服とコスプレパーティーになるあたりは
女神座らしいというか、見た目にも楽しめる要素でしたね。
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その一方で、フツーがいちばん難しいのかも、と実感した舞台でもあります。
異次元な役で鮮烈な印象を残すのはカンタンだったりしますし…。
「普通のJK」ってなんだろう?
友達とはしゃいで、恋愛して、たまに勉強して、またはしゃいで、みたいなこと?
そこにある普遍性みたいのを表現するって、雲をつかむような話ですよね。
「美少女」とか「ドS」とか「毒舌」とか…
いま流行りの「キャラ」付けでは済まない、とらえどころのない役。
ひとりの人間って、そのひと自身でしかなくて、「キャラ」ではないんですよね。
そういう意味で、あすぴにとって重要なステージになったんじゃないかなー
と勝手に思っております。
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他にいいと思ったひとを3人ほど。(名前と役が一致してるか心配ですが…)
中丸栞さん
まー純粋にいいな、と。わらびやんとこの女の子、元気で素敵でした。
現役JKがわざとらしいJK芝居をするという倒錯シチュエーションもなかなか乙です。
近藤真帆さん
1人3役(同時)というおそろしいキャスティングでしたが、演技が素晴らしかったです。
近藤さんのミステリアスな演出はちょっとエジプトを思い出すものがありましたね。
古河結子さん
ひまわりが咲き乱れる山里の民宿に「タコのパウル君の刺身」を持ち込むあたり、秀逸すぎますw
この方の面白さは何かアイドル的なものを超越してますよねw
そんなわけで、女神座のみなさんお疲れさまでした!
そして、エントランスをひまわり畑にしてくれたパヴェルさん、
ありがとうございました!