帯広のお菓子といえば高橋まんじゅう屋がとても有名です。

私も学生の頃はよくお世話になりました。

帯広を出てからもう20年以上経ちますが、全く食べてなかったため、久しぶりに行ってみようかなと思い、GW中に来店してみました。

たい焼き工房とどちらが美味しいかという食べ比べの一面もあります。

今回は、冷静に高橋まんじゅうを食べてみての感想についてご紹介したいと思います。



  高橋まんじゅう屋について


高橋まんじゅうの歴史について

高橋まんじゅうやはりとは、創業昭和29年(1954年)「たかまん」の愛称で親しまれるチーズおやき(大判焼)が有名なお焼き屋さんです。

高橋まんじゅう屋が誕生したのは今から70年ほど前であり、創業したのは道明さんの祖父・幸造(こうぞう)さんと祖母・ヒサノさんでした。

そして、創業から10年後に道明さんの父・修さんと母・睦子さんに引き継がれます。

初代である祖父母は太平洋戦争が終わり満州から引き上げ、十勝・清水町でせんべい屋を開き、その後、人口の多い帯広市(現在の場所)に移転。

当時、繁華街だった電信通商店街に今の店を構えました。

それが昭和29年(1954年)であり、当時の屋号は高橋冷菓店で、主力商品はアイスキャンディーで喫茶店として構えていたようです。

昭和29年(1954年)4月にオープンした高橋冷菓店ですが、すぐに苦境に陥いり、主力のアイスキャンディーが功を奏して夏場は順調でしが、冬場には売れなくなるという不振があったとのこと。

そこで、初代の祖父はおやき(大判焼)をはじめたのが高橋まんじゅう屋が出来たきっかけにさだったそうです。

そして、高橋まんじゅう屋を一躍有名にしたチーズおやき(大判焼)を開発したのは父(修さん)とのこと。

今から35年ほど前で、当時、計画よりも牛乳の生産量が増え過ぎて、牛乳の大量廃棄が社会問題となっていたこともあり、それを見かねた父が『十勝のためになる商品を』と生乳を使用するチーズ(十勝産)をおやきに入れようと開発したのがはじまりだそうです。

当時はチーズを入れたおやきは、全国的にも珍しく、どんどん売れていきました。

クリームやチョコといった甘いおやきが多かった中で、塩みのきいたチーズは老若男女から好かれました。

その後、今の3代目を受け継がれていますが、今でも味を変えずに守り続けているとのこと。


チーズも特注のまま。


十勝産の小豆も使用し、すべては祖父から受け継がれている『十勝のため』という想いが詰まった大判焼きとのこと。


全国的に普及しているクリームがないのは、大判焼用のクリームには添加物が入ってしまうからとのことで、高橋まんじゅう屋は家族が納得のいく食材を使った安全な商品しか出さないようです。


私はてっきり安くて美味しい大判焼きという思考でお焼きを販売しているかと思っていましたが、素材へのこだわりも強いことに感心しました。



店舗情報

・住所

北海道帯広市東一条南5-19-4


・電話

0155-23-1421


・定休日

毎週水曜日と第二第三火曜日


・駐車場

あり




  高橋まんじゅう屋のお焼きを食べてみて

たい焼き工房とは違い、帯広のお菓子の代名詞となっている高橋まんじゅう屋は、GW中ということもあって行列が出来ておりました。


すごい数のお焼きを作れる厨房となっています。


一応、人数制限をかけておりました。


店内はこんな感じです。


結構広々としており、食べるスペースもあるんですが、最近は使ってない感じになっていました。


店内には2つの大きなスクリーンのテレビが設置されていました。

待ち人のためというより、店主が見たいがためのこだわりのモニターのように感じます。


お焼きを購入すると、たかまん専用の紙袋に入れてくれます。


早速購入したチーズお焼きを試食してみることにします。


チーズは、裂けるチーズのようなゴロッとしたチーズでした。

生地は普通の小麦であり、妻の感想としてはミックス粉のベーキングパウダー入ではないかというものでした。

クリームを取り扱わない理由には感動しましたが、せっかく帯広なので生地にもこだわりをもってもらいたいなと思いました。

それであって、価格も140円と昔に比べるとだいぶ値上げとなっておりました。

とりあえず久しぶりの味ということで満足でしたが、個人的には普通の大判焼きであり、味としてはたい焼き工房のほうに軍配が上がる結果でした。

しかし、帯広にきたら一応食べてみるのはとても良いと思います。



 

 

 

 




 



 

 



 

 



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