私は帯広で育って、帯広の美味しいものを熟知していたつもりですが、この前の帰省でお土産を何にするか悩んでいた時に出会ったのが、帯広名物「そば焼き」です。

帯広に長く住んでいたのに、そば焼きというのを知らず、親に聞くと、そば焼きを作っている竹屋製菓さんは、親が子どもの頃からあったということで、ほんとに老舗の中の老舗のお店なようです。

今回は人生で初めてそば焼きを食べましたので、その味などについてご紹介したいと思います。


  そば焼きを作る竹屋製菓

竹屋製菓は、創業1925(大正14)年のお店で、現在は三代目の鈴木培弘(ますひろ)社長(64)が「一生懸命によいものを作っていきたい」と、そば粉100%の珍しい焼き菓子「そばやき」をはじめ、小豆やバターなど十勝産素材を生かす手作り菓子を製造しています。


住所などは以下のとおりです。



住所

帯広市東8条南7丁目19

TEL

0155-23-1758

営業時間

9:00am~5:00pm

定休日

日曜、年始

座席数

喫茶室 なし

駐車場

2台


  そば焼きについて

そば焼きとは、竹屋製菓の代表菓です。


そば粉だけで焼き上げる珍しいお菓子でして、生地はそばの濃厚な風味と、しっとりさっくりの食感が魅力で、中には求肥と十勝産小豆のつぶあんが隠れています。



そば焼きの特徴

そば焼きは、おそらく昭和40年前には完成していたのではないかとのことですが、どこにもない珍しい新商品を開発しようと、初代である鈴木社長の祖父が、当時勤めていた職人とともに、試行錯誤の末に作り上げたものだそうです。


つなぎを使わずにそば粉だけでこの食感と味わいを生み出すのはもはや不思議の領域で、他店の職人たちが材料配分や製法をあれこれ想像し再現を試みたものの、みな難しさに断念したらしいと鈴木社長は伝え聞いているとのことでした。



そば焼きの受賞歴

「そばやき」は、1965(昭和40)年に「第16回全国菓子大博覧会」で総裁賞を受賞したのを皮切りに、興味深い栄誉を複数受けています。


さらには1979(昭和54)年には「全国観光土産審査会」において北海道第一号の推奨を受賞。北海道の大手メーカー各社を抑えての第一号となっています。


続いて1988(昭和63)年に受賞したのは、なんと「発明協会 北海道支部長賞」。


優秀な発明品と認められるほど、「そばやき」は高度な技術を要するお菓子だったのです。



そば焼きは手作り

しかも「そばやき」の味わいは機械製造では出せないため、今も鈴木社長が伝統の手練りで丹念に作り続けています。


いつも同じ味になるよう、季節ごとそば粉の配合を調整しながら丁寧に作られている銘菓「そばやき」は1本1000円程度です(通販可能商品)。


オーブントースターで軽く焼くといっそう香ばしく楽しめるとのこと。



竹屋製菓の倭絵の包装紙が有名

また、竹屋製菓といえば日本を代表する版画家、棟方志功が描いた倭絵(やまとえ)の包装紙を使っていることも特長となっています。

遠方の美術愛好家が、包装紙めあてに来店することもたびたびあるとのことです。

1973(昭和48)年ころ、先代社長である鈴木社長の父が、「新しい包装紙を作りたい」と考えていた折、たまたまテレビで見た棟方志功の人間性に惹かれ、「この先生に描いてもらいたい!」と情熱だけで東京の事務所に突撃したものだそうです。



  そば焼きを食べてみて


こちらが有名な棟方志功が描いた倭絵(やまとえ)の包装紙になります。

そして今回私は、帯広駅のお土産コーナーでそば焼きを購入しました。

半分のものだと500円で販売されていますが、一本物のほうがお得です。


包装紙を開けると、竹を思わせるプラスチック製の包装に巻かれております。

さらにそのプラスチックの包装を開けると、そば焼きに出会う事ができます。


そば焼きは周りがそば粉の生地で、中身は餅が入っており、さらにその中に餡が入っているという感じでした。

とても美味しそうな見た目です。



中にはこのようなものが同封されております。

この包装がとても有名な版画家さんのものだとは知らず、かっこいいなと思ってみていました。

緑茶と合います。

緑茶と一緒に頂きましたが、これは本当に美味しかったです。

甘さは控えめで、生地もそばの風味がして、美味しいです。

年配のかたに帯広のお土産として渡すと、間違いなく喜ばれる気がします。

私はとても気に入りました。

だいたい小麦で作るお菓子が多いため、体には良くないものばかりです。

このそば焼きであれば、安心して食べてもらえるのでとても良いかと思いました。

ぜひ帯広に来た際は食べてみてください。


 

 





 

 


 



 



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