味の時計台の会社概要
会社名
時計台観光株式会社
代表取締役
鴨田誓一
住所(札幌本社)
〒060-0002
札幌市中央区北2条西2丁目29番地1 札幌ウイングビル9階
TEL/FAX
011-242-0123/011-242-0003
青森ギョーザ・製麺工場
〒038-0054
青森県青森市奥内宇宮田41-1
店舗
札幌・釧路など道内32店舗、全国36店舗
設立
1986年3月3日
味の時計台の変遷
味の時計台は1986年に設立されました。
札幌ラーメンのチェーン店として、札幌市内・北海道内のみならず、道外にも店舗を展開しており、2008年10月時点では、札幌市内・北海道内55店舗、北海道外では25府県に51店舗を展開していたものの、経営難により2020年9月現在では、札幌市内・北海道内30店舗、北海道外は4県5店舗、海外1店舗となっていました。
2020年10月に、神奈川県大和市に本社を置き横浜家系ラーメン「魂心家」などを展開するトイダックに経営権が譲渡され、トイダックの代表取締役による味の時計台の再生が進められていました。
トイダックによる味の時計台の再生への道のり
「味の時計台」を展開していたのは、時計台観光(本社・札幌市中央区)になります。
業績不振の中、2020年10月に関東で横浜家系ラーメン「魂心家」を展開しているトイダックの鴨田誓一代表取締役が個人でM&Aを行い、「味の時計台」の再生を進めてきました。
コロナ禍の真っ只中ということもあり、まずは赤字を止めるため、既存の「味の時計台」を「魂心家」に転換するとともに、「アジノトケイダイ」、「アジトケ」、「濃魂タンメン かみもり」、「サバ6製麺所」など新規ブランドの立ち上げに挑戦しました。
これより直営の「味の時計台」は、札幌市内2店舗まで減少しましたが、コロナが徐々に収束するにつれ、かつてのファンや家族連れでの利用が増え、「味の時計台」の人気が復活し、味の改良も相まって「食べたいけど店がない」という声が多く寄せられるようになってきたようです。
その結果、味の時計台に代わって北48条にあった「濃魂タンメン かみもり北栄」を再度「味の時計台北48条東8丁目店」に転換し、2023年9月7日にオープンさせたという流れだそうです。
同店は、もともとは時計台観光のFC(フランチャイズ)店舗だったようですが、2021年7月に直営化し、2022年10月「濃魂タンメン かみもり」に転換したものの、わずか1年で原点回帰したというわけです。
「味の時計台には、祖父母がお孫さんを連れて食べに来てくれるなど、家族連れの需要が多く、コロナ前よりも店舗ごとの売り上げは良くなっており、再建に手応えを感じている」とのことでした。