今、日本にはアトピー性皮膚炎に悩んでいる方や脱ステロイドにチャレンジしている方はたくさんいるかと思います。
少しでも同じ悩みを持つ人のお役に立てればと思い、私の妻のアトピー性皮膚炎の症状の経緯についてご紹介いたします。
妻のアトピー性皮膚炎について
アトピー性皮膚炎には、子供の時から発症する場合と、大人になってから発症する場合があります。
私の妻は、大人になってから発症したタイプでした。
子供の時から発症するアトピーは、だいたいは免疫機能の確立がされていないことが要因で、大人になるにつれて自然と治るのが一般的です。
私の兄がそうでした。
ただ、近年ではそういう流れではなくなってきています。
子供のときに発症するアトピー性皮膚炎が自然と治らなくなっている原因
その原因の1つに、子供相手に平気で「ステロイド」を処方する皮膚科の先生が多くなっていることがあり、知識のない人は知らずにステロイドを塗ってしまうことで自然に治るはずのアトピーが大人になっても治らない難病のような皮膚病になってしまっているのです。
それ以外の要因として、食品添加物の普及があり、食品添加物や農薬、輸入品に含まれる防カビ剤が含まれる食べ物は先進国のなかで日本はトップだと思われます。
そんな食べ物に汚染された親が子供を産むと先天的にアトピー性皮膚炎を持った子供が産まれ、そのような子供はなかなか治りにくい傾向があると感じております。
大人になってから発症するアトピー性皮膚炎の原因
大人になってから発症するアトピーは、上述のとおり、今の日本が食品添加物大国となっていることが大きな要因であります。
今は何を食べても食品添加物が入っており、かなり危険な防カビ剤などが塗布されている輸入品も平気で売られている現状です。
そのようなものを知らずにたくさん食べて、体内の毒を貯めるバケツが満杯になっているなかで、社会でのストレスなどが起因となり、発症してしまうわけです。
このことに気づかなければ、なかなか治りにくく、皮膚科に行けばステロイドが容易に処方されてしまい、更に治りにくい皮膚病を抱えて生きていくことになるのです。
妻の場合、仕事をはじめた20歳頃から発症したようですが、はっきりと時期は覚えていないようです。
その頃くらいから皮膚科にいくようになり、処方された薬を塗っていたようです。
その時に処方された薬が「ステロイド」だったかは覚えていないようですが、大分前からステロイドの薬は処方されており、うちの子供も同様に処方されて塗布していたのは間違いないと思います。
妻や子供の症状は、本当に軽度の炎症で、かゆみ止めで十分なものでした。
そんな軽度の炎症に対しても、平気でステロイドを処方するのが最近の無能な皮膚科の治療法なのです。
多くの人は、医者から出されたものは安全だと思い込み、処方されたとおり子供に塗布してしまうでしょうが、昔と違い、医者を信じたほうが体を壊す時代となっています。
ステロイドで炎症を抑える治療に頼ると、ステロイドなしでは生活できない体になってしまい、決して治ることはありません。
治らないだけではなく、炎症は徐々に悪化していき、処方されるステロイドの強さも強くなり、皮膚は薄くなり、そのうちステロイドも効かなくなってきます。
怖いですよね。
この事実を皮膚科の先生は恐らくわかってはいるものの、他に治療法を習ってきていないため、ステロイドをひたすら処方するしか出来ないのです。
無能なタダの一人の人間なのです。
標準治療として、アトピー性皮膚炎には、ステロイド剤を処方する以外に教えられていないため、無能な医師はそれ以上やれることはないのです。
ステロイドを処方することで、永遠と客が減らないのですから、彼らにはメリットしかないのです。
9割の医師はこういう思考で仕事をしていますが、ステロイドに頼らず、可能性にチャレンジする優秀な医師もおりますので、医師すべてが信用出来ないというわけではありません。
そういう先生を探すことが大事です。
私の妻や子供は、何も知らずにその悪魔の薬を塗り続けた患者の一人であり、その結果、アトピーの軽い症状が発症、ステロイドで鎮静化、また発症…、をずっと何年間も繰り返していました。
根治治療ではないため、治るわけないんです。
皮膚科に行く時間、診察代や薬代が本当に勿体ないです。
このことを何度も妻には言って聞かせて、やっとでおかしいと気づき、自分で調べるようになって理解した結果、脱ステロイドを行うことを決意したのでした。
脱ステロイドは強い信念が必要
脱ステロイドはステロイドの使用期間で反発症状の過酷さが違います。
チャレンジしたことがある方は、すごいわかってもらえるかと思いますが、使用期間が短いといえど、ある程度の尋常ではない肌の反発症状がでるのは確かだと思います。
うちの妻はステロイドの塗布量は少なめでも、長期間使用していたため、かなり強い反発症状が何度も出ました。
これは見てるだけでも耐え難いほどきついものです。
子供たちはそこまで使用期間が長くなかったのと、子供ながらの強い腎臓機能のおかげで、ステロイドによるダメージはあまり蓄積されていなかったようで幸いにも症状は酷くありませんでした。
妻の脱ステロイドによる反発症状
妻は、今までアトピー性皮膚炎かと思うような炎症はでたことはなかったのですが(ちょっとした炎症でステロイドを塗っていたため)、脱ステロイドによって、顔、手、足に明らかにアトピー性皮膚炎だとわかる激しい炎症と皮膚感、それに伴う激しいかゆみが3か月ほど現れました。
シャワーを浴びれば失神するようなかゆみがあり、途方もないほど皮膚が剥がれていました。
その皮膚が剥がれることにより激しいかゆみに襲われ、睡眠することも全く出来なくなっていました。
それにより睡眠不足となり、睡眠が出来ないと炎症の改善が進まなくなり、悪循環に陥ります。
そんな症状を見て、本当に治るのかどうか不安になるほどでした。
脱ステロイドでは、まずは3か月というのが目安になっており、そこまでなんとか我慢しながら、症状が良くなるために色々試行錯誤しながら、治療を続けていきました。
脱ステロイド3か月までに行ってきた試み
脱ステロイドを改善するために、よく言われる試みは、皮膚のために高たんぱく質・低糖質の食事をとること、毒を貯めないためや毒出しのための半日断食、強い免疫力を作り出すケトン体の生成のためのMCTオイルの摂取、汗をかくためのジョギングを行うことが挙げられます。
これらのことをうちの妻が試してみて、効果のあったものだけをご紹介します。
半日断食
この中で強く効果がでたのは、半日断食でした。
アトピー性皮膚炎の方は汗をかきづらくなっているだけでなく、便秘気味になっている人が多い傾向があると思います。
私の妻もそうでした。
おからを大量に食べてなんとか出していましたが、なかなか安定してくれませんでした。
それが半日断食をすることで、便通が規則的に起こるようになり、毒の排出がスムーズになると炎症の改善が一歩前に進んだ感じを受けました。
毒の排出は便が7.5割、尿が2割、汗が0.5割と言われております。
排便することはとても大事なことなのです。
半日断食の主な考え方としては、一日に16時間の空腹時間を作ることです。
これにより、胃腸のなかがリセットされて、不必要なものを排出するような仕組みができるです。
ジョギング
ジョギングも効果的でした。
アトピー性皮膚炎の肌は、汗をかくとかゆみがでるため、汗をかくことを控えたくなりますが、汗をかくことで正常な肌に戻る機能が働きやすくなります。
かなり強い炎症をしているときは無理はしないほうがよいですが、少し改善してきている方は汗をかく努力をすると効果が出てきます。
これらの治療を根気よく続けていることで、3か月で足のもも以外の炎症は大分治まり、まだかゆみによる睡眠不足などはあるものの、改善の兆しが見えてきて、治らないのではないかと思っていた考えが、もう少しで治るものだという考えに変わり、少しだけ安堵しておりました。
3か月後もまだまだ長い戦いに
安堵していたものの、3か月経ってもなかなか思うようには治ってはくれませんでした。
ある程度脱ステロイドの反発が落ち着いたかなと思っていたのですが、足のモモの炎症がなかなかひかず、時々手や顔に再発することがありました。
本当に脱ステロイドの反発だけで起きている症状なのか心配になってしまうものでした。
今思えば、脱ステロイドの反発はすでに終わっていたのかもしれません。
3か月後の症状は、ステロイドによって、機能が壊れた副腎、腎臓、肝臓が、日々の生活のなかで毒をうまく分解・排出できず、それによって起きた炎症も抑えることが出来なくなってしまっていたためではないかと感じております。
これがステロイドの怖いところなのです。
一度塗ったら、一生お付き合いしていかねばならない悪魔の薬といわれる所以なのです。
ステロイドは副腎ホルモンから人工的に作られたもので、炎症部にステロイドを塗布することで、本来副腎から生成されるホルモンが、すでに生成されたと勘違いを起こし、生成しなくなってしまうのです。
それによって副腎疲労が起き、ステロイドを塗らない場合でも、炎症を抑えるために必要なホルモンを生成しなくなってしまい、炎症が治らなくなると言われております。
これは副腎に限らないことで、どの内臓が機能しなくなっているか明確にはわかりませんが、内臓の機能を正常にするにはかなりの時間がかかります。
皮膚科の先生たちは、こういう事象が起きることをわかっていているのか聞いてみたいところです。
もしわかったいるのであれば、もはや悪魔であり、知らないで処方しているならそれもまた罪なのです。