「承認=相手の良いところを見つける」ではありません。 | 何かをやりたいけど整理できていない方へ、行動を起こすヒントを伝えるブログ

「承認=相手の良いところを見つける」ではありません。

こんにちは


コーチングでよく出てくる言葉。

質問・承認・フィードバック

この3つが使いこなせればかなりなコーチングの達人になります。


さて、この「承認」とは何でしょうか?


交通費の清算をするために上長の承認を得る


なんて言葉がある位だから、なんか上から目線をくらっているような言葉にも感じたことがありましたが、

もともとの承認の意味はAcknoledge 相手を認めるという意味があります。


相手に「素」でいいよと伝えるのがこの「承認」の役割になります。


私がコーチングを始めた頃は、コーチングではプラスの面にフォーカスしてハッピーエンドになるように引っ張っていくというイメージを持っていました。


自ずとコーチングの会話も理想論。


承認も「あなたのここはすごい!!」

というところを見つけようと必死。。


でも実は相手の良いところを見つけるというのは、本当の承認ではないのです。


それは、「相手の良いところを見つける」=「相手の悪い面は見ないようにする」という事を暗に含んでしまっているから。


つまり相手の半分しか見ていないという事になります。


コーチングを受けている相手も、良いところをほめられ続けると気分はよくなりますが、コーチの評価を得るために悪い部分を隠そうという気持ちが出てきてしまいます。


そうすると、「防御」が出てしまう。


行動を阻害する重要な要素を持っていたとしても、「そんな重要な欠陥がある自分に見られたくない」という防御でよそいきの会話になってしまう、これではコーチングは機能しません。


私はこのことを部の会議で知ることができました。


「会社の目標はこう掲げられているけど、それって理想論で現実には難しいよね。」


という会話の時。


「愚痴るな~」というのは簡単だけど、理想論ととらえてしまうのも仕方がないという気持ちもよくわかる。


「現実に実行しようと思ったら、なかなか大変だよね」


この一言で場がどれだけリラックスした事か。


「無理だよ」と心の中で叫んでいたことを理解してもらえたという安心感があれば、本当の問題に目を向ける勇気が生まれます。


この本当の問題に目を向けることで、その問題を乗り越える一歩目が出ると思うのです。


「お前いっつも同じ失敗ばかりしているなー。まあその失敗がお前らしいよね。」

なんて笑いながら言うことも、十分な承認になります。


こうして今の現在地をコーチとクライアントが包み隠さず共有できることで、初めて目標との誤差が正確にわかるようになるのです。