行動を起こすヒント その84 トラウマに打ち勝つ | 何かをやりたいけど整理できていない方へ、行動を起こすヒントを伝えるブログ

行動を起こすヒント その84 トラウマに打ち勝つ

行動を起こすヒント その84 トラウマに打ち勝つ


こんにちは冬のオリンピックがいよいよ始まりましたね。


上村愛子選手の涙が4年に一度というオリンピックの刹那さを物語っているように感じました。

そして、スピードスケート長島選手・加藤選手の銀と銅! フィギュアスケートも幸先のよいスタートとなっていますね。


今週号の行動を起こすヒント その84 はオリンピックで見つけた「トラウマに打ち勝つ」からお届けします。


行動分析学によると、人が行動しなくなるパターンで「嫌なものを避ける」というものがあります。

私も高校時代、プロが使う硬式のボールで野球をしていました。


内野手はボテボテのゴロはできる限り前に突っ込んで捕球するという原則があるのですが、ある時練習中に不規則にバウンドしたボールが顔に当たってお岩さんの顔のようになり、 2週間ほど腫れたまぶたで前が見にくかった事がありました。


それ以来の練習で「あのボールは突っ込んで捕ろう」と何度言い聞かせても腿が強烈に前に進むことを拒否して地面から離れないという不思議な経験をしました。


体の痛みだけでなく、精神的にも「痛い思いをした記憶」は体に染み込まれ同じ行動をとりずらくなってしまうと思います。


このトラウマを避け続けると、中々思った目標に到達できないことがあります。

空腹に耐え切れずに食べてしまうダイエットや、一度拒否された相手への連絡のようなものでしょうか?


しかし、このトラウマに打ち勝って得たいゴールを手に入れる人達もいます。


オリンピックの男子滑降(ダウンヒル)で100分の7秒差で惜しくも銀メダルのノルウェーのアクセル・スビンダル選手もその一人。 スビンダル選手は、2007年に米コロラド州ビーバークリークで開催されたワールドカップでジャンプに失敗して転倒し、意識不明のまま病院に運ばれるという大事故を起こしました。


スビンダル選手は、復帰第一戦で事故を起こしたビーバークリークを選び、見事に優勝しました。あえて事故を起こした現場を試合会場に選ぶことで「心の安全装置を少しだけ外す」ことに成功したそうです。


スビンダル選手の脳をfMRI装置で調べたところ、事故を起こしたビーバークリークの映像が流れた途端、スビンダル選手の脳の組織の中で、恐怖を感じるときに活動する扁桃体が他の選手よりも激しく反応することが分かりました。


そればかりではなく、スビンダル選手の脳は物体と自分との刻々と変化する位置関係を理解する頭頂連合野にも情報が送られていたのです。


通常は160kmとも言われるスピードになると、目の前の物体を処理するだけで精一杯で頭頂連合野には情報が送られないのですが、スビンダル選手は自分が恐怖を感じる場所を理解し、あえてその場所に突っ込んでいく事を選んでいるようでした。


脳科学の専門家は、「恐怖に囚われたくない、自分をコントロールしていたいと強く考えたのでしょう。その強い思いが頭頂連合野の活動をうながし、恐怖を押さえ込もうとしているのです」とみています。


スビンダル選手は「あまりよくないことでも、成長するチャンスだと思う」と語っていました。


どんな人でも嫌な思い出は持っているものですし、一流の選手も恐怖に足がすくむものです。しかしあえて恐怖やトラウマに正面から向き合う事で、これらのネガティブな記憶に人は打ち勝つこともできるのです。 嫌な事を避けることはいつでもできます。しかし、あなたが欲しいものが嫌なことの向こう側にある時は、嫌なことに向き合う必要もあります。そして人の脳はその壁を乗り越えることができるように作られているのです。



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