モモから学んだコーチング その4 灰色の男たちのコーチング
こんにちは
先日、BTさん の インターネットラジオ に出演させていただく事となり、
ミヒャエルエンデの大傑作モモをコーチングの視点からご紹介しました。
経緯は、モモから学んだコーチング その1
↓ ↓ ↓
をご参照ください。
モモをコーチングの視点から読んで、私の学んだ事をまとめていきたいと思います。
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その4、「灰色の男たちのコーチング」
モモの中に出てくる時間泥棒、灰色の男たち。
モモと正反対の役割を演じています。
ここに出てくる灰色の男たち、
人の良い床屋のフージーを説得して時間を盗んでいきますが、
なんとここで使っている方法が、「コーチングスキル」
フージーさんが無駄にした時間を秒数で提示して、
いままで有意義に使っていた時間を示し、
時間を節約して時間銀行に預けるという契約に取り付けます。
そして、行動を達成していったフージーさんの店は繁栄はします。
ところがフージーさん自身はだんだんと不幸になっていきます。
質問によって現状を明確にしていって、
相手自ら「やりますとも!」というモチベーションを引き出して、
実際に行動につなげていく。
とても見事なコーチングフローです。
ただ、本物のコーチングと大きく違うのは、
Goalを設定したのがフージーさん自身では無く
灰色の男たちだという事。
灰色の男たちが設定したGoal に向かって、コーチングスキルを使ってフージーさんをマインドコントロールしたと言った方が近いでしょう。
私がここに気づいた時には、ものすごくあせりました。
今までモモを読んでいて
「自分も知らず知らずの内に、普段の生活で灰色の男たちに時間を奪われているのでは無いか?」
と感じていました。
知らない間に灰色の男たちの被害者になってしまっている・・・
ところが、自分の仕事のやり方を振り返り、
仕事の中で
「自分の目的を、相手が自ら動くように」
コーチングスキルを利用していただけだったら、
部下にとっては、私自身が RYO/810/b の灰色の男に見えていたんでは無いかと感じました。
企業にいると、どうしても仕事の中のミッションが与えられ
有無を言わさずやらなければならない場面も出てきます。
しかし、それだけを押し付けて効率だけを求めると、
本当にそこにかかわっている人たちが幸福になるのか??を強烈に問われた感じがしました。
部下の人生も大切にして、
「部下の才能や価値観」と「企業のミッション」の交差する所を
共通のゴールとして設定するという事をしていきたい、
少なくとも、この事を意識していきたいと思いました。
モモから学んだコーチングでした。
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