Smile Family Letter💝 vol.166
家族に笑顔と輝きを✨
親と子どもの未来を育む『親の学校』
見岳 亮一郎(たけちゃん)です😊
子ども達はその可愛い姿や言動から、たくさんの『大切なこと』を教えてくれます。
さてさて、今日はどんな物語となるのでしょうか😌💖
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1歳7ヶ月のナイスガイ、Aくん。
いつもニコニコ楽しそうに、そして一生懸命スプーンで給食を食べています☺️
先日、Aくんが白いご飯をすくおうとした時の事です。
茶碗のフチにそってスプーンでご飯を持ち上げ、ご飯が茶碗から出たそのとき…
ポトリ
せっかくすくったご飯は、床へ落ちてしまいました😢
「あ…」と声を漏らすAくん。
そして僕の方を見て、床を指差しながら、
「あ〜…」
ほりの深い顔で悲しむAくん。
なんて哀愁漂う表情をする1歳児だろう・・・(笑)
「ごはん、落ちちゃったね」とだけ伝えて落ちたご飯を片付けました。
食事再開。
再びAくんは白いご飯をすくいます。
その、慎重っぷり‼️(笑)
先ほどの2倍くらいの時間をかけ、そ〜っと茶碗のフチからご飯を持ち上げます。
スプーンの上には、茶碗のフチのかたちになって垂直に乗るご飯。
見ている方がドキドキします(笑)
しかも、上手に握るスプーンを自分の方に傾けながら口に近づけます。落ちそ〜💦
そ〜っと、そ〜っと口に運び…
パクッ
食べられた‼️
僕の方を見て、本当に嬉しそうな笑顔で
「むふ~!」と鼻で叫んでいました(笑)
「心配大国 日本」
日本人は心配大国と言われいます。
世界的に見て、「心配性」の人の率が、日本人は異常に高いのです。
欧米 :45%以下
南アフリカ:約28%
東アジア :70%以上
日本 :80%以上
日本人は、勤勉さ、正確さ、協調性が世界的に認められています。
そしてその逆に、日本人は「失敗」を極度に嫌がります。
※「失敗」しないために「チャレンジ」もしたがらない、と言われています。
そのため、日本人は世界一「失敗しないための準備と努力」をする国と言われています。
そしてそんな我々日本の親が、子育てにおいて往々にして行う行動。それが・・・
「失敗しないよう先回り」
そうして、子どもの失敗できる経験を減らしてしまうのです。
僕も、さんざんやってきました。
子ども達の行動を制限し、失敗しないよ手出し口出ししまくっていました。
僕は食事のマナーが異常に気になってしまい、食事中ずっと小言を言い続けるパパでした
今回の対応は、僕はあえて失敗しそうな場面で手助けをしていません。ただし、こっそりと手助けしたり環境を整えてあげて、成功体験にしてあげるのもアリだと思います。
こうしなければならない、というものはありませんが、一つだけ言えることは、「ごはんをこぼしたことを責めない」です。
日々何か出来事があったときに、大人がその出来事を「どう意味付けするか」でその後の子どもの思考回路が変わっていきます。
知人の、赤ちゃんの発達の講師をされている先生は講座でこう言われているそうです。
「床もお皿と思ってください」
小さなことも心配になってしまうものだし、その気持ちはなくせはしないかもしれません。
ですが、余裕のある時だけでもいいので、「まぁごはんこぼしたところでケガもしないし、後で拭けばいいか」と少し大らかに構えて、
小さな失敗をたくさんさせていあげてほしいな、と思います
A君の嬉しそうな顔、こっちまですごく嬉しくなったよ。
良かったね、ありがとう