先ほどの、せいが子ども園見学報告1の続きです(^^

 

【2歳児クラス:2階】

 

2歳児クラスだけは、年齢別保育となっていました。

 

それは、この時期の子たちが同年代の子と一緒にいることで集団を作る特徴があること、同年齢の集団にすることで発達の状況(例えば少し遅れの見られる子)などを発見しやすいようにするためでした。

また生活習慣の習得において重要な時期である(トイレトレーニング、食事など)ため、2歳児クラスを分けているとのことでした。

 

2歳児はこのスペースで自由に遊びを選択できるようになっていました。

図では左上になりますが(小さく見えますが、けっこう広い)、そのスペースには「広く体を動かせるスペース」と、「入り組んだ忍者屋敷のような部屋」(階段の下に背の低い空間があり、中には机といすがある)が印象的でした。

 

保育者は朝、子ども達と話し合ってその日の午前中に使えるオモチャ(10種類中7種類くらいを選ぶ感じ)ややりたい運動などを決めますそして子ども達は自分たちで選んだオモチャや遊びで過ごします。(午後の事は、午睡後にみんなで決める)

 

食事の配膳では、子ども達は自分で食べる量を決めてよそってもらっていました

 

「おさかな、2こ!(2切)」

「ひじき、少し~」

 

ごはんを残してしまった子は、自分の選んだ量について考えられるよう保育者が一緒に考えます。

おかわりはできますが、なくなってしまったらおかわりができないため、最初から自分の食べる適正量を子ども達自身で考えられるように関わっていました。

 

給食前に泣いていた子がいました。

その対応をした職員に聞いてみたところ、「さっきの子は、ご飯を食べるスペースでごろんと寝転がっていたんです。「ご飯食べる?眠たいなら寝る?」と聞いたら「食べる」というため、立たせてイスに促したんですが、再びイスの前でごろんと寝転がっていたので、「それは違うよね」と注意をしました」とのことでした。

「ご飯の時間だから座る」のではなく、「眠たかったら寝ていい。ただし、食べると選択したなら、ちゃんと椅子に座って食べる」とのことでした。(あとは、寝転がっていると給食を持った子がつまづいて危ないのもあります)

 

子ども達同士のトラブルは、大人は基本的にすぐには介入しないそうです。もちろんケガにつながりそうな場面は介入しますが、子ども達同士でのケンカの経験や、自分たちで解決するという経験ができるそうです。

 

《続く》

 

新宿せいが子ども園園HP↓

http://shinjuku-seiga.hoikuen.to/

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