ゆきの思い出
高校生の時の話。
ゆきはいい女だった。思いやりがあって笑顔がかわいくて。なにより俺の事を凄く愛してくれてた。
いつも一緒にいた。学校でも放課後も休日も。
10年前の今日、一緒に箱根の彫刻の森美術館に行ったね。寒かったけどそのぶん二人で寄り添いながら歩いたね。
せっかく早起きして行ったのにまさかの休館日で笑
あの時のゆきのガッカリした顔をまだ昨日の事のように鮮明に覚えてるよ。しょうがないから芦ノ湖行ってスワンボート乗ったね。
でも寒すぎて10分で降りちゃって笑
結局デニーズでダラダラして…それでもそんな時間が俺は最高に楽しかった。
帰りの電車は二人とも疲れちゃって寄り添いながら寝てたね。
そしてゆきはそのまま二度と目を開ける事はなかったね。
そんな病気なんでもっと早く言ってくれなかったの?
なんで?
なんで……
ゆきに渡すはずだったクリスマスプレゼント。まだ大切に持ってるよ。
いつか俺がゆきに逢いに行ける日まで大切に大切に……
幸せな時間をありがとう、ゆき。
なんてな。書いてて鳥肌たった。間違いなく俺にはこんな恋愛出来ないな。
ちょっとビックリした?
テラ妄想話ですので。
電車は暇だー
