失業認定の手続きってなんでこんなに面倒で複雑なんだろう?普段役所なんて行かないし、何をすれば良いか全然分からないや昇天

失業や退職は「誰にでも急に起こりうること」であり、病気だったり、怪我だったり、精神的なものだったり、会社都合だったり、理由も人それぞれです。その時頼りになるのが失業保険です。

しかし、世の中の失業者の約30%が失業保険の申請方法を正しく理解していません。そもそも失業保険とは、これまで働き雇用保険として支払ってきた期間に応じて、確実に受け取れる仕組みであるべきです。しかし、失業保険の申請手続きは多くの人にとって複雑でわかりにくいものです。実際、統計によると約30%以上の失業者が申請方法を正しく理解しておらず、失業者に占める失業給付を受けていない人の割合は77%にのぼるとの調査報告がネットにあります。正直手続きが面倒で、期限がある為、事前準備も煩わしいです。

では、失業保険って実際にいくらくらい給付されるものなの?

私の場合、20年以上勤めた会社ですので、150日間の給付期間で約104万円ですポーン

分割支払いとは言え、ちょっとしたボーナスですやんデレデレ

退職前6ヶ月間、残業が多くて良かったニヒヒとまあこんな感じです。

改めて見ると大きいですねおねがい


詳しい計算は下記URLで金額入力と状態選択すれば、すぐに算出できます。注意点として離職前6ヶ月間の賃金総額にはボーナスや特別賞与などは含まれないことです。

https://keisan.casio.jp/exec/system/1426729546



この記事では『退職日の翌日からやるべきこと』を整理し、体験談を交えまとめました。


 私の場合

先週金曜の夕方に退職した会社から離職票やその他もろもろの証明書が届きました。

え、遅くない?チーン

離職日の翌日から10日以内と期限が決められていますが、会社から書類が届いたのが7日の夕方。土日を挟んで10日の月曜日にギリギリ申請間に合いました滝汗

会社側への退職手続き書類は1ヶ月も前に提出済みなんだから、離職後の書類なんて事前に用意して離職日翌日には発送できなかったのだろうか。先月退職者なんて私を含めても3人もいなかったはずだが真顔

なのになぜ?

退職する私はの嫌がらせか?

もちろんそんなことはあるはずないですが、退職前後の手続きの忙しさや、漠然とした将来への不安から、いつもより少しだけネガティブに考えてしまったりもします真顔

これは退職経験者あるあるですよねニヒヒ

それでは整理していきましょうグラサン


  退職日以降にやるべきこと


 ①失業保険の手続き

※離職後10日以内に申請が必要
離職票の取得雇用主から離職票を受け取ります。これは失業保険の申請に絶対必要です。私のように7日後に届く場合もあれば、3日ほどで到着する事例もあるようです。人事部などがしっかり機能していない会社では発送が遅れることもあるようで、「ん?遅いな」と感じたら退職した会社の人事部に電話確認した方が良いです。

なぜこんなに面倒なのかは理由がありました。

1つは不正受給の防止です。失業保険は公的資金で運営されており、不正受給などの制度悪用を防ぐ為に厳格な手続きが必要です。これにより、本当に支援が必要な人々にサポートが届きます。

2つ目は適切なサポートの提供です。失業認定のプロセスでは、個々の状況を正確に把握するために多くの情報が必要です。退職理由や現在の健康状態の確認などが含まれており、各人に最適な就職支援やトレーニングプログラムを提供することができます。

3つ目は法的要件の遵守です。失業保険制度は法的に定められており、その運用には多くの規制が伴います。手続きが複雑に感じられるのは、これらの法的要件を満たす為です。支払ってきた雇用保険料以外にもみんなの税金も当てられていることを忘れてはいけません。

実際に私の管轄のハローワークでは不正受給による返還金や罰金の生々しい事例が直近3件掲示されており、待ち時間に読ませて頂きましたポーン

 ②ハローワークでの手続き

※必要な物を忘れないよう事前準備
離職票と必要な書類(身分証明書、マイナンバーカード、雇用保険被保険者証、銀行口座情報)を持参して、最寄りのハローワークに行き、失業保険の申請を行います。この時、写真付きマイナンバーカードを発行していない(通知証明だけの)場合は、別途「証明写真」30×24サイズが必要となりますのでご注意ください。


 ③初回の認定日

ハローワークで面接することで、初回の求職活動が認定されます。面接では、失業の状況や今後の求職活動について話し合います。求職活動の認定印をハローワークから発行された『ハローワーク受付表』に押してもらいます。

実際の印鑑はコチラ

この印は、失業保険を受け取る為に絶対に必要で、月2回以上の求職活動を行っていることを示さなければお金を受け取ることはできません。


 ④健康保険と年金の手続き

【健康保険】
会社の健康保険(社会保険)から国民健康保険に切り替える手続きを行います。市区町村の役所で手続きが必要です。

【年金】
会社の厚生年金から国民年金に切り替える手続きを行います。こちらも市区町村の役所で手続きが必要です。

※私の地域の場合は、健康保険と年金の手続きは市役所の市民課が相談窓口で一括して対応してくれました。大きな区役所などですと細分化されている可能性もあるので受付で確認して下さい。



以上が、行政期間への必要な申請と手続きの流れになります。ここまでくれば退職後の手続き関係はひと段落となります。

しかし、本当に大変なのはここからでした滝汗

次回は「退職後の自分との向き合い方」についてお届けしたいと思います。


それでは皆様
    良き転職ライフをウインク