アラフォーとなり、これまでダイエットは何をやっても成功しなかったというそこのあなた。私も同じでした。そんな方に読んでほしいアラフォー男のダイエット奮闘記になります。同世代で頑張るあなたのモチベ維持にも繋がることを期待して書き綴ります。


私は身長173㎝で、20代から30代前半までは60〜63kgを行き来する痩せ型であった。


何を食べても太らないと疑わぬほどに。

しかし、30半ばから徐々に体重が増え始め、40歳に差し掛かる頃には70kgを超え、ピーク時には80kg近くまで太ることとなる。

読者の皆さんの中にもそんな方は多くいると思います。もちろん、加齢と共に太ったなという認識は有り、ぼーっと眺めていたわけでは無い。下記のダイエット法はそれなりに認知しており、実行を試みたので編歴と結果をご覧ください。
・りんごダイエット
 ⇨すぐに飽きて続かなかった
・納豆ダイエット
 ⇨大した効果も出ず中止
・スポーツ(テニス、ジョギング)
 ⇨雨など理由に続かず効果なし
・プロテインダイエット
 ⇨ジムに通うも続かず中止
・バナナダイエット
 ⇨バナナ元々好きではないので中止
・黒酢ダイエット
 ⇨効果見られず中止
・筋トレダイエット
 ⇨風呂上がりに1年続けたが効果なし
・有酸素運動ダイエット
 ⇨雨や気温を理由に散歩すら続かず
・間食抜きダイエット
 ⇨ストレス溜まると食べたくなり中止
・食べる順番ダイエット
 ⇨効果見られずフェードアウト
・糖質制限ダイエット
 ⇨白米食べないストレスで中止

テレビや雑誌で紹介されていたダイエットは大体試してきたつもりである。しかし、結果的にはMAX79kgまで増え続けるという体たらく。お恥ずかしい限りである。むしろ、何もしていなかったら今頃80kgをとっくに超えていたのでは無いかという懸念さえ浮かぶ。

しかし、このままでは健康診断は毎回引っかかるし、中性脂肪の数値も年々悪化しており、注意事項に脂肪肝とまである。病院で処方される痩せ薬は少し抵抗があった。食事のカロリー摂取を薬で阻害するのは体に悪い気もするし、薬をやめたらリバウンドしたという話や、依存するようなことも耳にした為躊躇していた。しかし体重増加でリスクの高まる病気も怖いので、薬に頼るしか無いかと諦めかけていた時、YouTubeで「オートファジーダイエット」の存在を発見する。


どこかで聞いたことはある名前だったが、ファスティングとか断食的な何か怪しい不健康ダイエットの1つという先入観があった。誰かが金儲けの為に宣伝しているものではないかと疑いつつも、中田敦彦のYouTube大学で内容を確認してみた。


要約すると、成長期や育ち盛りなどを除けば、人間が必要な1日当たりのカロリーは2200kcal前後。もちろん肉体労働者やアスリートとなると3000kcalは必要かもしれない。私は普段特に運動もしない会社勤めのサラリーマンでデスクワークが中心の為、2000kcalで十分なくらいだろう。人間は必要カロリー以上に食事を摂取すれば太り、必要カロリー以下の摂取なら痩せる。なんともシンプルで至極簡単なダイエットメカニズム。そこに16時間以上食事を空ければみるみる痩せボディを手に入れられるという内容。


まず普段の私の食事を見返し、カロリー計算サイトで調べてみた。私の趣味の一つにラーメン食べ歩きがあり週2〜3回ほどラーメンを食べていたこともあり、平均しても1日3000kcalは摂っている計算だ。それは太るはずだ。しかもラーメン好きの妙な正義感からスープまで飲み干す始末。太らないはずがない。更には家系や辛い系の場合は白米やサイドメニューも追加している為、ハイカロリーな日が定期的にやってきていたのだった。


私の年齢からする1日の必要カロリーに対する食生活では太るのは必然。それならば食生活を変えて必要カロリー以下の摂取に制限すれば痩せるのだ。小学生でも分かる理論だ。

但し、上記の通り私なりに行ったダイエットではどれも上手くいかず挫折している。理由は様々だが概ね効果が見られなかったり、飽きて(我慢できず)中止というのがパターン化していた。誘惑に勝てない自分の弱さを呪った。

だからこそ、このオートファジーという怪しげなダイエット法も結局は意志の強い者しか辿り着けない、神懸かった悟りの境地のようなものだろうと。

ただ、その説明の中でしっくり来るものがあった。1日3食は資本主義経済を活性化する為の刷り込み。昔の日本人は1日2食。1食の人も多くいたという事実。エジソンが発明したトースターを普及させる為に、1日3食推奨運動が盛んになったという説もある。なるほど。腑に落ちるものがある。


オートファジーを成功に導くには、まず、この刷り込まれた不必要な習慣に疑問を持つことが大事ということが分かった。その上で更に、1日3食も取っていたら常に内臓(特に肝臓の分解)は24時間働き続ける為、劣化・老化を早めることとなり、機能が低下すれば分解できず太る原因にもなってくるというのはとてもしっくり来るものがあった。

これをオートファジーダイエットでは食事と食事の間を16時間以上空けることで内臓に「休み時間」を与えて回復させると共に、ある種の飢餓状態を迎えることでオートファジーという細胞内のゴミ処理&自食作用及び資源のリサイクルを促すというものだ。凄く納得できた。


ではどうすれば良いのか。

答えは簡単。

「1日1食」なら話は早い。


しかもこの1食は過食気味となっても問題無いと言う。おなかが空き過ぎて食事+デザートに加え、お酒を飲んでしまってもOK。ある種、飢餓状態を乗り越えた自分へのご褒美でストレス発散できるのだ。


動画内で参考にされたという本『「空腹」こそ最強のクスリ』が紹介されていたので早速Amazonで購入し読んでみた。なるほど。腑に落ちる、腑に落ちるぞー!!これまでのダイエット法には藁にもすがる気持ちだけで始めていたが、オートファジーは非常に論理的で納得ができ、自分の中の確信にも繋がった。これなら続けられそうだ。




いきなり3食を1食にするのは酷な為、1日2食からスタートするのが良いと書いてあるサイトもあった。YouTube大学ではおなかがどうしても空いた場合は、ナッツ類(無塩)ならいくら食べても良く、オートファジーの効果にもプラスとなるとのことだった。また、お茶では無く水ならいくら飲んでも構わないとのこと。

早速、Costcoに行き大量の無塩ナッツ詰め合わせ(ロカボ)と水を購入してきた。朝ごはんはこれだけで凌ぐのだ。




そして、会社のお昼休憩では社食だったりコンビニ弁当やおにぎりを食べる習慣があったがこれを思い切って中止。この時間は水だけ飲んで昼寝することにした。寝てしまえば空腹も気にならず、人が当たり前に食べている風景を見なくて済む。

その日の午後。15時を過ぎた辺りからとても空腹を感じる。社内の休憩室ではアクアクララが設置されているので仕事の合間に水を飲む。おなかは満たされはしないが水を飲めば少し収まるのだ。

そして終業後に帰宅。かなりの空腹状態で18時を迎える。夕飯は何を食べてもメチャクチャ美味しく感じる。

更に食べ足りないからお菓子やフルーツなども食べるほど。更にはこども達の食べ残しなども、もったいないので食べる。満腹である。

今までダイエットと言えば、メニューを制限したり食べ過ぎないように腹八分目を意識して食べ足りない感じがあって辛かった。しかし、このオートファジーダイエットでは食べ過ぎても大丈夫な為、これでもかと満腹まで食べられるのでストレスは少なく済む。またこの16時間間を空けるというルール上、食事(夕飯)を開始してから8時間は食べ続けても良いのだ。となれば寝る前までの晩酌やおつまみもオッケーとなる。毎晩呑むような習慣は元々無かったが、毎晩呑みたい人でも無理なく続けられるだろう。

そして24時を回ってからは次の夕飯まで何も食べれなくなる。初日は少し不安もあったが、朝にはナッツ類と水は飲めるし何とかなるだろうと思い就寝。

翌朝、体重計測…79kg変化なし

Costcoのナッツと水を摂取し会社へ。昼の休憩は昼寝。やはり15時にはメチャクチャおなかが空いてくる。そしてアクアクララを飲んで凌ぐ。そして終業して帰宅。おなかペッコペコ。

2日目の夕飯はカレーライスだったが、めずらしくおかわりして2杯を完食。成長期のこどもか!と思えるほど食べることが出来た。そしてデザートにプリンとヨーグルト。更にスナック菓子を食べ、夜なのにこんなに満腹で良いのかと思えるほどの満足感。この感覚が徐々に癖になるというか、快感となってきている。もちろん15時の激しい空腹はあるが死ぬほどのものではない。むしろ、中途半端に食事制限していた時の方がきつかった。食べ始めた食事を半分過ぎた途中で止めろと言われる方が精神的なストレスが高いのだ。初めから無いと諦めていればどうってことはない。

翌朝、体重計測…78kg −1kgの誤差範囲

そう言えば体重について言及されていたが毎日測らないほうが良いと言われていたな。すぐに効果が出るかは人それぞれだしモチベにも影響する為たまにのほうが精神衛生上も良いだろうと。

もう一つ気づいたことがある。15時の空腹については、ピークを過ぎると気にならなくなってくる。ある瞬間(おそらく胃が空っぽになる辺り)を超えてしまえば何も無くなって空腹が柔らぐような感覚がある。もちろん夕飯前には確かにおなかはペコペコなのだが、おなかがグーグー鳴り続けるようなことはない。おなかのグーグーは多分、排水を終える頃に空気で満たされボコボコっとなる原理に近いのでは無いかと考える。その音が空腹の合図と脳が認識しているだけでそれさえ越えれば合図は無くなる。そう考えるとやはり1日3食は資本主義経済を活性化させる為の刷り込みである種まやかしであると言う説が正しく思えてきた。

考えてもみれば、私が今まで実践してきたテレビや雑誌の勧めるダイエット法のほとんどは置き換えであったり、ジムなどのお金が掛かるものばかりだった。スポンサーの関係上、とても1日3食を悪として、1食に抑えろとは口が裂けても言えないだろう。

YouTubeや制約の少ない本だからこそ声を大にして勧められるのだろうと。

4日目に差し当たる頃に、同じくYouTubeでオートファジーを実践していたはじめしゃちょーの動画を見てみた。これは体重推移も紹介しており、元々痩せ型のはじめしゃちょーが更にシャープになる姿がモチベを高めてくれた。自分も20代の頃は痩せ型で、そこそこモテていたこともあり、あの頃に戻れはしなくても少しだけ取り戻せるのではという淡い期待も手伝って1週間を乗り切ることが出来たのだ。

そして久々の体重計測…78kg あれ?

ピークの79kgから1kgは痩せたが思ったほど効果は出ていない。

心当たりが2つあった。

1つはオートファジー開始後4日目のこと。仕事終わりに友人に誘われ、大好きなラーメンを食べていた。しかも豚骨ラーメンの美味しいお店でニンニンチャーハンセットにしていたのだ。更に食後にサーティーワンアイスクリームにも寄っており、いくら食べてもオッケーとは言え、さすがに食べ過ぎたのかもしれない。しかしダイエット中にありがちなストレスは一切無く、とても満足でご褒美的な幸せな時間ではあった。

もう1つは休日となる土日の出来事。朝は1人早く起きてナッツと水で朝食回避出来た。しかし、その日は家族サービスでお出かけがあり、近くの観光名所で食べ歩きを行った。家族で食べ歩く以上、誘惑というよりも義務的な感覚で一緒に食べ歩きを楽しんだ為、この日はオートファジーは発動せず単なる朝食ナッツデーということになる。

しかし、この1週間を振り返った時、1番きつかったのは慣れない初日と2日目まで。3日目以降はほとんどストレスを感じず続けることが出来た。

減量効果こそ−1kgに留まったが、体は何か軽く感じる実感があり、モチベ維持の要因にもなっていた。これは今までのどのダイエット法にも無かった初めての感覚。このままもう1週間続けてみようと思えたのだった。


今回はここまで。②に続きます。

皆さんのダイエット失敗談成功体験などあれば是非教えてほしいです。