それはある夏の日のことです。
電車からおり、某大きな駅の広場にでたところで
熱い日差しを避けて、日陰で休憩していました。
今日は暑いな~と思いながらも、
ハッと気が付くとどうでしょう
目の先にはボロボロの服をまとった
ホームレスと思わしきおばあさんと、
更にボロボロの服のホームレスと思わしき青年が
睨み合っているではありませんか。
睨み合いはスグには終わらず膠着状態です。
特におばあさんは眉間にしわ寄せまくりでかなり不機嫌そう。
なんだなんだ、バッチバチやないか…
喧嘩しとるんかいな。
昨日とっておいたスルメ食べたの貴方でしょ、
みたいな感じかなぁ。
お、青年が動いた!
なにか仕掛けるのか!?
ついにはじまるのかーー!
するとおばあさんの近くに寄った青年は、
おばあさんに優しく口づけをする…!
な、なにが起こった!?
暑い昼間からこれまた熱いラブシーン、
青年の熱い情熱がおばあさんを包み込み…
よくわからないけど、おばあさんも突然のキッスに頬を赤らめて嬉しそうな顔を、、
…全然してなかった。相変わらずブチ切れてた。
そしてまた二人は膠着状態へ…
一体なんなんだ、、謎だ…謎スルメだ…
というお話し。