両道会の象徴といえば「天秤」です。
ここでの「天秤」は「一方に偏らない、バランスの取れた」状況を意図しています。
両道会の教育目標の一つとして「2つ以上の物事に取り組み、物事を学習・習得し、
相互に活かしあうこと」を掲げています。何事も一つの事を極めようとすることは大切な事
ですが、何か一つに偏りすぎては、視野が狭まることや、経験・修得したことを違う物事に
活かしにくくなることがあります。他で学んだことが思いもよらぬところで関連したり、
役立ったりするものです。
前の記事で、両道会空手の目標として「文武両道」を掲げてましたが、必ずしも「文芸・武道」である
必要はありません。例えば、ダンスと空手、水泳と空手などの「スポーツ・武道」でも構いません。
また、両方で好結果を出すことが目標なのではなく、あくまで「両方の道を学び、経験すること」が
大切だと考えています。もちろん、結果として両方の道で良い結果を出せれば、なお素晴らしい事
であります。