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RYOのBLOG

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人間の孤独と弱さに寄り添い、
僕と君というパーソナルな物語を紡ぐ
3ピースバンドcrawler



初めてそのライヴを観た時は
とても繊細で、哀愁を感じさせるような
印象だった



でもそれは、観る回数を重ねる毎に
暖かさと力強さを感じさせるバンドだと
思うようになった




それは多分
gt&voの慶介とba&choの前身バンド、
確かRush workersという名前のバンドの
ライヴが強く脳裏に焼き付いていたから
かもしれない




今から三年前に開催された
カレッジオブロック2013




そこにはパンキッシュなライヴを叩きつけるRush workersの姿があった



その時のメインボーカルは須田だった



観客の出入りが激しい時間帯で、
決して多いとは言えない観客数の前でも
彼らは熱いライヴを見せてくれた



しかし、最後の曲で須田のベースが
トラブルにより音が出なくなった



それでも須田は臆することなく、
ベースをかなぐり捨てて
両手でマイクをしっかり握りしめて
真っ赤な顔で首に血管を浮き上がらせながら最後まで堂々と歌い切った





あのカレッジオブロックの出演者の中で
最高のフロントマンは須田であることに
間違いはない






そんな須田のアグレッシヴさや躍動感と
対を成すように、穏やかだが心は静かに
燃えたぎっている慶介



以前慶介とは互いに弾き語りで対バンした
ことがあり、あいつはFOO FIGHTERSの
Heroのカヴァーを聴かせてくれた


あいつの太く真っ直ぐに伸びる歌声は
あの曲のメロディにマッチしていて、
聴いていて心地よかった



曲をやる前に慶介はMCで
「誰かのヒーローになりたい」


そう語ったのを覚えている





自分にとっては言葉にするのも億劫になるような、誰かの弱さを自ら引き受けるような前向きだけど重い言葉を口にできる慶介が単純に凄いと思った




あの頃の慶介の意志は、
crawlerの楽曲の一つ
“常夜灯”に顕著に表れている気がする



あの歌詞のように誰かの身を真剣に案じ、
全てを受け入れて力になろう、と
ストレートに宣言する潔さと覚悟



そしてそんな言葉の向こうに、
普段の慶介の姿がブレることなく
存在している、という所が尊敬してしまう





昨年のカレッジオブロック2015の終盤を
盛り上げてくれたcrawler



最後の曲は常夜灯だった
サビを聴いて一発で好きになった曲




最初のアルペジオが鳴らされた瞬間、
俺は自然と手拍子を始めた



周りの観客も手拍子を始めて
その音が大きく広がっていった時に
慶介の顔に目をやると




泣きながら嬉しそうな顔をしているように
見えた





あいつの普段やステージでの表情は
大抵は真剣だったり笑顔だったりする



あいつの涙は物凄く特別なように見えた








そんなcrawlerの繊細さと力強さを
サウンド面で支える、不可欠な存在が
ドラムのちゆっきー



スネアやキックの音がバンドサウンドに
絶妙に合っている気がする



音源を買って聴いた時にも改めて
そう思った



そして、特に常夜灯でのコーラスによって
あの曲の良さを最大限に引き出しているし、俺が常夜灯に引き込まれた一番の要因は慶介とちゆっきーのコーラスワークにあると思う




最小限の編成で多彩なサウンドを織り成し、ストレートな心情をダイレクトに伝えてくれたcrawler






現在は活動休止中だが、
その再開を待ち望む人は多いはず









あれほど優しく、冷え切った感情に 
明かりを灯してくれるバンドは
他にいないからだ





慶介は新たに狼煙というバンドを結成、
その活動を継続させている





遠く離れた場所から様子を見守る事しか
出来ないが、あいつがどんな風にあの魅力に磨きを上げていくのかが楽しみだ





とりあえずの所は、手元にある
彼らのCD“常夜灯”を大事に聴いていこう




丁度いいタイミングでちゆっきーがCD持ってなかったら買うチャンスが無かったかもしれない






今は三人とも別々な道を進んでいるかと思います



でもあくまで活動“休止”なので、
再びcrawlerが盛岡の夜を
優しく、暖かく照らしてくれる事を
祈っています