7日に発表となった第3四半期(2007年2月~11月)の業績は連結営業利益が前年同期比で24%マイナスの大
幅減益となりました。
これに伴いイオンでは通期の業績予想を営業利益でこれまでの2,000億円から2,100億円より1,670億円から1,720億円へと引き下げ、10年ぶりの営業減益となる見通しとしていますわ。
ただ、こうした下方修正を受けてもイオンの業績発表翌日の株価は大きく売られることなく堅調な推移となっ
ていますわ。
これはイオンの業績不振を前もって織り込むかたちで既に株価が大きく下落してはったためやと考えられます。
イオンは中間期決算で営業利益が18%の減益となり、計画に対して150億円程度未達やったにも関わらず通期の業績予想を従来のまま据え置いていました。
このため、通期の業績予想達成のために下期は営業利益が前年同期比で3割程度の大幅な増益が必要となるかなりハードルの高い計画となってはったといえます。
したがって、マーケットではイオンの計画が楽観的であるといち早く見抜いてはったと考えることができるのかもしれません。
今回の下方修正で結果的にイオンも下期の計画が甘かったことを認めることとなりました。
この下方修正の主な要因は、計画してはったイオン単体の利益改善や婦人服やカジュアル衣料の米国タルボットの建て直しが思うように進んでいないことどす。
つまり、今回のこうした下方修正からみえてくる問題点として、売上高でイオン単体の1割強にすぎない子会社の不振を簡単に吸収できないような利益規模しかイオン単体を中心とした本業部門が稼いでいないということが浮かび上がってくるのやおへんですやろか。
主力事業の中心であるイオン単体をみると、この中間期で1兆円を上回る売上高を上げもって営業利益は僅か87億円に止まります。
イオンでは10年ぶりに営業利益が減益となる見通しとなるなか今後、詳細はまだ発表となてへんもんの、米国タルボットの建て直しに止まらずGMSをも含めたあらゆる分野のリストラを進めるとしていますわ。
したがって今後はイオン単体の中間期での営業利益87億円に代表されるような本業での低収益体質をいかにか強化できるかが問われることとなるのかもしれません。
規模の拡大を優先しはるかたちで進めてきたこれまでの路線から利益重視路線へとほんまに転換できるかどうかが注目されるところどす。