今週の日経平均は一気に下振れ懸念が強まった。
サブプライム問題再燃による米国市場の大幅下落や為替相場が1ドル113円台の円高基調を強めたことなど
を受け、週明けの日経平均は一気に25日線や9月3日の戻り高値(16575.97円)レベルといったサポートラインを割り込んだ。
インドの規制案や中国の過熱抑制策に対する警戒感なども買い手控え要因につながっている。そのため、物色
は前週の流れもあって外部環境に左右されにくい中小型株などにシフト。また決算発表が本格化する中、次第に様子見姿勢も強めてきており、積極的に上値を買う流れにはならず、短期的な値幅取りといった消極的なトレードに限られている。
物色の柱が定まらない状況下、米国市場もハイテク決算の好調や利下げ期待から下げ渋りをみせるなど不安定であり、米国市場の動向をみてからその日のトレードを行うといったところ。
日経平均は幾度かサポートからレジスタンスに変わっている9月3日の戻り高値を窺う場面もあったが、先物市場やメガバンクなどに対して仕掛け的な売り圧力が強まるといった動きも続いていたことから、後場に入ると一変して下げに転じる展開も目立っていた。
週末にはソニー、ホンダなどの決算を受けて国際優良株といった主力大型株が相場をけん引したが、相場全体がリバウンド基調を強めるまでには波及していない。
新興市場・IPO
今週(10月22日~26日)の新興市場の各指数は明暗が分かれた。
日経JASDAQ平均は前週末比1.34%安、J-Stock Indexは同2.98%安、東証マザーズ指数は同3.19%高、ヘラクレス指数は同1.39%高、FINDEX指数は同1.84%高となった。
ヤフー<4689>が決算発表を受けて調整、25日(木)はネット関連株を中心に大幅な調整を余儀なくされたものの、26日(金)には急激な勢いで戻りを試す展開となった。
東証マザーズ指数、ヘラクレス指数についてはネット関連株の上昇が指数の堅調推移を支えたことは間違いない。
直近IPOが一斉に戻ったこともあり、FINDEX指数も前週末比プラスを維持した。