“緑茶飲料の先駆け”
■会社の概要
設立は1966(昭和41)年。
現在の商号に変更されたのは1969(昭和43)年ですが、その社名の由来は、当時買い取った茶畑の名前とも云われています。
その後、缶入り烏龍茶、緑茶を開発するなど、缶入り茶系飲料の先駆け的な存在で、「おーいお茶」シリーズを中心に、各商品は消費者に幅広く認知されています。
事業は以下の通り(2006年4月期。カッコ内は総売上高に占める比率)。
・茶葉(リーフ)関連事業 (10%)
緑茶、ウーロン茶などの販売
・飲料(ドリンク)関連事業 (89%)
飲料製品の企画・開発、販売
・その他の事業 ( 1%)
海苔、和菓子などの販売 など
■業績
2007年4月期第3四半期(2006年5月1日~2007年1月31日)の業績(連結)は、以下。
売上高 2,341億8,900万円 (前年同期比6.5%増)
営業利益 175億 600万円 (前年同期比6.7%増)
経常利益 173億7,300万円 (前年同期比7.7%増)
四半期純利益 97億2,500万円 (前年同期比7.0%増)
増収増益となりました。
「おーいお茶」、野菜系飲料、ミネラルウォーターなどが堅調に推移したようです。また、前年同期である2006年4月期第3四半期(2005年5月1日~2006年1月31日)と比較して、売上高原価率が0.9%低下しており(前年同期:49.2%、今期:48.3%)、原価低減などコスト削減の効果も表れているようです。
■今後の戦略と見通し
会社側は、2007年4月期通期(2006年5月1日~2007年4月30日)業績見通し(連結)を、以下としています。
売上高 3,158億円 (前期比9.6%増)
営業利益 227億円 (前期比7.8%増)
経常利益 223億円 (前期比8.6%増)
四半期純利益 127億円 (前期比8.7%増)
昨年10月、「タリーズコーヒー」を傘下の子会社で運営するフードエックス・グローブ(東京・港)の株式を取得して連結子会社化したことが、増収要因の1つでしょう。
主力商品である緑茶飲料は、春、夏の天候不順、大型新ブランドが発売されなかったことなどもあって、2006年の販売ケース数は前年比で約6%減(業界推計)と低迷。
その一方で「おーいお茶」は、茶系飲料でたくさんの商品が発売される中で緑茶ブランドの“老舗”としての安定感が評価されたようで、緑茶飲料市場でのシェアを伸ばしたもよう。
今後、「おーいお茶」、野菜系飲料など好調な商品を中心に拡販に注力していくと見られますが、清涼飲料の消費量が増える春、夏の天候、販売している飲料の同業各社の新ブランドなど、好調を維持するにあたり障害も少なくないと思います。
それぞれの飲料で同業各社を抑えて、清涼飲料市場でのシェアを更に拡大できるかに注目。