というわけで、今日はチラッと探す限りでは動画なんてありゃしない曲をば。
まずは最近ついに簡単にでも書いてしまったリッチー・ブラックモアで、RainbowのA Light in The Blackを。
様式美っぷりで言ったら、個人的にはRainbowの代表曲であるKill The Kingよりあると思うくらいで、この曲に足りないのは強いていうなら大衆に媚びる姿勢()。
お次は愛してやまないJudas Priestから、Turboに収録されているReckless。
間違いなく名曲なんだけど、何故かよく分からないけど埋もれてる観が否めない。
それは何故か。
Turboという問題作のよりにもよって最後の曲として収録されているから。
これが名盤Defenders of The Faithあたりに収録されていてごらんなさい。超絶名曲のThe Sentinelには及ばないまでも、二番手あたりで認識されて、ライブの定番になっていた…らいいなぁ(笑)。
お次はそのJudas Priestの影響が濃い綺羅星(のように消えた)バンド、Heavens GateのLivin' in HysteriaからWe Want it All。
ヴォーカルのトーマス・リトケは今や頭のおかしいオッサンですが、現役当時の歌唱力はずば抜けていました。それが最も発揮されるのが、こういうミドルテンポな曲ではないかなと。
また迷プロデューサーとしても名を馳せるサシャ・ピートが所属していたバンドでもあり、そのテクニカルに振り切ったギタープレイは本当に聞き応えタップリ。
というかこのアルバムはフツーに年代を代表できるくらいの名盤なので、オススメしたい一枚でもあります。
続いてはまたしてもHeavens Gateのミニアルバム、Open The Gate ang Watch!からDancin' on a Ropeです。
ミニアルバムなので下手をするとオンタイムで聞いていた人も聞き逃していたりする可能性もあるので、敢えて、敢えて同じバンドなのを承知でね!
うるせえ、俺がHeavens Gate大好きなだけだよ!!
いやだってねえ、この様式美極まりないギターワーク、確かなリズム隊、抜群に安定感のあるヴォーカルと、はっきりいってこの手のHR/HMが好きな人には堪らんと思うんですが如何ですかこんちくしょう?
お次はたぶんこのブログでは初めて挙げる元ブラジルの秘宝、ANGRAのこれまたミニアルバムHunters and Preyから、たぶんエドゥ期で一番の名曲(もちろん筆者の感想です)であるLive and Learnを。
まだエドゥの声帯が大破する前なので、非常にのびやかかつ無理のない音域で歌われていて、何とも言えない安心感があります。
エドゥ期で顕著になったキャッチーなメロディもあり、アホみたいにテクニカルなギターワークもアリ、アキレス・プリースターのオクトパスっぷりも堪能できてと、もうこの曲を聴かせてダメだったらメロディック・メタルの大部分がダメかエドゥの声がダメかの二択でしょうってなくらいで。
ANGRAもそのうち題材として扱いたいですねぇ。
最後は筆者が天才と信じて疑わない幻のギタリスト、ジーノ・ロート率いるZenoのRunway to The GodsからFanfares of Love。
もうこのイントロを聴いたら天才だって分かるでしょ!!()
なんでこんなにジーノ・ロートは知名度が低いんだろうなぁって思うんですよ。特にこの泣きまくりのギターなんて、日本人は大好物だと思うんですけど。
シェンカー兄弟は知ってても、ロート兄弟はお兄ちゃんしか知らないとか、けっこう多いんですよねぇ…
ちなみにジーノ・ロートの数ある特徴の一つに半音階進行を巧く使うってのがあるんですけど、これを真似てイキって失敗したギタリストが某ガルナンタラってバンドの人です(晩年、日本に住んでいたジーノを訪ねた写真なんかも残っている)。