この本は例えば自分の子供に

・ご褒美で釣っては『いけない』

・誉め育てはしたほうが『いい』

・ゲームをすると『暴力的になる』

などテレビなどで耳にすることはございませんか?

実は作者の意見は全くの逆です。

 

この本はそんな常識にとらわれず実際の教育の現場で感じたこと、

データに基づき根拠のあることを教えてくれる一冊となっております。

それでは僕が印象に残った箇所を挙げていきたいと思います。

 

第1章 他人の”成功体験”は我が子にも活かせるのか?

よく東大に子供を全員入れた母親の体験記などがありますが、
どこかの誰かが子育てに成功したからといって、同じことをしたら自分の子供も同じように成功するという保証は、どこにもありません。
子供の学力に最も影響を与える要因、それは親の年収や学歴です。
東大の親の平均年収は約1000万円なのです。
つまり子供を全員東大に入れたなどという話は、「例外中の例外」なのです。
教育経済学者の作者が信頼を寄せるのは、たった一人の個人の体験記ではなく、個人の体験を大量に観察することによって見出される規則性なのです。
 

第2章 子どもを〝ご褒美〞で釣ってはいけないのか?

実は人間は目先の利益が大きく見えてしまう性質があり、それゆえに遠い将来のことなら冷静に考えて賢い選択ができても、近い将来のことだと、たとえ小さくてもすぐに得られる満足を大切にしてしまうのです。

裏を返せば「目の前にご褒美をぶら下げると、今、勉強することの利益や満足が高まり、それを優先する」ということでもあります。

実は「目の前のにんじん」作戦はこの性質を逆に利用し、子どもを今勉強するように仕向け、勉強することを先送りさせないという戦略なのです。

 

子供は褒めて育てるべきなのか?

確かに褒めて育てると自分に自信を持ち、さまざまなことにチャレンジできる子どもに育ちます。

そして、自尊心が高い生徒は学習意欲が高い傾向があると指摘されています。

心理学者のバウマイスター教授らは、ただ自尊心を高くすれば、学力が上がるのではなく、学力が高いという「原因」が、自尊心が高いという「結果」をもたらしているのだと結論づけたのです。

ここで結論なのですが、「頭がいい」と褒めるより「よく頑張った」とほめてあげましょう。

「子どものもともとの能力(=頭のよさ)を褒めると、子どもたちは意欲を失い、成績が低下する」ということです。

なので努力(=頑張ったと)を褒めるようにしましょう。

 

テレビやゲームは子どもに悪影響を及ぼすのか

結論だけ上げますと、子どもに悪影響はなく、更にテレビやゲームをやめさせても学習時間は変わらないという結果でした。

 

教育にはいつ投資すべきなのか

ズバリ小学校に入る前の幼児教育の時です。

幼児期に英才教育を受けた子どもはIQが高く、その後の人生においても、学歴が高く、雇用や経済的な環境が安定じており、反社会的な行為に及ぶ確率も低かったのです。

 

第3章 ”勉強”は本当にそんなに大切なのか?

子どもの教育は「非認知能力」を鍛えるのがとても重要なのです。

この「非認知能力」とは、「忍耐力がある」とか「社会性がある」とか「意欲的である」といった人間の気質や性格な特徴のようなものを指します。一般的に「生きる力」といわれているものでしょうか。

重要な非認知能力:「やり抜く力」

「非常に遠い先にあるゴールに向けて、興味を失わず、努力し続けることができる気質」。

例えば、先生に「背筋を伸ばせ」と言われて、それを忠実に実行した生徒は成績が上がったと報告させれいます。

 

しつけを受けた人は年収が高い

この「しつけ」というのは(=嘘をついてはいけない、他人に親切にする、ルールを守る、勉強をする)のことで、親からちゃんと受けた子どもは年収が86万円高いという結果が出ています。
 

まとめ

今まで常識だと思っていた、褒めて育てるや、ゲームが悪影響などは実はすでに時代遅れになっていました。
逆に子どもをいい大学、いい企業に通わせたいと思ったら、幼少期だけに英才教育を受けさせて、親がちゃんと子どもにしつけをすることだと感じました。
やはりどんな状況でもめげずに最後までやりとうすことのできる、「生き抜く力」が最も大切なのですね。
 
最後まで読んでくださりありがとうございました。