1~3月に見た映画について総括します。

この期間に、全部で47本の映画を見て、そのうち劇場で鑑賞したものが31本でした。


というわけで、良かった順のリストを。

(★付きは劇場で鑑賞)


・2001年宇宙の旅★
・羅生門
・チョコレートファイター★
・マイマイ新子と千年の魔法★
・南極料理人★
・生きものの記録
・母なる証明★
・プリンセスと魔法のキス★
・インビクタス 負けざる者たち★
・マイレージ・マイライフ★
・アンヴィル!夢を諦めきれない男たち★
・スタンド・バイ・ミー★
・時計じかけのオレンジ
・ローマの休日★
・ロッキー
・ミリオンダラー・ベイビー
・渇き★
・ハート・ロッカー★
・ミスティック・リバー
・サベイランス★
・パンズ・ラビリンス
・紅の豚
・Dr.パルナサスの鏡★
・愛のむきだし
・シンドラーのリスト
・イヴの時間★
・時をかける少女(2010)★
・少年メリケンサック
・劇場版 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか
・フローズンリバー★
・フィールドオブドリームス★
・人生に乾杯!★
・ディア・ドクター★
・サンシャイン・クリーニング★
・涼宮ハルヒの消失★
・私の中のあなた★
・燃えよドラゴン★
・パイレーツ・ロック★
・時をかける少女(大林版)
・サロゲート★
・パレード★
・es
・グエムル 漢江の怪物
・フロム・ヘル
・かいじゅうたちのいるところ★
・ONEPIECE FILM STRONG WORLD★
・ゴールデンスランバー★


相変わらず、変なものが変な位置にあるランキングですw「南極料理人」とかそこまでの映画じゃないと思うんですけど、見終わった後の幸福感がすごかったからなぁ。

傾向としてはどうでしょうか…。洋画多め、アニメ多めってとこでしょうか。

あとは、意識して古典を増やしています。



さらにここから、新作を抜き出してリストにすると


・プリンセスと魔法のキス★
・インビクタス 負けざる者たち★
・マイレージ・マイライフ★
・渇き★
・ハート・ロッカー★
・サベイランス★
・Dr.パルナサスの鏡★
・イヴの時間★
・時をかける少女(2010)★
・フローズンリバー★
・涼宮ハルヒの消失★
・サロゲート★
・パレード★
・かいじゅうたちのいるところ★
・ONEPIECE FILM STRONG WORLD★
・ゴールデンスランバー★


という感じになります。16本か。

「マイマイ新子」は微妙な位置なので除外で。


じゃあ、これまでの記事で触れなかった作品の中から、少しピックアップして短いコメントを。

あらすじなんかは公式サイトで見られるので省きます。


・インビクタス 負けざる者たち

「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」というラジオ番組での評論を聴いて、評価がものすごく上がりました。すべては表現による戦いである、みたいな。ああいう読み解き方は、僕のもう一つのblogにおける曲考察に影響を及ぼしてる気さえします。評論はpodcastで聴けますし、映画もまだ劇場かかってますので、ぜひセットで触れていただきたいと思いました。


・渇き

「せっかく作った設定なんだから、これでたくさん遊ぼうぜ!」みたいな楽しさが、特に後半から伝わってきます。存在として変化すれば行動原理ももちろん変わるわけで、吸血鬼化したヒロインの豹変っぷりは当然の帰結でしょう。そこをあのテンションで描ける想像力が素晴らしいと思いました。


・ハート・ロッカー

まず第一に娯楽映画としてすごく面白いです。スナイパーライフルの銃撃戦、いつ相手の弾がこちらに飛んでくるかわからない緊張感が半端じゃない。「アカデミー賞受賞、戦争をテーマにした社会派映画」という上がったハードルは一旦置いておいて、まず楽しむのが良いかと。きっちり社会的なメッセージもあるようなのですが、それを読み解くには結構知識が必要なので(ラストに流れる曲の文脈とか)、解釈をするなら色んなレビューを読んだほうがいいかも知れません。


・フローズン・リバー

これ、たぶん世間的な評価は非常に高いのでしょうね。Twitter上とかでも絶賛の言葉をよく見かけますが、僕はどうもそこまで入れ込めなかったです。「貧困から、そして母としての愛情から、犯罪に手を染めていく」という根幹部分へ感情移入できない、そういうコードを持ち合わせていなかったということが原因だと思っています。この映画に関しては、「ここが良かった」という評論だけでなく、「なぜここが良いのか」という部分に厚い評論を読みたいです。


・涼宮ハルヒの消失

この映画に関しては、僕の主張は「より直接的に、作品愛と映画の評価が直結する」という感じです。3時間近い長尺であるにも関わらず、物語の密度はそれほど高くないんですね。で、そのギャップを埋めるために「普段と違うキャラの表情」がたくさん描かれると。ゆえに、作品愛が強い人はキャラの表情描写を楽しめるでしょうし、そうでない人には3時間は長くないか、という感じ。


「プリンセスと魔法のキス」とか「イヴの時間」についても書きたいことがたくさんある…のですが、キリがないのでこの辺で。これからもたくさん映画を見ていきますよー。