NTTドコモとソフトバンクモバイル、KDDIなど携帯電話各社は1日、電話番号だけでメールを送信できる簡易メールサービス(SMS)を、7月13日から他の携帯電話会社の端末に送信できるようにすると発表した。
世界では標準機能となっているSMSを強化することで“脱ガラパゴス”に一歩踏み出す考えだ。7月13日から第3世代(3G)携帯電話について、SMSの事業者間接続を開始する。
SMSは相手の電話番号を知っていれば最大150文字程度の短いメールを送信できるサービス。ドコモやソフトバンクではSMS、KDDI(au)は「Cメール」という名称でサービスを提供している。
日本では、各キャリアが独自開発したEメールサービスが普及しており、使用頻度の少ないSMSは同じキャリアの端末間でしか送受信できなかった。
一方、海外の携帯電話ではSMSが標準メールとして普及していたため、携帯電話5社は2008年秋から、国内でも相互接続ができるよう協議を開始。各社でシステムを改修し、キャリアをまたいだ送受信ができるように整備した。
これに伴い、携帯電話各社はSMSの送信料金を引き下げるほか、迷惑メール防止策を拡充するなど対応を強化。新たなサービスを導入する通信会社も登場しそうだ。
NTTドコモはこれまでSMSの送信料を、送信通知ありの場合1通当たり7.35円、なしの場合は5.25円としていたが、7月13日からいずれも3.15円に値下げ。
ソフトバンクも最大5.25円だった送信料を3.15円に引き下げる。ソフトバンク同士で料金プラン「ホワイトプラン」に加入していれば常に無料で使用できる。
KDDIは一部機種について半角で最大100字だったCメールの送受信文字数を140字に拡大。これまで対応していなかった文字の「改行」も利用できるようになる。迷惑メール対策として、送信限度数を1日当たり200通に設定した。
通信会社が開発したEメールが発達した日本の携帯電話システムは、世界では異端で“ガラパゴス携帯”と呼ばれる一因にもなっていた。