マスコミが報道しない原発問題の真実② | 中谷良子の落書き帳

中谷良子の落書き帳

核武装・スパイ防止法の実現を

★封殺された正しき声★

$Jellyの~日本のタブー~

副島国家戦略研究所主宰・副島隆彦氏

私が4月~ずっと問題視しているのは、冒頭で書いたとおり、日本政府とそれを背後からあやつるアメリカ政府が、福島第一原発事故後の日本の原子力政策の中心を

「福島第一原発の敷地を放射性廃棄物の最終処分場にする」という方向で進めようとしているということだ。

そして、

「今後の日本の原子力政策はあれこれ、ここで極秘で遂行されることになる。そのために20キロ圏内を完全封鎖する。この決定によって家に帰れなくなった住民たちにとっての地獄が始まる」と私は見抜いた。

福島原発の放射能拡散(放出)は、3月16日には止まった。
事態はあの時に収まったのだ。

だから、私は最後の危機であった15日の3号機の圧力抑制室の爆発があった日から4日後の3月19日に、原発から南8キロの地点までたどり着いて、そこから

「私たち日本民族は救われた。もうこれ以上の爆発はない。放射能の放出は止まっている。もう安心してください。今こそ大災害から復興しましょう」と報告した。

そして、

「政府はさっさと安全宣言を出して、避難した住民たちを家に帰して、ゆっくり自宅で寝てもらいなさい。そして復興の準備をしよう」と3月中はずっと書き続けてきた。

私は弟子たち7人と共に3月28日、29日に原発正面玄関まで行った。
幸運にも行けたのである。

正門前で放射線量を測定した。
さらに4月12日にも弟子たち2人と再び原発の正面玄関(正面ゲート)に来て放射線量の測定をした。

既に事故から丁度1ヶ月が経ち、正面玄関でさえ、わずか127マイクロシーベルトパーアワーであった。
こんな微量は恐れるに足りない。

ところが、この頃からどこからともなく大きな力が働いて、風向きが急激に変わった。
本当に危険だった3月半ばには、何の反応もなかったのに、

「放射能が危険だ」

「避難しろ、東京も危ない」

「関西、いや九州に逃げろ」

と書き出す者たちが4月になって大量に出てきた。
私は、この異様な逆風に苦しんだ。


一体、どういう者たちが「放射能が危ない」「放射能がこわい」と言い出したのか。
そのことを今も調べている。

この逆風(逆流)には大きな策略と罠が仕掛けられているようだ。
私は今もその背景の調査をしている。

理由の第一に「福島を核廃棄物の最終処分場にする。だから周辺住民を、放射能の危険で脅かしてなるべく自宅に近寄らせなくすることで現場から遠ざける」

という残酷な政策決定にあるだろう。

だからもう1回くらい

「○号機が再び危険だ。水素爆発するかもしれない」

という脅しを国民に仕掛けるだろう。
それは東電に対する厳しい批判に対する反撃と威嚇でもある。

★政府自ら広げた風評被害★

4月中もいろんな事件が続いた。
4月4日には、1万1500トンの汚染水がプールに溜まっていた。

そして、このほんの微量のまったく低濃度である汚染水を海に放出することが行われた。

その減ったところに2号機の地下に溜まった燃料棒に触れた高濃度汚染水と1号機の地下にあった200トン~700トンの汚染水を空になったプールに注入した。

そして、4月初めの低濃度汚染水(海側からの船による測量では、その後、事故前以上の放射性物質は測定されていない)の海洋投棄の問題が出た頃から、雲行きが怪しくなった。

4月初めには「震災復興会議」なる奇妙な審議会が立ち上がり、「復興税を国民から取る」と言い出した。
これで国民が一様にガッカリした。

「国民が大災害で酷い目に遭ったこんな時に復興税を言い出すようでは、日本の景気はもっと悪くなる。復興どころではなくなる」

と私は即座に考えた。
官僚たちは税金を取ることしか考えていない。

どんな非常時でも国民から税金を取ることしか頭にない財務省官僚たちの悪い性格がよく出ていた。
4月8日に西村肇(東大名誉教授)による、冷静な

「福島第一原発から放出された全放射性物質の量は、チェルノブイリ事故の全放出量(いろいろ数字はあるが、370万テラベクレル)の10万分の1である。最大に見積もっても(3月27日までの放出量は)全てで120テラベクレルだ。チェルノブイリの1000分の1である」

という主旨の記者会見と論文発表があった。
「万テラ」ベクレルと、ただの「テラ」ベクレルの違いに注目してほしい。

「万」が抜けると、1万分の1に減る。
ところが、このあと慌てた保安院と、原子力安全委員会が、

「福島第一原発の放射性物質の全放出量は、37万テラベクレル(安全委は54万テラベクレル)である。だから、チェルノブイリの10分の1である。従って自己評価レベルは、チェルノブイリ事故(これの全放出量を370万テラベクレルと考えているようだ)と同じレベル7である」

と、4月11日及び12日に発表した。

しかしその後もずっと、一体どのような科学的な根拠やデータを元にしてこの「チェルノブイリの10万分の1」の発表をしたのか保安院は明らかにしていない。

加えて同日に飯館村他4ヶ所を新たな計画避難区域に設定した。
「1ヶ月以内に、牛たちを処分して出て行け」という政治的な強要だ。

飯館村の住民の間に絶望感が広がった。
私はこの日、飯館村にいて住民たちの苦悩の表情と恐怖を目撃した。

この「チェルノブイリの10分の1。ゆえに事故レベル7」の政府発表で、日本国民が一様に青ざめて意気消沈した。
世界中に向かって「日本は相当危険な状態が続いている。日本は核汚染された」

と日本政府自らが愚かにも世界に向かって風評被害を撒き散らしてのである。
これで日本国は大きな打撃を受けた。

私は、4月後半の国論の大混乱と、このおかしな動き(逆風、逆流)によって、自身が相当のショックを受けた。
「まさか、日本政府がここまで愚かな行動に出るとは」と。

私はまさしくこの4月12日にはっきり書いた。

「もう大丈夫です。放射能の拡散、放出は収まりました。住民はさっさと家に帰って、自分の家でゆっくり寝ましょう。あんな汚くて寒い体育館なんかにいたら体を壊します。それから、皆で福島さんの野菜をどんどん食べましょう。こんな微量の放射能など人体(生体)に危険はありません」

と、その後も書き続けた。
今も、この考えに全く変わりはない。

誰が一体、「放射能は危険だ。やがて癌で死ぬ人が激増する。東京の人たちにも健康に影響が出る。避難しましょう」

という、愚か極まりない風評被害を撒き散らしたのか。
そしてなぜ、それが今も一部で続いているのか。

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