RYUKO式小型美容室ブランディング経営術

RYUKO式小型美容室ブランディング経営術

スタッフ数4、5人までの小型ヘアサロンが、
週休二日、スタッフ年収400万円、盆暮れ1週間連休、
一ヶ月先まで予約いっぱいを実現するには、
一人当たりの月間平均生産性80万円以上が必要です。
それを実現するための情報を配信しています。

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先日友人から、Facebookに投稿している写真を「ストロボ撮影より自然光やバウンスさせたほうが本当のツヤを見せやすいよ」というアドバイスをもらいました。




サロンワーク中にサクッと写真を撮っているので、ゴッツイ一眼レフとかは使ってません。古いコンパクトデジカメで撮影しています。
なので、バウンスとか難しいなーって思いました。
自然光も天気や時間で不安定だし、どうしようかなーと思ていました。




そしたら、その友人が、そんな私にもってこいのサイトを教えてくれました。
http://blogs.yahoo.co.jp/soauezazazahohohoho/33863278.html

です。




早速私もパンを買ってつくってみました。
そして、写真の撮り比べをしてみました。




ちょっとした光の当て具合で、写真てかわるんですよね
すごい面白いです。研究の余地がありそうです。




今後はこの辺の情報も色々投稿してみるのも面白いかなーって思いました。
今最新のコンパクトデジカメ使うともっといい感じになるのでしょうか?
詳しい方は色々情報ください。

価値が分かりにくい物や同じような物、
比べようが無いものには、
その価値を計る時は汗の量で判断されるらしいです。


先日NHKの番組で経済学者のプレゼンテーションを見ました。


その内容は、


ある夫婦が外出から帰宅し家に入る時、
家の鍵が無い事に気づきました。
そこで、鍵職人を呼び鍵を開けてもらう事にしました。


その鍵職人は、かなり手こずり「難しいなー」と何度も言いながら頑張って作業していました。


40分後やっとあける事が出来ました。
職人は汗だくです。冷や汗も混じっていたかもしれません。
そして120ドル請求されました。


夫婦は1時間近く家に入る事が出来無かったのですが、
喜んで
「頑張ってくれたね」
と職人に支払いました。
しかもチップまで払いました。


またある日、その夫婦が同様に鍵をなくし家に入れません。
また鍵職人を呼びました。


今度来た鍵職人はこないだの職人より歳がずいぶん上のようです。
そして、作業開始から10分足らずで簡単そうに鍵を開けてしまいました。



鍵職人は自慢げにしていました。
100ドル請求されました。


夫婦は、
「100ドルは高いんじゃないか?」
と文句を言いながら支払いをしました。


この話は良くある事かもしれないですね。
鍵をあけるという仕事は判断しにくい価値です。


職人側からすると、速くあけれた方がいい仕事。
お客様側からすると、頑張ってくれたらいい仕事。


経済はお客様に「価値が高い」と思わせないと成り立ちません。
この話で分かる事は、
「頑張っているところ、誠意などをどのようにお客様に伝えていくか」
を仕事をする上で外さないほうが良いということだと思います。


美容師さんでも、
「たった10分でかっこいいカットをする事が出来る」
「1日30人もカットしてるんだぜー」
という感じを目指している方も多いと思いますが、
その作ったデザインが誰にでも出来ない絶妙なものである場合のみ、
価値を感じてもらえるのだと思います。


普通のカットデザインだったら、
「適当に切られたー」
って思われてしまうかもしれないという事です。


例外もあるかとは思いますが、一般的には、
適度プラスαな時間をかけて丁寧に仕事をされると、
満足度が上がるのではないでしょうか。


カウンセリングでも同じで、
カルテに記入しながら、
対面でしっかりお話を聞くだけでも満足感違うと思います。


仕事とは作業のことではなく、
そういった事を考えて作業の中で表現していくことなのだと思っています。




美しい自然に囲まれた、
美しい庭園に癒されてきました。




週末になってくると、
肉体疲労とは違う疲れを感じるようになります。
その疲れが強いと、自分にゆとりがなくなるような気がします。


心のゆとりは、
質の高いお仕事をするにはとても大切だと思います。


私たちのサロンは、完全予約制で、
一人の担当者が全ての行程を行うシステムなので、
一日おかかりする人数も多くありません。
しかも、長いおつきあいのお客様も多いので、
プレッシャーや緊張はそんなに強くない環境だと思っています。
週休二日ですし。



なのに、
なぜ疲れるのだろーといつも疑問に感じていました。




最近思うのは、
きっと、心も頭もフル回転で技術やコミュニケーションをしていると、
心や頭にバグ(思いの破片)
みたいな物が少しずつ蓄積していくのかなーって感じがします。



例えば、お客様から色々なご要望や悩みをお聞きします。



サロンには占い部屋みたいなカウンセリングルームがあるので、
対面でしっかりお聞きしているので、
そのお悩みにライフスタイルや精神的なストレスのことや、
体調面のことも絡んだりする事は頻繁になります。



そのようなカウンセリングをしているなかで、
実際デザインに反映できる事や、
美容師として引き受けれる事、
お客様の時間やコストでの都合で受けて頂ける事などが、
リクエストされた全ての事を解消できたり満たすことができない事も多いです。




その満たせれなかった不完全燃焼の部分が破片となって、
潜在的に頭や心に残っていくのかなーって感じもします。



また、美容師って、
ほどよい距離感があるのか、
お客様は日常やお仕事や家庭などの色々なことを話して頂けます。



これはとってもうれしい事です。



ですが、美容師も人間です。
そのお話の内容に、
深く共感できる内容や出来ない内容など色々あります。



共感は出来ないけど、
深くお聞きすることで、
お客様の心がスッキリする事も大切かなって思っています。




そういったジレンマもバグになっていくのかなーって思います。



しかし、これはどうしようにも無い事だと割り切っています。
お互い人間ですし、考え方も価値観も経験も全く違いますから。
ですが、この心のバグを放っておいてはダメだと思います。



肉体の疲労は、
寝たりエクササイズしたり、
スパにいったりで癒されます。



心のほこりは、
美しい物に触れるのが一番だと思います。
美術や音楽の文化もいいですし、
自然に触れるのもいいと思います。




私がテッパンで癒されるのが、
自然をさらに美しく形にした庭園です。
見たり触れたりしていると、
仕事や日常の事を考えようと思っても、
なかなかスイッチが入りません。





心や頭がリセットされて、
「ただいまメンテナンス中」
って感じがします。
人にとって美しいものは心の豊かさを創るのに欠かせないんだなーって実感します。





人によっては、刺激を求めるように、
遊んだり騒いだりで心をリセットされる方もいらっしゃると思います。




私の考えでは、
人間も自然から生まれた自然の一部だから、
元に戻す(リセット)には、
やはり自然に帰るのが潜在的に心が求めている事なんじゃないかなーって思います。




私の理想は、サロンそのもの、
または、その隣がそんな環境や空間になっていることです。
いつかそうありたいです。


今日、「届くのが楽しみだったー」って言いながら
うれしそう注文されていた商品を取りに見えた方がいらっしゃいました。


私は昔から、商品の宣伝をお客様にするのはものすごく嫌でした。
嫌だったのでやりませんでした。
今もやってません。サロンにも目立つところには商品を飾ってません。


「おすすめのワックスはなんですか?」
って聞かれるのが一番辛いですね。
売るものを置いていないので・・・
スタイリング剤を使って仕上げる事が少ないので、
正直ワックスの事は詳しくなれないんです。


また、◯◯キャンペーンとかそういうイベントも好きではないのでやりたくありません。
人を煽るのが嫌なんです。
その方の必要なタイミングで必要な物をご購入頂く方がうれしいです。


ですが、宣伝やキャンペーンをしなくても、
商品をご購入頂くお客様はスゴく多いのでとてもうれしいのです。


最近で言うと、4月に発売開始した「ヘアビューロン」という熱で傷まないコテが、
今日までに、顧客の20%の方が購入して頂いています。


キャンペーンも何もしていません。
宣伝もしていません。
完全予約発注です。
今日も「届くのが楽しみだったー」
って言いながらうれしそう取りに見えた方がいらっしゃいました。


私はここ10年は提案している商品をほぼ変えていません。
もちろん時代や技術革新に伴って商品そのものがレベルアップしたり、
私自身もっといい物が無いかリサーチしていますが、
選抜メンバーはあまりかわっていません。


髪の本質的な美しさをテーマにしていますので、
私も含め、スタッフ全員その商品をずっと使い込み、
キレイな髪を実現しています。
私は38歳ですが、今の自分の髪が一番好きです。


そんな感じで仕事をしているので、
お客様から興味を持って頂いたり、
私たちもお客様と同じ目線でお話しできるので、
宣伝活動をしている実感を持たずに商品をご提案できているのだと思います。


「聞かないと話してくれないし、欲しいって言わないと売ってくれないよねー」
って良く言われます。


ちなみに、当サロンの売上構成ですが、
技術売上:商品売上は2:1です。
この数字が良いのか悪いのか分かりませんが、
大きく変動しない数字です。






私は、小さい頃から「ルパン三世」「シティーハンター」が大好きでした。その頃は無意識に好きだったのでしょうが、今になって考えると、4人ぐらいのチームで、主役はいるものの、他のメンバーも主役級に個性が強く、自然と集まって目標を達成するという部分が好きなんだと思います。


今でも、「レバレッジ」という海外ドラマにはまっています。
「ワンピース」も個性の集まりですが、
個人的には人数が多すぎる感じがしてしっくりこないです。


私の仕事のチームは5人です。
自分含め美容師3人、コンシェルジュ1人、プレス1人です。
スゴく働きやすいです。


会議も月に2、3時間するだけです。
朝礼や終礼も顧客の確認事項ぐらいでフランクです。
マニュアルなんてありません。サロンワーク中は上下関係なんてありません。
誰が店長なのかも分からない雰囲気です。
一番年下のコンシェルジュが店長って思われる事があるぐらいです。


それでも、会社はレベルアップしています。
個人個人もレベルアップしています。
小型のサロンだからできる組織運営だと思います。


この少数精鋭のチームがまとまるには、「信頼」が欠かせません。
この信頼は、
「信頼されるようにする」ではなく

「信頼する」という事です。


相手の技量がどうあれ、信頼するしかないのです。


そして、キャリアや年齢がどうあれ、
そのポジションのプロとして認めて、
同じ目線で対等につきあう必要もあります。


よく、受付は下、シャンプーマンは下、
スタイリストが上、店長が上
という縦のつながりを小型サロンでも作ってる場合があるようですが、
私からすると、すごくもったいないと思います。
人は認められると育ちます。
上に立ったと思うと落ちていきます。


大型のサロンでは競争が激しいので、
縦のつながりは切磋琢磨なエネルギーがでていいと思いますが、
小型サロンでは、フラットな組織の方がいいと思っています。


リーダーは、向かう方向を示して率先したり、
メンバーの特殊能力を引き出したりするだけでいいと思います。
ただ、それを怠るとあっという間に崩壊する可能性があります。


私の少数精鋭チームはこんな感じで、
美容業会の平均生産性の2倍ほど売り上げています。
スタッフの年収も平均の2倍近いです。週休二日です。
慰安旅行は思いっきり遊びます。
盆暮れも1週間ほど休めています。


小型サロンの経営者や店長さんも、
そんな感じで組織を作ると面白いと思いますよ。