お金は汗に払われる | RYUKO式小型美容室ブランディング経営術

RYUKO式小型美容室ブランディング経営術

スタッフ数4、5人までの小型ヘアサロンが、
週休二日、スタッフ年収400万円、盆暮れ1週間連休、
一ヶ月先まで予約いっぱいを実現するには、
一人当たりの月間平均生産性80万円以上が必要です。
それを実現するための情報を配信しています。


価値が分かりにくい物や同じような物、
比べようが無いものには、
その価値を計る時は汗の量で判断されるらしいです。


先日NHKの番組で経済学者のプレゼンテーションを見ました。


その内容は、


ある夫婦が外出から帰宅し家に入る時、
家の鍵が無い事に気づきました。
そこで、鍵職人を呼び鍵を開けてもらう事にしました。


その鍵職人は、かなり手こずり「難しいなー」と何度も言いながら頑張って作業していました。


40分後やっとあける事が出来ました。
職人は汗だくです。冷や汗も混じっていたかもしれません。
そして120ドル請求されました。


夫婦は1時間近く家に入る事が出来無かったのですが、
喜んで
「頑張ってくれたね」
と職人に支払いました。
しかもチップまで払いました。


またある日、その夫婦が同様に鍵をなくし家に入れません。
また鍵職人を呼びました。


今度来た鍵職人はこないだの職人より歳がずいぶん上のようです。
そして、作業開始から10分足らずで簡単そうに鍵を開けてしまいました。



鍵職人は自慢げにしていました。
100ドル請求されました。


夫婦は、
「100ドルは高いんじゃないか?」
と文句を言いながら支払いをしました。


この話は良くある事かもしれないですね。
鍵をあけるという仕事は判断しにくい価値です。


職人側からすると、速くあけれた方がいい仕事。
お客様側からすると、頑張ってくれたらいい仕事。


経済はお客様に「価値が高い」と思わせないと成り立ちません。
この話で分かる事は、
「頑張っているところ、誠意などをどのようにお客様に伝えていくか」
を仕事をする上で外さないほうが良いということだと思います。


美容師さんでも、
「たった10分でかっこいいカットをする事が出来る」
「1日30人もカットしてるんだぜー」
という感じを目指している方も多いと思いますが、
その作ったデザインが誰にでも出来ない絶妙なものである場合のみ、
価値を感じてもらえるのだと思います。


普通のカットデザインだったら、
「適当に切られたー」
って思われてしまうかもしれないという事です。


例外もあるかとは思いますが、一般的には、
適度プラスαな時間をかけて丁寧に仕事をされると、
満足度が上がるのではないでしょうか。


カウンセリングでも同じで、
カルテに記入しながら、
対面でしっかりお話を聞くだけでも満足感違うと思います。


仕事とは作業のことではなく、
そういった事を考えて作業の中で表現していくことなのだと思っています。