大怪我
僕は大人にもなって大怪我をした。学生時分は、怪我なんて勲章みたいなものでむしろ自慢していた様だった気がする。(自分だけかもしれないが)
大学の時の先輩とフットサルをしている時に事件は起きた。
時間ギリギリに着いた僕は急いで着替えてストレッチをしていた。それを見た先輩は「すごいストレッチやるなお前」といい、僕は「怪我が怖いですからね」といって笑った。
15分後僕は怪我をした。しかも笑えないほどの。
高校生の時にバスケで靭帯を切っているため、捻りやすかったのだ。普通きった人は運動する時に専用のサポーターをするのだ。怪我をしてから10年経っているため、まんまと気を抜いていた。1時間半見学。そして這うように池袋から千葉まで帰ってきた。とてつもなく道のりは長く感じた。
翌日、急いでお店のオーナーに連絡する事に。これはびっくりした事なのだが、怪我をした際はやけに冷静になる。高校時分は今後バスケができるかどうかを倒れた瞬間考えていた。今回は仕事どうしようだったのだ。自分が大人になったことを感じた瞬間だった。
連絡するときに怪我した理由を打とうと思ったのだが、フットサルで怪我なんて恥ずかしくてすぐ打てず、嘘つくかどうかを全力で考えた。しかしほぼ確実にボロが出てくるのと、嘘つき続けるしんどさを想像したら、もう正直にフットサルと打っていた。オーナーも何て返せばいいか困っただろう。僕だって逆の立場だったら返信に困るな。
「大変だったね。体は大事にしてくださいね。」
色々な優しさを感じた。