『母笞』伯兪有過。其母笞之、泣。其母曰、「他日笞子、未嘗見泣。今泣何也。」対曰、「他日兪得罪、笞嘗痛。今母之力不能使痛。是以泣。」『説苑』・巻三・建本より伯兪過(あやま)ち有り、其の母之を笞(むちう)つに、泣く。其の母曰く、「他日子(し)を笞つに未だ嘗て泣くを見ず。今泣くは何ぞや」と。対へて曰く、「他日兪罪を得しに、笞(むち)常に痛し。今母の力痛ましむるあたはず、是を以って泣く」と。