変えていきたいもんだ☆
そこには、痛みもなく
感じる、優しいまなざし、降りそそぐ
心象風景の具現化
僕たちは知っている
残酷な現実を逃れるその術(すべ)を
このまま揺蕩(たゆた)っていれたら
でも今日も、日常に戻ってゆく
ここも言うほどに、悪くはないだろうか
少しずつでいい
いい方向に進んで行きたい
大仰なことを言う必要はない
少しずつでいい
現実を変えて行きたい
たぶん忘れないもんだ☆
打ち建てられた金字塔
見上げるほどに、高く
倒れることのない金字塔
雲上までも、到達しそうなほどに
もう神でさえ、その頂(いただき)に触れることは容易ならざり
その塔は、人の思いが折り重なり、かたちを成す
決して届かない憧憬
たとえこの大地が滅んだとしても
その輝きは永遠に失われないだろう
僕たちは、その存在を忘れない
あの日とは少しちがうもんだ☆
めぐる季節
ゆっくりと流れていく時間
でも振り返ってみれば、あっという間だったり
ふと、自分に問いかけてみたり
春、夏、秋、冬
二度と訪れないシーズン
まっすぐに見送る
ふと湧き上がる、憐憫(れんびん)の情
あの日見たような風景
これはデジャヴュ?
でもやっぱり、あの日とは少しちがう景色
変わっていくもの
変わらないもの
その全てが……いとしい
また歩き出せるもんだ☆
灼熱の空気を吸い込む
ひどく、のどが渇く
ここは荒涼たる砂漠
眼前には、ゆらゆらと蜃気楼
意識がうすれてゆく・・・
これほどのものとは、思っていなかったんだ
どれくらい歩いただろうか
前方に、何か光り輝く空間が見える
あれは夢? 幻? それとも…
そこはオアシスだった
しばしの休息と、癒やし
そしてまた、歩き出せる
夏の終わりに似ているもんだ☆
ここは透明な国
気持ちを加速させ、心の壁が透けて見える世界
ここでは、すべてが現実以上にリアル
想いは人それぞれ
電脳コイルのような、景色の融合
まぶしい花火が上がる
うん、その色もいいね!
こういう形はどう?
今日も、たくさんの想いが打ち上がる
その景色はすこし、夏の終わりの寂しさにも似ていて……
でも気がついたよ
終わらない夏が来ていたことに
そんな世界に、足を踏み入れていたことに
歌わずにはいられないもんだ☆
今すぐ進まなくっちゃ
不意に思ったんだ
この、もやもやした気持ち
どう表現していいのかも分からないけれど
歌わずにはいられない
行こう
人生は行動だ!
何かを変えたい
何かを成したい
抑えきれない気持ち
民族とか、性別とか、立場なんかを越えて
表現を求める魂
僕たちはここにいる
この時を生きている
分かり合えたり合えなかったりするもんだ☆
この世界と僕とのあいだの、違和感。
君と僕とのあいだの、距離感。
なにが、君の心にその色を映し出すの?
なぜ不意に、悲しくなるの?
フリッパーズギターが歌っていたよ
♪分かりあえないってことだけを 分かりあうのさ
そうなのかもしれない…
でも、分かりあえることだって、あるはずなんだ
身体を突き抜けるもんだ☆
鳴り響いてくる……
キックドラム
ハイハット
からむクラビ
うねるオケヒット
身体を突き抜ける、このグルーヴ
心を突き抜ける、このショック!
空間を包み込んでしまう、このヴォーカル
ディーヴァの自虐
突如割り込む神の声
混沌の中の整然
共に目指そう
起ち上がった人々
それは、ホルスたちだったろうか
垣根を飛び越える人々
それは、ドロシーたちだったろうか
コンシューマー・ジェネレイテッド・メディアの、美しい結実
今僕は、何かを信じられるかもしれない