活性酸素 | りょうちんのブログ  ~思えば遠くへ来たもんだ~

活性酸素

職場にコラムを提出する機会があったので、上げてみますたノシ



「活性酸素」って聞くと、なんだか体に悪そう・・・というイメージが浮かびますよね。
そもそも、酸素と活性酸素って、どうちがうのでしょうか?



活性酸素とは「酸素が化学的に活性になった化学種」のことで、
広い意味では、一酸化窒素、二酸化窒素、オゾン、過酸化脂質なども含むそうです。
うーん、これだと、よく分かりませんね。


体内に酸素が送り込まれると、酸素は活性酸素に変化します。
本来は、体内に侵入した細菌やウイルスなどの敵の攻撃から、体を守るための物質です。
しかし、これが増えすぎてたまってしまうと、内臓や皮膚、骨などの組織にダメージを与えます。
老化やガンや生活習慣病などの原因になるといわれています。


活性酸素が大量に発生しやすい条件として、
○激しい運動をした時
○細菌やウイルスに感染した時
○強いストレス状態にある、その状態が続いている時
○紫外線や排気ガスなど大気汚染にさらされている
○食品添加物を摂取
○ダイオキシン、電磁波などの環境要因

などが挙げられます。

さあ、ここで登場するのが、スカベンジャーです。
スカベンジャー (Scavenger) とは、廃品回収業者の意味で、文字どおり身体の中で生じた廃棄物でもある活性酸素を、無害なものに変える働きをします。
スカベンジャーは、たんぱく質やミネラル(亜鉛、鉄、銅、セレニウム、マンガン)などを原料にしてつくられます。
食物に含まれている抗酸化作用成分を摂取することによって、活性酸素をできるだけ退治しましょう。

代表的な抗酸化作用成分として、
●ビタミンC
レモン、いちごなどの果物、緑黄色野菜に多く含まれます。

●ビタミンE
ごま、うなぎ、ピーナッツなどに多く含まれています。

●カロチノイド(ビタミンA)
特に緑黄色野菜などに多く含まれます。トマトに多く含まれるリコピンも注目です。

●亜鉛
牡蠣(かき)やレバーなどに多く含まれます。

●セレン
イワシ丸干し、シラス干し、小麦胚芽などに多く含まれています。

●フロアントシアニジン
赤ワインにたっぷり含まれています。

●カテキン
緑茶に多く含まれています。


その他コーヒーの香りの成分であるクロロゲン酸、大豆や味噌・醤油に含まれるサポニンなど、ブロッコリーや菜花などのアブラナ科の植物のみに含まれるイソチオシアナートと呼ばれるイオウ化合物など。

こうした栄養素や成分を複合的に含んでいる野菜や果物などを、幅広く食べるのが効果的だそうです。

さあ、今日からあなたも、レッツ・スカベンジャー!