親って子供のことを心配するのはええねんけど、
なんか、人よりも劣っているって部分があると感じると
「なんとかせな」みたいに勝手に思ってしまうみたいや。
みんなとおんなじやったら安心すんねんな。
今なんか、いろいろと個性のある子や
ちょっと脳の特性が人と違っていたりする子も多いみたいやから、
(そういうのがわかってきたって言うた方がいいのかも)
今までのような、
「みんなと一緒」が安心材料にはならへんと思う。
そんなんいうても将来が心配って親は勝手に思うわけやねんけど、
そんなん、子供が仕事をしだしても、
いつまでも親が子供の世話をしてたら
余計に子供があかんようになってまうわ。
才能や本領を発揮でけへんなるで。
むしろ、親の方から一人住まいでもさせて
親の目が届かんような状態にする方がええと思うで。
ひょっとしたら、
悪い奴に騙されて高価ないらないものかわされるかもしれへん、
食生活が悪くて体の調子を悪くするかもしれへん、
お金使いすぎて借金するかもしれへん。
それでも、その子の人生や。
そういう時期でもあり、そういう経験をして成長するんやと思う。
親は、そんな、危険な経験をさせないように、
転ばぬ先の杖になろうとすんねん。
でも、多少は転ばさなあかんと思うで。
そうせな、その子自身が気づかんねんから。
気付く子は転ばへん。
(ほかの事で転ぶかもしれんけどな)
親は親としての存在だけあったらそんでええと思うねん。
どんな子でも、親の前の態度や言動と違う姿で仕事してたり、人と接したりしてるんやわ。
知らんのは親だけや。
自分の子やから「もっとできるはず」って期待もこめて思うのは勝手やし、
「かわいそう」と心配するのもかってやけどな、
親子といえど、別の人間やからなぁ。
どうなっても自分の子供であることは間違いないし。
ただ見てるだけでええんとちゃうのん。
子供を決めつけんように気を付けたいな。
小松叡弘