今日は母に息子の

小さい時の話を聞いた。

 

というより

母はしゃべりだすと

湯水の如く

想い出話があふれ出る

 

「ほんまにあの子は

 小さい時大変やったなぁ

 やんちゃやし

 走り回るしえーんえーん

 

 

母が保育園に迎えに行くと

 

片手に三輪車を持った状態で

滑り台を登り

 

滑り台の階段に三輪車を

ガタンガタン打ち付けながら

 

滑り台の上まで

持って上がって

滑り台のてっぺんで

三輪車にまたがり

 

母が

あーーーガーンっと

思った瞬間

 

 

滑り台を

三輪車で

ものすごい勢いで

滑ってきたと。

 

 

えーガーン

そんなん知らん。。。

 

ものすごい

悪い顔でニヤリ

ニマニマしながらグラサン

いたずらばっかりしてたと。

 

先生もあっと

思った瞬間

塀によじ登り

幅の狭い塀の上を歩いていたとか。。チーン

 

 

私の知らなかった息子のことを

得意げに語ってくれる。

 

 

とにかく

活発で

走り回ってた。

 

じっとしてるのが嫌いだからか

子供のころ流行った

ゲームもあまりしなかった。

 

買ってほしいと

言われた記憶もあまりない。

 

 

病気になって

抗がん剤の治療を終え

移植を終えた時も

 

今、何をすべきかを

考えて行動していたね。

 

 

そして、

ふと、このスローガンをみて

はっとした。




 

 

これは亡くなる1ヶ月半ほど前に

作って欲しいと言われた。

 

最初は手で書いていたけど

文字もあまり書けなくなっていたので

パソコンで

人差し指だけでキーを叩いて

作成していた。

 

書式は私が言われたとおりに

設定した。

 

気になったのは

 

「ひたむきにただ想え

 気高く 強く 一筋に」

 

これを読んだ時

思考は現実化すると

言うことも知っていたから

単にそういう意味だと思っていたけど

 


もう、想うことしか

出来なくなっていた

ということなのか。。。

 

 

あらゆる努力をしたが

さすがに

もう動けない。

 

万策尽き果てたと

思っていたのか。

 

このころに

1枚だけ撮った写真がある。

 

その息子の写真を見て

 

「あ。。。。。

 僧のよう。

 もうすでに

 心は

 あちらの世界にいて

 悟りを開いているような

 状態ですね。」

 

と、nannanさんに言われた。

 

気高く

 

強く

 

一筋に。

 

 

 

立派な人生だったと思うよ

 

お母さんは

一生かかっても

Rに追いつけないね。。。