今日で、高校野球も終わり。

 

本当に、夏が終わった感じ。

 

まだまだ暑いけど。

 

 

野球、好きだったな。

 

特にキャッチボールが好きだった。

 

野球を本格的に

やり始めたころに

白血病を発症。

 

 

高校、大学含めて

2度の移植。

 

再発4度。

 

よっしゃ!

がんばるぞ!

って思った時に

いつも再発していた。

 

そのたびに心が折れた。

 

高校のユニフォームも

あまり使用することなく。

大学のユニフォームも

綺麗なまま。

 

 

そして、辛い治療。

 

自分だけが

どんどん置いて行かれる寂しさと

恐怖。

 

一切弱音を吐くことなく

病院でもひまわりのように

明るかった。

 

入院中は、

二度の夏の高校野球と

一度の春の選抜を見ていた。

 

うらやましそうに

じっと見ていた。

 

 

息子の目には

さぞ、高校球児たちが

キラキラ輝いて見えたに違いない。

 

勝っても、負けても

高校球児の汗と涙が

眩しかったんだろうな。

 

 

大学の1回生の時が

一番楽しかったと言っていたけど

思う存分野球がやりたかった

と。

病気になるといつも言う。

 

学生コーチをしている時は

野球ができなくても

それが、天職だと思っていたが

それでも

ノックはできた。

バットを振ることはできた。

 

キャッチボールもできた。

 

ボールに触れることはできる。

 

 

昨年の今ごろは

ほとんど動けない中

キャッチボールがしたい。

 

打ったり走ったり

できなくてもいいねん。

 

じゃあ、とりあえず、

キャッチボールが

できるようになるまで

リハビリがんばろ!

 

 

お母さん、

キャッチボール付き合うで!

 

と、約束した。

 

高校野球を見ていると

いろんな涙があるが。。

 
 

結局、キャッチボールすらできずに

旅立ってしまった

息子の無念を思うと

また涙があふれてきた。