私は普段、ほとんどテレビを見ないのですが(笑)
 
実は一つだけ心待ちにしている番組があります
 
それは、お笑いコンビのサンドウィッチマンが
 
司会を務める「病院ラジオ」です
 
この番組の魅力は、伊達さんと富澤さんが
 
心を込めて患者さんの話に耳を傾ける姿にあります
 

 

 

 
特に司会の伊達さんは
 
実際にがんを患った経験があるそうで
 
ゲストとしてやってくる患者さんに対し
 
その言葉遣いや表情からは
 
優しさと温かさが伝わってきます
 
病気の話は時に深刻になりがちですが
 
彼らはお得意のユーモアを交えながら
 
話し手の患者さんの心の負担を軽くしてくれます
 
主観的な考えやアドバイスを控えて
 
本人の頑張りを認めたり
 
支えてくれる人々に目を向けたりすることで
 
心の奥底にある気持ちを引き出すのです
 
その様子を見ていると
 
まさに「聞き方のプロフェッショナル」だと
 
尊敬の念を抱きます
 

 

 

 

 

 
先日、番組に出演していたのは
 
とても可愛らしい16歳の女の子でした
 
彼女は先天性の病気を抱え
 
小さい頃から入退院を繰り返し腹痛にも苦しんでいました
 
また、人工肛門ストーマを使用していると話します
 
そんな彼女が、伊達さんに向かって
 
「普通の人が突然こうなったら辛いと思うけれど
 
私は小さい時からこんな生活だからこれが当たり前」
 
と言ったその言葉に深い感慨を覚えました
 
(私の記憶をたよりに書いています)
 
 
 
私はふと、少し前にお話を伺った
 
60代の患者さんのことを思い出しました
 
その方は大腸癌を患い
 
ストーマを付けなければならない状況に
 
「そんな状態で生きていくのは嫌だ」と
 
苦しさを訴えていました
 
お気持ちを考えると何も言えなくなり
 
私はただ黙って頷くことしかできませんでした
 
 
 
なぜ、そんな辛い病気を抱えながらも
 
彼女は頑張れるのかと尋ねると
 
「長い間、支えてくれている家族や医療従事者に
 
感謝しているから頑張れる」と・・
 
私は彼女の強さと優しさに感動しました 
 

 

 

 
時として病気や苦悩、悲しみは
 
自分自身を見つめ直し
 
人として成長する大切な瞬間をもたらしてくれます
 
私は画面の中の愛らしい彼女を見つめながら
 
「もう十分頑張ってるよ…」と涙が溢れました
 
 
 
ひとが病気や苦しみを抱えながらも
 
その中で見せてくれる心の強さ
 
支える人々への感謝や思いやり
 
そんな姿から私たちも
 
多くのことを学ぶことができるのです
 
 
 
この番組を通じて彼女や他の患者さんたちが
 
どれだけ真剣に自分の人生や生命と向き合っているのか
 
そして、私たち人間が本来持つべき心根を
 
そっと気づかせてくれるのです